
独白のステップ
深いブルーの闇の端
スポットライトに切り取られたシルエット
白い肌が夜を拒み
指先ひとつで 世界を黙らせる
重ねたステップは
昨日を脱ぎ捨てる儀式
紅いドレスの裾が
炎のように舞い上がれば
静止した空気さえも
熱を帯びて焦げ始める
踊れ 記憶を振り払うように
心臓のドラムが
剥き出しの鼓動を叩く
愛された痛みも
叶わなかった約束も
すべてはこの旋回(まわり)の中
火の粉に変わる
鮮やかな「今」だけが 私を塗りつぶしていく
瞳の奥に宿した 冷たい影
都会の海に溺れそうな
孤独を飼い慣らし
床を鳴らすたび 魂が叫んでいる
「私はここにいる」と 震える土を掴むように
青い静寂(しじま)と 赤い激情
矛盾したふたつの色が 私を形作る
崩れ落ちる寸前の この美しさを
誰にも触れさせはしない
踊れ 夜が明けてしまう前に
火花を散らして 運命をなぎ倒してゆけ
一瞬の閃光(ひかり)に 命のすべてを賭けて
最後に残るのは 激しい残像と
乾いた風の音だけ

YasuhutoMorimotoさん、マガジン収録して下さりありがとうございます(^人^)💞
西野光照さん、マガジン収録して下さりありがとうございます(^人^)💞
山中サトシさん、マガジン収録して下さりありがとうございます(^人^)💞