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ブランドバッグを私へ

    これは自分を発掘して大切にする話。

    「初ボーナスで自分にご褒美を買う」ことに
    いったい何の意味があるんだろうと
    思っていた私へ。

    【前置き】



    今回のキーワードは、自己受容/自己肯定感とか自立/自律といった言葉だ。
    今回は以下の通り定義しておきたい。
    自己受容:ありのままの自分をよしと受け入れること。
    自己肯定感:ありのままの自分には価値があると認め感じている状態。
    自立:物理的に;身体や経済状態が独り立ちしている状態。
    自律:精神的に;価値観や信念などが独り立ちしている状態。

    【判断したことがない自分】

    私は、贈り物に対して「気持ち」ではなく
    「利便性」を重視する家庭で育った。
    贈り物はサプライズではなく、
    本人に欲しいものを聞いてから買い与える、
    そういう家。

    クリスマスには家族とおもちゃ屋さんに行って
    プレゼントを買ってもらっていた。

    おもちゃ屋さんで見たものの中から
    一番気になるものを選ぶ。
    あの頃は見たらなんでも欲しかった。

    サンタさんは来たことがない。
    一回靴下を用意したけど来なかったから、
    次からは用意しなかった。
    期待しない。

    10歳くらいのとき、
    学校でみんながサンタさんの正体が
    お父さんだったと話しているのを、
    「だからうちにサンタさんが来なかったんだ」
    と一人で納得しながらただ聞き流していた。

    私は習い事を色々させてもらった。
    水泳は気づいたら厳しいコースにいて、
    練習が嫌になったこともあったけど、
    泳ぐのは嫌でなかった。
    そう気づいたのは、水泳を辞めた後だった。
    自分でやりたいと空手や習字も始めた。
    習字は小学生からずっとやりたかったけど
    時間がなくて、
    念願叶って中学生に始めてから
    大学を卒業してやめるまで、
    熱量がずっと高かった。

    習い事漬けの日々を過ごしていた私は、
    TVを見る時間はほとんどなく、興味もなく、
    学校の会話にはついて行けなかった。

    ただそういう忙しい日々をひたすら回して、
    眠いし嫌だと思いながら
    学校の宿題を出したり出さなかったり。

    現状維持が私の目の前の目標で、
    それをやめるとか続けるとか
    自分で判断したことはほどんどなかった。
    そこまで思考が至らなかった。

    嫌だからやめると決断したのは、
    宿題くらいだったと思う。

    そんな私が大人になって、困ったことがあった。
    本当に欲しいのか、本当はどうしたいのか、
    自分のことがよく分からない。

    進学先は自分で選んだと思ってるけど、
    クリスマスプレゼントと同じで
    与えられた選択肢の中から一番を選んだだけ?
    実は選択肢すら私は自分で決めてなかった
    かもしれないと思うと衝撃だった。

    だから高級バックを
    「高くてもどうしても欲しい」から、
    と値段以外の価値を自分で決め
    購入を決意する妹が眩しかった。

    【自分にご褒美を買う】

    初めて自分で選んでブランドバッグを買った。
    一目見て、忘れらなかったから。

    買って良かったと思うことが2つあった。

    ①自分が誇らしく思える。
    ブランド物買えるくらいには大人になった
    と感じるとともに、
    これを誰かじゃなくて
    自分に買うという判断が出来たことが
    ただただ嬉しかった。
    買っても買わなくても良いものを与える意味。
    自分に認められたような気がした。
    自分を肯定できたと感じた。

    ②バッグを大切にできる。
    すごく悩んで買ったバッグ。
    しかも高かったし、ずっと使いたい。
    だからこそ、大切に出来る。
    あってもなくてもいいものじゃなくて、
    自分で選んだ大事なものだから。

    大切に仕舞うことすら出来なかった私が、
    今は毎回袋に仕舞っている。
    そう出来るようになったことが
    また私の肯定感を上げてくれる。

    こんな当たり前に出来そうなことが
    出来なかったから
    出来て嬉しいと思う。

    【自己肯定感の話+メモ】

    こんなに高いもの自分に買っていいのかな?

    自分にはもったいないかも。
    そんな言葉が出るなら、
    あなたは自分の価値を低く見積もりすぎている。

    高いものを自分に与えようとすると、
    自己受容したうえで、
    自分にはそれを享受するだけの価値があると
    誰が言おうと自分が決める、
    という自己肯定感が求められる。

    自分に良いものを買うことは、
    自分を認め、自分の判断を良しとすること。

    そうでなければ、購入の決断ができないはずだ。後で後悔するのが怖くて。

    私なんて

    私なんてダメだ、すごくない。

    …人と仕事するとき、いつもそう思っていた。
    褒められても、素直に受け取れなかった。

    自分ができないことばかりに目を向けていたから。

    これは文字数の比にならない呪縛を自分に課す、呪いの言葉だ。
    ありのままの自分を否定して、自己受容できていない。

    ありのままの自分というのは、
    できないことばかりではなく、
    できることも含めての自分だ。
    まだあなたは自分の価値に気づけていない。

    かく言う私もその一人で、
    抜け出せそう、やっと脱したかな、
    という地点だ。

    お金と価値観が揃うとき

    「若いときはお金がないし、年を取ると欲がなくなる。」と家族はよく言う。少しわかる気がする。

    使うこと

    大切なものだからとタンスにしまっておくのはもったいない。使うからこそ価値がある。

    ブランドものに対する
    相反する気持ち

    「ブランド物を持って見せびらかしたい気持ち」
    「ブランドに関わらず
    自分がいいと思った物を持ちたい気持ち」
    私には相反する両方の気持ちがある。

    やっぱり人から良く思われたいし、
    変に思われてはみごにされたらどうしよう
    という恐怖心をまだ持っている。
    一方で、自分を信じていいと思う物を
    気にせず持ちたい気持ちもある。

    値段

    安いから買うのは、
    世間の相場と値段しか見てない。
    高くても自分が欲しいと思って買うから価値がある。

    価値

    価値を感じたから買うって結構難しい。その価値って自分が与えるものだから、自分を信じれなくて軸がぶれてると価値を見出せなくて選べない。苦痛な買い物になる。

    まとめ

    ちょっと自分を認めてご褒美あげてみようよ
    という話です。

    自分で決断できない、
    自分で自分を褒められないというのは
    悲しくて虚しいことだと思います。

    今回バッグを買うことが、
    私にとって一つの救いになりました。

    それによって自分を肯定的に見れたら
    尚良しと思いました。

    生きることが
    こんなにも自分とのたたかいだなんて。

    また世間で言うボーナスで自分にご褒美とか
    よく言われることって
    人間にとって意味があるから言われてるのかな
    とも思いました。

    人間の真似してる宇宙人みたいな気持ちで
    一つずつ意味を見出していきたいです。

    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     
    生きるの怖い。を前向きにとらえたい。 人生振り返って、当時後悔したことや知りたかったこと、 やってよかったことを徒然なるままに記します。 書きたいジャンル:仕事*旅行*人生観*やってみた 好きなもの:漫画*Mrs. Green Apple*スキー*スキューバダイビング

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