
同期と200万円差がついた話——確定拠出年金を10年放置した結末 ゼニの相談室 #48
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登場人物
・かずや(38歳・男性)
福岡県福岡市在住。会社員。入社以来、お金のことはあまり考えてなかった。

・ゼニ
エッセイの途中に登場する、毒舌解説キャラクター

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同じ会社、同じ給料、同じ天引き。
なのに10年後、同期の年金口座は、私より200万円も多かった。
唯一違ったのは、最初の選択。
俺は「今の楽さ」を選んだ。
同期は「未来の可能性」を選んだ。
──話は、入社日に、さかのぼる。
入社研修後、分厚い封筒を渡された。
「確定拠出年金」と書いてあった。
説明会で、商品の一覧を見せられた。
「元本確保型」と「投資信託」。
正直、話を聞いたが、よく分からなかった。
「とりあえず、減らないやつがいいよな」
私は、初期設定のまま——
つまり、何も選ばず、元本確保型のままにした。

そして、そのことを、10年間、忘れていた。
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10年後、ふと同期と、お金の話になった。
「確定拠出年金、結構増えてたなー」
え、増える?
聞けば、同期は投資信託を選んでいて、
コツコツ積み立てたぶんが、それなりに育っていた。
私は、家に帰って、久しぶりに口座を見た。
ほとんど、入れた額のまま。
全く増えていなかった。
同じ年数、同じ額を入金してたのに、、
俺だけ、基準額から動いていなかった。

【ゼニ】
……はい、ストップ。ため息つきたいですね、、
あなたは「初期設定のままにする」を、選びました。
人は、自分で決めるのが面倒なとき、
最初に用意された設定(デフォルト)を、そのまま受け入れます。
これを「デフォルト効果」といいます。
サブスクの自動更新も、
保険の初期プランも同じ。
考え方によっては
売りての都合の良いプランに誘導されてるって事です。
「何もしない」は、楽ですが——
"誰かが決めた設定"に、
お金を投げているんです。
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私は、悔しかった。
1つ気づいた事がある。
「選ばなかった」のではなく、
「選べることを、知らなかった」。
10年間、一度も見直さなかったから、
自分に選択肢があったことすら、知らなかった。
【ゼニ】
そう。デフォルト効果の1番怖いところは、
"見直すきっかけ"まで、奪うことです。
最初に設定したら、
きっかけがない限り触らないですよね。
でも気づけたなら、年に1度でいい。
「この設定は正しい?」と、
棚卸しする。
確定拠出年金、保険、サブスク、スマホのプラン。
"最初のまま"のものほど、
今から目を通してください。
過去は変えられない。
でも、これからの設定は、
今日変えられます。
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私は、その日、商品の配分を見直した。
リスクを取りすぎない範囲で、
投資信託にも、配分した。
正解かは分からない。
でも、「何も選ばない」状態から、
ようやく抜けた。
10年、のうのうと過ごした事は少し後悔している。
でも、これからは
自分が考えて選んだ設定で進む。
それだけで、何故か少しだけ
前向きになれた気がしたんだ。

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■ ゼニのまとめ
「何もしない」は、楽ですが、
それも1つの選択です。
最初に用意された設定のまま
放置すると、
気づかないうちに、損している事があります。
だから年に1度でいい。
「これ、初期設定のままじゃない?」と棚卸しを。
過去は戻せませんが
これからの設定は
今日、今、この瞬間に変えられます。
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3つのルール。
▷ 年に1度、「初期設定のまま」を棚卸しする
確定拠出年金・保険・サブスク・スマホのプラン。最初のままのものを点検。
▷ 「何もしない」も選択だと自覚する
放置は、誰かが決めた設定にお金を投げているという事。
▷ 仕組みは公式情報・専門家で確認する
運用商品は人によって最適が違う。一般論で煽る情報より、公式や専門家へ。
今ならAIに聞いてみるのも良い方法!
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最後に質問です。
あなたは契約やプランを、
【定期的に見直している】ですか?
それとも【最初のまま放置しがち】ですか?
コメントで教えてください。
「放置しがち」の癖は、私にもあります。
みんながあるからこそ
気づいた今日が、見直しの始めどきです。
あなたは同じ失敗、しないでくださいね。
絶対に。
——ゼニ
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※ この記事はインタビューをもとに構成しています。実在の人物・団体とは関係ありません。
※ 本記事は一般的な情報提供であり、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。