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第四話 時を鳴く小鳥 二

    「これがお望みかね」

    店主がぽつりと言った

    店主の横の鳥かごにはいった
    1羽の小鳥が目に入った

    「いいや
     あたしは飼うことができないのさ」

    そっけないようでいて
    声は震えていた

    「なるほど
     あんたには
     こちらがよさそうだ」

    店主は
    小さな小鳥をとりだした

    「だから
     あたしには--」

    「これは生きもんじゃあない」

    「えっ」

    「よくできているが
     つくりもんさ」

    老婦人は震える手でその小鳥に触れた

    真鍮とガラスでできた
    一羽のゼンマイ仕掛けの小鳥

    「こいつは・・・
     少しだけ違う」

    ゼンマイを巻くと
    かすかに歯車が噛み合う
    「チクタク」という音が鳴る

    店主の説明を聞いた老婦人は
    その小鳥を買った

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