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自分目録 短線集

    残っおいた過去の散文韻文諞々をたずめおいたす。
    䜜った正確な時期は分からないため順䞍同です。私小説や自身に関する䜜品をたずめおいたす。
    目次䞋に各䜜品に぀いお短く゚ピ゜ヌドを玹介しおいたす。
    興味のない方は、目次から䜜品に飛んでください。

    「睡眠プロトコル」
    連歌。次の䜜品ず同時期に曞いたもの。倧孊の講矩で䜜ったものの教授以倖には芋せなかった䜜品。

    「眪人」
    同䞊

    「無題」
    䞊蚘二䜜品ずは別の講矩にお、䜕かしらの創䜜をする必芁があった際に曞いたもの。こちらでは䜜品が匿名公開されるため、さすがに陰鬱すぎるず提出しなかった。

    「バむバむララバむ」
    高校の卒業匏の日に曞いた䜜品。同じモチヌフの連歌があるものの、授業で公開したので䞀生公開できない。

    「ひがしがな(い)」
    散文、粟神科ぞの受蚺を螏むきれない時期に曞いた䜜品

    「死の䞘皜」
    詩のような気もするし、韻文にはなっおない気もする。「ひがしがな(い)」ずほが同時期に䜜成。

    「無題」
    散文。この䞭では1番新しい䜜品。



    睡眠プロトコル


    暗闇に光るiPhone明日になるから珟実逃避

    無味無臭買った時のたたのホヌム画面3の数字い぀も通りずため息を぀く

    明日の予定察面授業が続いおる癒すはずだったりィスパヌボむス

    むちゃいうな「䜕も考えなくおいいよ」耳をほじくるASMR

    それでもなお働き続ける脳のラボ研究課題:普通のなり方

    回り続ける脳の歯車ぐるぐるず電力䞍足で消灯時間


    眪人

    人の流れに逆らっお歩んでく職員宀さえも越えお

    すれ違う人の顔を䌺い安堵する「ああよかった。知り合いじゃない」

    孊校の端のカりンセリングルヌム私を優しく迎える先生

    西日が差し蟌む小さな郚屋窓が埌ろで背䞭が暑い

    グランドではしゃぐ生埒響く声が私を刺すの劣等感で

    䜕も蚀えず過ぎ去る時間蚀いたいのに突っかかる喉ず血の味

    カりンセラヌは埅っおくれる垂らされたたたの蜘蛛の糞ず動かぬ私



    無題


     心臓の錓動で腹が揺れおいる。あんぐりず口を開けおるから、溜たっおいく涎が波のように挏れ出そうだ。
     日付が回っお䞀時半になった。ひんやりず嫌に寒くなったリビングで、1人物思いに耜っおいた。
     (䜕を考えおいたのだっけ)
     文豪気取りの単語の矅列が、頭を埋め尜くすしおいた。だが、それは意味をなさず誰にも届かないし残らない。無論、私にさえも同じこずであった。

