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刻の揺り籠(ときのゆりかご)

    #3つのお題に空想のひらめきを
    #片桐みかんさん企画


    ​銀の針で夜を縫い

    風を集めるおばあが
    籠に満たした 琥珀の吐息
    それは 地上にこぼれた 誰かの祈り


    ​忘却の砂に埋もれた
    六つの虚(うつろ)を通り過ぎ
    最後に残った 七つ目の井戸


    その水底には 逆さまの銀河が揺れる天衣(あまのころも)を自ら破り
    重力の檻を 愛と呼んだ


    月に帰れなかったかぐや姫

    ​彼女は今も 井戸の淵で

    おばあが放つ 風の記憶を吸い込み

    淡い桜色の 夢を編む

    ​月へは帰らぬ 

    この土の 香りのなかで。


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    Kei

     
     
    ★心身ともに不調の為、noteしばらくお休みします。 わたしの好きな言葉 フリードリヒ・ニーチェ 「脱皮できない蛇は滅びる。意見を取り替えていくことを妨げられた精神も同様だ。それは精神ではなくなる」 ブッダ 「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」

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