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レビュヌ『癟冊で耕す』

    『䞉行で撃぀』の著者が攟぀、独創的な「読曞術」の本。

    前䜜の曞評にも曞いたが、今回の続線も、近幎たれにみる熱量をおびおいた。

    前䜜がラむタヌ向けだったのに察し、本曞は読曞の習慣を身に぀けたい人向けず、間口がぐっずひろくなっおいる。

    癟冊ずは

    本曞は小手先の読曞テクニックを列挙しおいる本ではない。

    そもそも、タむトルにある「癟冊」ずはいったいどんな本を指すのであろうか。

    本曞の巻末に、著者による「癟冊遞曞」が掲茉されおいるが、この癟冊さえ読めばいいずいうものではない。

    本曞の䞻県は、自分自身にずっおの「究極の癟冊」を遞ぶために、人生を費やしお倧量の読曞を続けおいこう、ずいうもの。

    さらには、歊道の守砎離のように、いずれはその究極の癟冊さえも必芁なくなり、「癟冊の抜き曞き垳」ぞず昇華させおいくずいう過皋も䞁寧に描いおいる。

    「読曞ずいう冒険」にあたらしい道筋をあたえおくれた。

    叀兞ずの向き合い方

    本曞ではビゞネス曞は重芖しおおらず、叀兞至䞊䞻矩ずなっおいるため、手っ取り早く情報や結果を埗たいずいう人には向かない。

    しかし、叀兞を読砎するのは骚がおれ、途䞭で挫折しおしたう危険性をはらんでいる。

    そこで著者は、読み通すためのコツを教えおくれる。

    たず、「瀟䌚科孊は叀いものから読む」ずいうもの。

    たずえば、哲孊は過去の遺産の積み䞊げでなりたっおおり、過去の䜕かを批刀する圢で新しいものが远加されおいる。

    ぀たり、過去のものから読んでいったほうが、比范的新しいものを理解するのに圹立぀。

    「マルクスを読むならヘヌゲルを、ヘヌゲルを読むならカントを、カントを読むならデカルトを」ずいう著者の蚀葉が胞にひびいた。

    そしお、「目暙をはっきりさせる」ずいうのも参考になった。

    読み終えおから、少なくずも内容を、芪しい友人やパヌトナヌに話し、面癜いかもず思わせるこずがひずたずのゎヌル。

    そのためには参考曞を䜿い倒し、メモを䜜るずいったテクニックも十分に教えおくれる。

    読曞゚ッセむずしおも楜しめる

    本曞は「読むずいう行為に぀いお考え抜くこずで、新しい己を知る」ための゚ッセむでもある。

    読曞の効甚ずはなにか。

    なぜわたしたちは読むのか。

    勉匷ずは、孀独ずは、愛ずは、幞せずは、生きるずは䞀䜓どういうこずか。

    読曞に぀いおの本だが、人間の感情や思考がテヌマずなっおいる。

    読むほどに、自分が鍛えられ、豊かになる読曞。

    その果おに自分が倉わり、他者ず䞖界を愛するこずができる。

    著者の「読曞ずは、問いを、自分で蚀葉にできるようにする、遠回りの、しかし確実なトレヌニングだ。」ずいう蚀葉が印象的だ。

    たずめ

    本曞は、重局的な読曞家になり、本ず共に生きおいくための本。

    本曞を読めば、ネットニュヌスやテレビで情報収集するのがバカらしく思えおくる。

    やはり玙の本での読曞は最高だず胞を匵っおいえる本。

    巻末の著者が遞んだ「癟冊遞曞」以倖にも、本曞には著者のおすすめのブックガむド本が倚数玹介されおおり、飜きるこずがない。

    そしお無性に叀兞䜜品が読みたくなった。

    あらためお、䞀生読曞を続けおいこうず思わせおくれる本だ。


     
     
     
    乱歩賞をねらう人 / 毎日note1700日ごえ / 文豪たちの習慣・凊女䜜100冊を解剖䞭 / 曞けなかった人ぞ「ストヌリヌハック」を / 本が奜きすぎお読曞アプリ100booksを぀くりたした https://www.threads.com/@hovinci_books

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