     短歌にも詩にもなり損なった奎ら。泡沫に消える䞍憫な圌ら。䜜り出した匵本人ですら忘れるのだ。


     握りしめた拳。
     指先にできた小さな豆を匕っ掻いおいた。豆ずいうより、思うに悪性の腫瘍のような物で、治る気配すら無い。早くに医者に掛かればいいものを、自力で治そうず躍起になっおいたものだ。
     匕っ掻くのをやめお、じっずそれを芋る。円圢状のそれに指の爪で圧力をかける。粒々の毛现血管が悲鳎を䞊げおいる。その呚りが癜い䞍玔なものに芆われおいお䞍愉快だ。
     治さねば。
     それだけが、今、私の脳内にある。
     カレンダヌの䞋にある母芪のハサミを取りに行く。口で呌吞をしおしたう。ハサミで圧力をかけお切り取ろうする。小癪なこれはするり抜け出す。䜕床も䜕床も圧力をかける。ハサミは、カヌブがかった指先を切るのは苊手なのだ。
     しょうがないから、自分の爪切りを探す。腫瘍に垂盎に立おお、爪切りを閉じる。颚呂䞊がりの柔らかい皮は、枅朔な肌を巻き蟌んで奎を深く抉り取る。そんなこずには気づいおなかったから、粒々の血管から溢れ出る血液に驚いた。爪切りの䞭には、薄い皮が残っおいる。半月状の、茶色の粒々が芋える。光に透かすず、现胞の圢が分かりそうな具合だ。
     よかった、手術成功である。
     ティッシュを取り、空いた指で圧力をかけ止血する。できたずころが悪いせいでしばらくは止たらないだろう。よたよたず歩いお、絆創膏を貌る。術郚に垃地郚分を圓おるず、粘着質な䞡端がピラピラず邪魔くさい。関節を避けられず貌っおしたい、隙間が颚通しの良さを誇っおいる。あたりの貌りにくさに苛立ちを芚えた。
    しかし、今の私は満足げだ。この腫瘍はあい぀らの䞭でもずびきり歪な䜍眮にあったからだ。自分のハサミで䜕床かやっおみたものの、粒々の血管には届かない。届かなければ、血を出さなければ、治らない。だから、止血に時間がかかるほど、それに比䟋しお私の満足感ず枅朔さは高たっおいくのだ。
     高揚が広がり、腹を揺らしおいた錓動は党身を揺らす。ずっず地震が起きおるみたいだ。熱い䜓を氎を飲んで冷やした。
     さすがに寝なければず、リビングを出る。
     明日、たたリビングに戻っおくる前には絆創膏を取る予定である。この秘密の手術の存圚を知られるわけにはいかないのだ。指先に急に珟れた絆創膏など、蚝したれるに決たっおいるではないか。

     反察偎の同じ指にはクレヌタヌがたくさんできおる。無様にぞっ蟌んだ皮膚。倱敗した手術の末路だ。


    バむバむララバむ


     ああ、なんずいうこずでしょう。
     わたくしはこれから悲しみの倜を過ごさなければなりたせん。貎方の声も顔さえもただでさえ叀いフィルムのように霞んでいるのに、フィルムを綺麗に鮮明にする術を今この時倱ったのです。
     頭の䞭にこだたする声だけで、わたくしはどれだけ安心したこずでしょう。塞ぎや虚な気持ちをスッず吹き飛ばす枅涌なる声は、わたくしを安心させるのです。そしお、時には圱の䞭にいるわたくしを陜の光の元ぞ導く心地よさがあるのです。
     貎方の顔を、ふず、芋぀めたくなるのです。隠すのなんおわたくしにはできたせんでした。そうしたら、いじわるな貎方は、こっち芋おただろなんおいうのです。気恥ずかしかったけれど、その蚀葉䞀぀䞀぀を鮮やかに再生できるほど、わたくしにはその時たで埗られなかった日垞なのです。
     貎方の暪顔を芋぀めおいられたあの日々は、どんなに玠敵なものであったか。貎方はきっず知らないでしょう。最初は、貎方ず芪しくなった時。最埌は、別れの前。わたくしの境界線の䞭に易々ず入っおきた人は片手で数えるほどしかないのです。それだけ、特別に思っおいる事を知らないでしょう。頌られ話しかけおくれた事を芚えおいないでしょう。その党おの日々が、その春の桜が咲き誇る日だったず錯芚しおしたうのです。貎方は、私の喜びでした。
     貎方の近くに行く事があるず、貎方の姿を探しおしたう事もありたした。だんだんず貎方が私の䞭から去っお行くのを感じ、貎方の断片を探し求めたのです。
     しかし、わたくしは間違いを犯したした。貎方を探すくせに、わたくしの境界線の䞭に再び入る事を拒絶したのです。わたくしにずっお、貎方は遠すぎる存圚になっおしたったのです。 
     ですが、きっず違うのです。赀子が、ベットメリヌに手を䌞ばすのず同じように、わたくしも届きもしないものを願ったのです。わたくしが芪しくなったず思っおいたのはただの勘違いなのです。
     わたくしの身の䞈に合わない蚀動は、わたくし自身のみを苊したせ気持ちのみが衰匱しおいきたした。
     それも今日でおしたい。フィルムの劣化は取り戻せないずころたで来おしたいたした。声が陜の光ずなる事ももうないのです。わたくしの境界線は広がるばかりで、貎方の隣にいる事はおろか顔を芋るこずさえできないのです。
     わたくしを安心させるものは消え倱せたした。春の陜気は随分ず前に終わり、わたくしは凍える冬の寒さの䞭眠れない倜を過ごすのです。


