18万インプレッションより強い2万インプレッション。noteの新データを分析してみた
noteのダッシュボードで、「インプレッション」と「ページビュー」が分かれて見えるようになった。
正直、最初に思った。
「私、けっこういけてるじゃん😗」
いちばん多い記事は、18万インプレッション。
次の記事も16万インプレッションを超えていた。
もちろん、うれしい。
でも、数字を眺めてニヤニヤするだけでは、ちょっともったいない。
今回の数字は、
インプレッション → ページビュー → スキ
という順番で見ると、「なぜ、その記事が伸びたのか」を考える材料になる。

3つの数字は、それぞれ役割が違う
note公式の説明では、インプレッションは「note内の一覧などに記事が表示された回数」、ページビューは「記事のページが開かれた回数」だという。
つまり、こう考えると分かりやすい。
インプレッション=届く力
ページビュー=開かせる力
スキ=心に残す力
計算方法は簡単。
ページビュー率=ページビュー ÷ インプレッション × 100
スキ率=スキ ÷ ページビュー × 100
さらに、
最終到達率=スキ ÷ インプレッション × 100
まで出すと、「表示された機会を、どれくらいスキまで運べたか」が見える。
※インプレッションやページビューは人数ではなく回数。同じ人に複数回表示される場合もあるので、絶対評価より、自分の記事同士の比較に使うのがよさそうだ。
参考:"記事のページビューやインプレッションが突然増加しました
上位20記事を合計してみた
画像に映っている上位20記事を合計すると、こうなった。
809,205インプレッション
↓ 2.17%
17,598ページビュー
↓ 37.6%
6,614スキ
1000回表示されたら、約22回開かれ、そのうち約8回がスキまで届く計算になる。
これが、今の私のアカウントにおける平均的な流れだ。
ただし、記事ごとに見ると、まったく違う動きをしていた。
18万表示の小説は「広く届く記事」
短編小説「言葉のフリマ」は、
180,896インプレッション
↓ 0.92%
1,659ページビュー
↓ 27.2%
452スキ
インプレッションは圧倒的に多い。
一方で、ページビュー率とスキ率は、上位20記事の平均より低かった。
だからといって、失敗ではない。
普段なら届かなかった広い層にまで表示されると、関心がそれほど強くない人も含まれるため、率は下がりやすい。それでも最終的に452スキまで届いている。
これは、狭く深くというより、note内で広く運ばれた「拡散型」の記事だと考えられる。
2万表示の記事が、18万表示の記事と同じスキを集めた
面白かったのが、「フォロワー1万人できるかな」という企画記事。
24,702インプレッション
↓ 5.43%
1,342ページビュー
↓ 33.8%
454スキ
インプレッションは「言葉のフリマ」の約7分の1なのに、スキは452対454で、ほぼ同じ。むしろ2つ多い。
インプレッションからスキまでの最終到達率は1.84%で、「言葉のフリマ」の0.25%に対して約7.4倍だった。
さらに、コメント135件、売上3000円。
これは単に読まれた記事ではなく、読者を行動させた記事だと思う。
なぜ強かったのか。
数字だけで断定はできないけれど、タイトルに「1万人」という明確な目標があり、「できるかな」という続きが気になる形になっている。読者も企画を一緒に見守れるので、コメントしやすい。
続編も、
18,417インプレッション → 831ページビュー(4.51%)→ 345スキ(41.5%)
コメントは72件だった。
2本とも同じ傾向なので、たまたまではなく、目標・連載・参加感の組み合わせが強かった可能性が高い。
小説は「開かれにくいけれど、読まれると強い」
短編小説「お侍、オムライス。」は、
18,492インプレッション → 450ページビュー(2.43%)→ 286スキ(63.6%)
ページビューは450だが、開いた回数に対して、約3分の2ものスキがついている。
上位に入った短編小説8本をまとめると、ページビュー率は1.69%、スキ率は44.3%。
一方、自己紹介系5本は、ページビュー率3.47%、スキ率38.3%。
ここから見えるのは、自己紹介は「どんな人だろう」と開かれやすいのに対して、小説は読む前のハードルが少し高い。しかし、作品に入ってくれた人には、かなり深く届いているということだ。
小説はインプレッションだけで判断すると、強みを見落とす。
小説はスキ率まで見て、初めて本当の強さが分かる。
スキ率が低いから、悪い記事とも限らない
「質問箱の設置はお済みですか?」という記事は、
20,671インプレッション → 866ページビュー(4.19%)→ 202スキ(23.3%)
スキ率だけ見ると低めだが、コメントは42件ある。
情報記事や企画記事では、読者の行動が「スキ」ではなく、コメント、フォロー、購入、実際に機能を使うことへ向かう場合もある。
だから、
スキ率が低い=内容が悪い
とは限らない。
記事の目的によって、最後に見る数字を変える必要がある。
私の記事は、どこから読まれていたのか

ページビューの流入元を見ると、
note.comが93.9%、69,313PV。
一方で、Googleは0.4%、Xは0.1%だった。
少なくとも今回のページビューは、外部SNSや検索よりも、note内のタイムライン、記事同士の回遊、プロフィール、マガジンなどから生まれた可能性が高い。
つまり私の場合、インプレッションを増やした大きな理由は、Xでバズったからではなく、noteの中で記事が回っていることだった。
自分の記事を分析するときの見方
インプレッションが多く、ページビュー率が低い
広い層に表示されている可能性がある。タイトル、見出し画像、テーマが、表示された相手と合っているかを見る。
ただし、絶対数が大きければ十分に成功している場合もある。
インプレッションが少なく、ページビュー率が高い
入口は強いのに、表示機会が足りない記事。
関連記事からリンクする、もう一度紹介する、シリーズ化する価値がある。
ページビュー率が高く、スキ率が低い
タイトルの期待と本文に差がある可能性がある。
ただし、情報記事なら読者が答えを得て、そのまま帰っただけかもしれない。コメントや売上も一緒に見る。
ページビュー率は低く、スキ率が高い
本文は強い。
タイトルや見出し画像を変えれば、もっと伸びる可能性がある。
3つとも高い
そのテーマは当たり。
関連記事、続編、有料記事、メンバーシップへの導線を作る。
インプレッションは、ただの自慢の数字ではなかった
数字を見て、最初は「18万もいってる!」と喜んだ。
でも分析してみると、本当に面白かったのは、18万インプレッションの記事より、2万インプレッションの記事のほうが、読者をスキやコメント、購入まで動かしていたことだった。
インプレッションだけでは、記事の強さは決まらない。
届く力。開かせる力。心に残す力。
この3つを分けて見ると、自分の記事がどこで強く、どこで止まっているのかが分かる。
新しく見えるようになった数字は、順位を競うためというより、次の記事をもっと遠くへ届けるために使えそうだ。
みなさんの記事は、どのタイプでしたか?
