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運試しうんこ(410字)ショートショートnote杯延長戦、爪毛の挑戦状

    氷堂出雲

    爪毛さんの記事を久しぶりに見に行った。
    「爪毛の挑戦状」、どんなお題があったかな?

    そこで、驚くべき記述があった。

    (追加分)
    ・うんこは踊る
    ・運試しうんこ
    ・よみがえるうんこ

    なんと、うんこのお題が三つも追加されている!

    この挑戦状は、私が受けなければ誰が受けるのだと、仁王立ちする氷堂出雲。
    (あ、皆さん、気軽に書いて下さいね)

    では、さっそく。
    ーーーーーーーーー


    道路にうんこが落ちていた。なのに、みんな気にせず、歩いている。

    あ、踏んだ。

    でも、変形していない。みんなには見えないし触さわれない。でも、僕はどうだろう。見えるのだから触れるかもしれない。

    そうだ、運試しだ。

    触れたら、幸か不幸かわからないが、
    それは後で考えよう。
    靴のつま先をうんこに向かって突き出す。

    突然、うんこが宙に浮き、顔の前、空中で停止した。

    「私は運の女神。あなたを幸せに導くわ」
    とても綺麗な声だった。声を聞いているだけで幸せな気分になれる。

    うんこは僕の左の肩の上に乗った。触ってみるとツルツルしていて臭いもない。

    それ以来、何かを選ぶときにはアドバイスをくれるし、寂しいときには話し相手にもなってくれる。

    「呼ばれた時以外は、何も見てないし聞いてない。監視してないから安心して」

    だから、気にしない。

    でも、左を向くと生々しいうんこが肩の上に乗っている。

    僕は、いまだにあの時の運試しで幸を引いたのか、不幸を引いたのかわからない。

     
     
     
    ・ソニー・ミュージックエンタテインメントのドラマ原案コンテストにてグランプリ受賞。ドラマ化。 ・第20回Yomeba!で優秀作 ・エブリスタ超・妄想コンテスト年間選出数11位(2021年) ・島根県文芸公募 金賞 その他はプロフィールページで

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