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「地球との外交」

    ある惑星の王が、外務大臣に命じた。
    「我が星も、広く宇宙の英知を学ばねばならん。
    知的で、温厚な種族と手を結びたいのだ」

    数年後、大臣は真っ青な顔で帰還した。

    「王様……一箇所だけ、我々と全く同じ姿、同じ言語を持つ生物がいる惑星を見つけました。……が、お勧めはいたしません」

    「何を言う。同じ姿なら話も早かろう。連れてまいれ」

    ご馳走を用意し、会談した。

    客は「“地球”と言う星から来ました」  

    「我々は外交を結びたいのだが?」

    「王様、おやめ下さい。巨大な二足歩行の
    生物が支配し、とても凶暴です」

    「ど、どんな事をされるのだね?」

    客は喉を潤した。

    「私達を見ると悲鳴をあげ、
    平たい物を“ギュッギュッ”と丸め、すごい
    スピードで振り下ろします」

    王様は唾を飲み込む。

    「話し合いは……」

    「無駄です。話し合いどころか、
    最終兵器バルサ……」

    「もうよい、そんな恐ろしい惑星は、
    こちらからごめんだ」  

    王様は諦めた。 

    了

     
     

    在文

     
     
    初めまして、読んでいただきありがとうございます。在文です。 営業18年、自営19年目。 仕事や人間関係の中で感じた 「ズレ」や「対比」を、 短い話で書いています。 気づいたことを、そのままに。 読んでもらえたら嬉しいです。

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