メインコンテンツへスキップ
見出し画像

全ては妄想である 全ては現実である

    前観た時は謎解きにばかり気が行って、この作品の本当の良さに気付けなかった。

    終末のイメージが美しく語られた作品として印象に残る。

    キャサリンを演じるマデリン・ストウの端正な、クラシカルと言ってもいい美しさが悲劇に似合う。

    キャサリンの存在が悲劇を際立たせる。

    コールは彼女と関わることで悲しみを深める。

    人生や世界への愛着を思い出さざるを得ないから。

    時を遡り、過去から見た未来のために行動を起こすことは矛盾に満ちる。

    コール は混乱する。

    どちらかを否定しなければ自分の精神の軸は回転し続けるばかりで、無限に徒に在り続ける。

    詩のようなクリス・マルケルの『ラ・ジュテ』を超えてる。

    ギリアム監督の最高傑作。


    2010-8-13



    12モンキーズ/テリー・ギリアム


    Twelve Monkeys
    1995

    Director : Terry Gilliam
    Writers : Chris Marker, David Webb Peoples, Janet Peoples
    Composer : Paul Buckmaster
    Cinematographer : Roger Pratt

    この記事が参加している募集

     
     
     

    IFILM

     
     
    10代の頃から書き溜めてきた映画の感想を公開しようと思う

    あなたへのおすすめ