メインコンテンツへスキップ
見出し画像

幻灯恋歌


    ​蒼く沈んだ 水底の
    星の欠片を 踏みしめて

    貴方は 凛と そこに立つ

    腰に差したる 守り刀は
    過ぎ去りし日の 
    もののふの誇りか

    ​私は 薄紅の 夢を纏い
    桜の香を 夜風に 散らし

    貴方の 掌へと 指を寄せる

    重なる熱は 幻か うつつか

    ​空には 氷の刃のような 三日月
    足元には 砕け散った 星の飛沫

    私たちは 
     時の外側へ 流された
    淡い 光を纏う 迷い子

    ​「行かないで」と 瞳で問えば

    貴方は 憂いを含んだ 微笑みを返し

    ただ 強く 握り返すだけ

    ​夜が明ければ 貴方は 影に消え
    私は 光の渦に 飲み込まれる


    けれど この一瞬の 静寂こそが
    二人の 永遠の すみか

    ​さあ 波に揺れる 星々を数えましょう

    夜と朝の 狭間で

    この 銀河の渚が 消えてしまう前に



    画像

    #3つのお題に空想のひらめきを
    #イラストから空想した世界
    #片桐みかんさん企画

     
     
     

    Kei

     
     
    ★心身ともに不調の為、noteしばらくお休みします。 わたしの好きな言葉 フリードリヒ・ニーチェ 「脱皮できない蛇は滅びる。意見を取り替えていくことを妨げられた精神も同様だ。それは精神ではなくなる」 ブッダ 「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」

    あなたへのおすすめ