
Citharomantis falcata
*見出し画像は2024年にねんどの王様と画用紙によって制作したものです。実際とは異なるので注意が必要です。
※追記:2026年9月13日 誤字、分布域など一部表記を修正
このカマキリの翅はよく見るとかなり奇妙な形をしています。
ヒメカマキリによく似た形をしていますが、妙に違う点があるため面白いカマキリです。
今回はこのカマキリの情報も集めたので説明してみようと思います。
今回から()の中の数字で出典を明記することにしました。これでどこから引用したかがわかると思います。
解説
Citharomantis falcata Rehn, 1909(1)
Citharomantis falcataはマレー半島、ボルネオ島、スマトラ島に分布するカマキリ。
分布域 マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島。
マレーシアではペラ州やキャメロンハイランド、サラワク州やサバ州で記録されている。(2)(3)(4)
体長 オスは20.5~22.1mm、メスは28~30.1mm(2)(5)(6)
シノニムはない。(1)
外見 オスを基にすると頭部は黄褐色で横幅は前胸より広く複眼は楕円形で斜めの方向に傾いている。また、頭頂部には一本の円錐に近い形の角を持つ。触角は前翅とほぼ同じ長さで黒い。
前胸背板は黄緑で棘はなく下半分は下に向かって少し拡張する。最狭部は前胸背板のほぼ中央である。また、前胸背板の横のほぼ中央には一つの黒点を有する。拡張部は少し角ばっている。
中胸、後胸は白っぽくなる。
前翅のうち前縁域は深い緑だがそれ以外の前翅は透明だが前縁域付近には黄緑のグラデーションが入る。また、前翅の先端は黒くなる。前翅の形状は先端が少し鋭くなる。
後翅は透明だが、前翅と同じく先端は黒くなりその周囲は黄緑になる。後翅の先端はわずかに湾曲する。
後翅は閉じた際に前翅より長くなる。その後翅の先端が張り出し一つの形となる。
腹部は扁平で腹部腹板は黄緑色をしている。
前脚基節の内側は白く、先端は黒くなる。外側は黄褐色で茶色い4つの斑紋を有する。
前脚腿節の内側にはいくつかの白斑持ち、外側は黄褐色に茶色い斑紋である。形状は背面の基部側の3分の2が薄く盛り上がっている。この点は近縁種のAcromantisにはない特徴である。
前脚脛節のうち内側は全体が黒く3つの白点を持つ。外側は黄褐色に茶色い斑紋。
中脚、後脚はベージュで白い斑紋を持つ。形状は腿節の後方の先端近くにとても小さい葉状突起をしている以外は普通の細長い形状をしている。
メスは頭部、後翅、前脚腿節、前脚脛節、中脚、後脚はほぼ同じ。
相違点として、前胸背板には間隔を置いて小さな突起を有する。
前翅は明るい黄緑で先端が茶色くなる。
後翅は先端部が広く赤みを帯びる。
前脚基節には間隔を置いて突起を数本持つ
腹部がより広いといった点がある。(3)(5)(6)

備考
本種はRehn氏によってスマトラ島産のオスの標本を基に1909年に記載された。(5)
オスが先に発見されメスは後ほど見つかった。(6)
本種はRehn氏によりParairidopteryx(現在ではHaania)に近縁とされたが、Giglio-tos氏の検証で分類学上遠いことが分かった。(7)
Werner氏によるとスマトラ島の個体群とボルネオ島の個体群にはメスの外見に差があるという。(8)
本種はMalaysian skirt mantisとしてペットで流通している。(9)
CitharomantisのうちCitharoは「竪琴の」という意味でmantisは「カマキリ」という意味。falcataは「鎌状の」という意味からきている。
出典
↑1
↑2
https://www.inaturalist.org/observations/383656427
↑3
harabiro.com/cameron himekamakiri sono2 no kou.html
↑4
↑5
↑6
https://www.biodiversitylibrary.org/page/14671423#page/82/mode/1up
↑7
↑8
↑9
*注記
この記事は図鑑、データベース、オンライン資料などを参考にしながら、自分の言葉で特徴や情報を整理したものです。
海外文章や外国語の資料を読む際にGoogle翻訳やAIによる翻訳補助を使用しています。そのため、訳語や解釈に誤りが含まれる可能性があります。
学名、分布、形態、タイプ標本、シノニム、識別点などの情報は、参照した資料を基にまとめていますが、専門的な分類判断を確定するものではありません。正確な情報については、原記載、専門文章、標本情報、専門家による確認を参照してください。
参考にした資料は、可能な範囲で出典として記載しています。