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​凍れる森の残り火

    静寂に包まれた雪の森

    その奥深くに佇む美しき精霊


    ​銀世界の静寂(しじま)を縫って

    月明かりを透かしたような 白金の髪がなびく

    彼女が歩むあとに 足跡はなく

    ただ ダイヤモンドの粉雪が舞い上がる

    ​藍色の帯を締めた 薄氷(うすらい)の衣

    それは 冬の夜が織り上げた一滴の涙

    冷たい風さえも 彼女の指先に触れれば

    穏やかな吐息へと 姿を変えてゆく

    ​背後に灯る 古びた小屋の黄金色

    それは 厳しい冬が隠し持った最後の熱

    温もりを知らぬはずの 氷の精霊が

    その光を見つめる時 瞳には何が映るのか

    ​「冬は終わらないのではない、

    春を待つために 深く深く眠っているだけ」

    ​彼女がそっと手をかざせば

    瞬く光は星屑となって 闇を払い

    凍てついた世界に 優しい魔法をかけてゆく


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    #3つのお題に空想のひらめきを
    #片桐みかんさん企画

    お題④イラストから空想した世界

     
     
     

    Kei

     
     
    ★心身ともに不調の為、noteしばらくお休みします。 わたしの好きな言葉 フリードリヒ・ニーチェ 「脱皮できない蛇は滅びる。意見を取り替えていくことを妨げられた精神も同様だ。それは精神ではなくなる」 ブッダ 「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」

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