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Photo byh_fujieda

こいの居酒屋

    あきのよる
    おさけを飲むのは
    あめのよる。


    幸せそうな人を見ると、
    代わりに空が泣くんです。
    きっと偶然よね。


    そんな凍えるあめ、
    片意地張って
    あるくよる。


    他人の幸せ
    知らないほうがいい


    あまつぶが
    わたしのかおに。

    それで


    ごまかせるものも、あるんです。


    それはこの世にひとつ


    おんなごころよ……


    いい時間。丁度、居酒屋に着きました。


    あしたでも、きのうでもなく、


    こんや。


    こいのよるの、


    始まりに……



    のれんが
    あめにぬれて
    ひとこと言いたそう。


    [お帰りなさい。]

    と。

    #創作大賞2026 #オールカテゴリ部門

     
     
    歌謡曲の世界観が好きなんです。歌謡曲の歌詞を文学の詩にしました。歌謡曲短詩と言います。オリジナルです。ちょっと覗いていってほしいな。大人の恋、湿度や情緒。あります。悲恋の美しさを感じてください。ここに居る女性達は、静かに、そっと、生きてます。

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