
こいの居酒屋
あきのよる
おさけを飲むのは
あめのよる。
幸せそうな人を見ると、
代わりに空が泣くんです。
きっと偶然よね。
そんな凍えるあめ、
片意地張って
あるくよる。
他人の幸せ
知らないほうがいい
あまつぶが
わたしのかおに。
それで
ごまかせるものも、あるんです。
それはこの世にひとつ
おんなごころよ……
いい時間。丁度、居酒屋に着きました。
あしたでも、きのうでもなく、
こんや。
こいのよるの、
始まりに……
のれんが
あめにぬれて
ひとこと言いたそう。
[お帰りなさい。]
と。

あきのよる
おさけを飲むのは
あめのよる。
幸せそうな人を見ると、
代わりに空が泣くんです。
きっと偶然よね。
そんな凍えるあめ、
片意地張って
あるくよる。
他人の幸せ
知らないほうがいい
あまつぶが
わたしのかおに。
それで
ごまかせるものも、あるんです。
それはこの世にひとつ
おんなごころよ……
いい時間。丁度、居酒屋に着きました。
あしたでも、きのうでもなく、
こんや。
こいのよるの、
始まりに……
のれんが
あめにぬれて
ひとこと言いたそう。
[お帰りなさい。]
と。