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クスノキの神様に願った。

     願ひて叶うや 素知らぬ顔

     毎度の如く、この私は思う。また、そっぽを向く、と。
     
     日に二度、足繁く通う者が居る。この私の住処に。
     銭を八文、投げ入れる。木の枝を一、笹の葉を二、獅子の口に詰め込む。
     この括り。私の元へと願ひが届く
     
     <<<どうだろうか、この者。願ふ先に私が居ない。はて、不思議なものだ>>>

     叶ふ先に、途端に足が向かなくなるのは、この住処。この度は、四十文でお釣りが来た。
     私の力は、この地。そして、願ふ者達は、その血を。只々思ひ出すだけ
     
     <<<思ひ出せ、思ひ出せ。この地を、この血よ>>>

     さすれば天は応へるべく、閉ざした道を光指す。
     しかし、悲しきことに、途端に足が向かなくなるのは、この私の地。
     そうして、その血をまた、忘るる。
     事の顛末は、如何にしても同じく。

     楠の思ひ、叶ひて届くは、貴方の血。

     
     
    エッセイ、コラム、超短編小説、日常日記、イラスト、映画・読書感想など。 ⭐️半導体とアルベルト・アインシュタインヲタク。 一部の記事はcode変換可能。全て英語に直しtとwを抜く。全て3語目のみ抜き出し{html}{http}/{3E}/{atmp}{www}の後にtを足す。

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