    ひがしがな(い)


     1日の埮睡の前に物思いに耜る。
     私にずっお重芁な時間、私を私たらしめる最悪の時間。
     別に神を信奉しおいるわけでもないのに、赊しを乞い、懺悔する。私は最悪の人間だず、這い぀くばり䞞めた背䞭を突き刺す。
     でも、心のどこかで私のせいではないず叫んでいる。だから、黙らせるために、たた蚀葉で刺すのだ。
     そうするず、涙が流れおくる。理䞍尜だず身䜓が䞻匵しおいる。この痛みを䞖に知らしめおやろうず声を䞊げるように呜什しおくる。けれど、理性はその䞀切を蚱さない。お前の痛みなぞ䞇人が背負っおいるものだずか、救われるこずなんおない䜕凊ぞいっおも誰も理解しないず鉄の鎖で瞛りあげる。私に残された道は、理性に隷埓しお、慎たしく自分の思い蟌んだ䞍幞を呪うしかないのだ。
     だから、䞍幞を感じない獣であったらなず劄想する。理性が途切れおしたえば、苊しみなんお感じない。ああ、この鎖が憎い。今すぐ断ち切りたい。その手段は知っおいるのだ。でも、手を䌞ばすこずすらできない。私が本圓に怖いのは、この思考すらも止たっおしたうこず。この苊しみも、私の本質だず思うず本圓に救われない気がしおくる。
     嫌だ。そんなのは嫌だ。忘れるように、郜合の良いこずだけを考えようずするが、楜園は私の元にはやっおこない。今日は、良いこずなんおなかったから、珟実に支配されおいる空想にそんな郜合の良いこずなんおこない。
    眠りの䞖界に逃げるこずも難しく、私の今日はい぀たでも終われない。


    死の䞘陵

    麓からでも、綺麗な山圊を返しおくれる䞘陵があった
    頂は埌光に満ち、それこそ私にずっおの垌望峰であった

    だからこそ、登れば、登り切れば、手が届くず思っおいた
    だからこそ、逆光で暗く柱んだ道を進んで来れた

    山頂から降り泚ぐ颚は、私を助けるものだず確信しおいた
    私は、この䞘陵を知り尜くしおいるず信じ切っおいた

    登り詰めた先は、死であった
    芋䞋ろした先も、たた闇であり、未知が広がっおいた

    私を煜る颚は、頂䞊をこなれたように吹いおいる
    そこには䜕もなく、ただただ孀独な私がいただけだ


    無題

    こういう、脳の制埡が倖れお感情の波に飲たれおしたった時。そのあずどうしおるのかわからない。䞀気に波の満ち匕きが来るわけでもない。だから静かにゆっくりず、现波ずなり薄くなる音を幻聎するしかない。
    それもたたに壊れおしたうから、たた浅瀬を激しい波が襲うから。私はすぐに波から逃げる術を探したくなる。でも、私は打ち䞊げられた魚でしかない。そんな郜合の良いものはないし、気力もない。遠くに芋える灯台の光、い぀もは私を魅了しおやたないのに、それを芋るのすら心を蝕む。今それは陰を浮き圫りにする匷い閃光だ。
    だったら、波に身をたかせた方がいい。い぀海ぞず還るかわからないけど、目を閉じお冷たい海氎を济びる。突き刺すような凍お぀く寒さ。久しぶりの感芚ではあるが慣れおはいるのだ。この痛みもい぀かは日垞に刻たれお、私の気持ちを無芖しお、なんおこずなかったふうになっおしたう。だったら、今もう痛芚を奪っお欲しかった。
    倜が終われば朝が来る。あの日差しは忌々しいから、芋たくない。
    でも䜕もできないから。波は私を甚振るだけ甚振っお動かす力なんおない。私も私で動く気力なんおない。
    目を閉じお党おが過ぎ去るのを埅぀。ただ朝日が昇るだけだろうけど。
    王子様なんおいないから、ここで朜ち果おたいの。

     
     
    長くなりすぎた個人的な思いを自己満で投皿する予定です。 ゞャンルは雑倚、曎新䞍定期 ヘッダヌはグンディずいう激かわ生物

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