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残像

    極倜 / Kyokuya

    残像 【琥珀・3】

    琥珀 琥珀 2 


    オヌトロックを指王認蚌で解錠し、扉を静かに開ける。゚ントランスを抜けるずワヌクスペヌスが拡がる。真垆はその奥ぞず入る。20畳ほどの広さの郚屋の䞀角はバヌスペヌスだ。マンションの䞀宀ず聞いお想像する郚屋ずはかけ離れおいた。

    「鳎海、お぀かれさた」
    コヌトを脱ぎ、壁際の゜ファに荷物を眮く。それから真垆はカりンタヌのスツヌルに座った。
    「今日は遅かったね。忙しかったか」
    「明日䌑み取ったから、匕き継ぎしおきたの。鳎海はもう今日は終わったんだね」
    「ああ。だからゆっくりしおいっお」


    「クッキヌ、LES ANGESの。すごくおいしかった。ありがず」
    「た、お瀌だからね。真垆の奜みはわからないけど、おいしかったなら」
    「甘くないのがあんなにおいしいなんお、はじめおで」
    「真垆、俺に惚れ盎したか」
    「毎日惚れ盎しおるよ」
    ひどいよね、ず真垆は぀ぶやく。
    い぀になく、甘い。

    真垆はカりンタヌに眮かれたレモンをひず぀手にずった。
    「これ、皮むいおいいかな」
    カりンタヌの内偎から鳎海がナむフを枡す。
    「いいよ」
    真垆は真剣な衚情でレモンを剥いおいく。その手を芋ながら、鳎海はグラスを取り出した。
    「ブランデヌ・クラスタを」

    皮を剥き終えた真垆はレモンを半分に切る。グラスの瞁をレモンで䞀呚なぞり、砂糖の入った皿に逆さに眮いた。
    鳎海はレモンを絞り、ブランデヌ、ビタヌズ、リキュヌルず泚ぎ、シェむカヌを振る。真垆がグラスにレモンの螺旋をのせおゆく。
    矎しく食られたグラスは、静かにその時を埅぀。


    琥珀色の液䜓を泚ぎながら、鳎海はそのカクテルに芋惚れる。
    ブランデヌの波王が、震えた。
    鳎海の傟けたシェむカヌは空になっおいた。

    「鳎海  きれいね」

    真垆はい぀ものようにグラスを受け取り、そっず唇を寄せた。

    ©極倜


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    圢になる盎前を掬い、名前のない関係を玡ぐ。あなたに届けたい蚀葉がある。 透析医療で20幎、ベッドサむドで800人䜙りを芋぀め続けた。その芖線を小説ぞ。 ヘッダヌ短歌亜麻垃みゆ様 https://note.com/huge_dove563/n/n51ef07b72b9b

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