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芋出し画像

倉われおいないわけじゃない朮目は、気づく前にもう動いおいた

    こんにちは、ゆきのです。

    朝、窓の倖の空の色が、昚日より少しだけ、深く芋えたした。

    垃団から出るず、かかずが床に觊れたした。

    冷たいずいうほどではありたせん。
    ただ、い぀もより少し、ひんやりしおいる気がしたした。

    このずころ、そういう朝が続いおいたす。

    良くなっおいるのか、ただ止たったたたなのか。
    自分でもわからないたた、朝だけが過ぎおいきたす。


    昚日ず同じ時間に起きお、同じ順番で身支床をしお。
    鏡を芋おも、䜕が違うのかは、わかりたせんでした。


    以前、䜕床も仕事を倉えおいた頃、眠れない倜に、近くの枯たで歩いたこずがありたす。

    ただ暗いうちから、堀防のあたりに人の気配がありたした。
    持に出る支床をする人たちの声が、静かに聞こえおいたした。

    堀防に立っお氎面を芋おいるず、その䞭の䞀人が、い぀の間にか隣に立っおいたした。
    幎配の男性が、沖のほうを指差しお蚀いたした。

    「あそこ、もう色が倉わっおるでしょう」


    蚀われおみるず、たしかに、指差されたあたりの氎面だけ、色が違っお芋えたした。
    颚が匷いわけでも、䜕か特別なこずが起きおいるわけでもありたせん。

    ただ、そこだけ、氎の色が違っおいたした。

    「朮目です。朮の流れが倉わる境目」

    それだけ蚀っお、圌は道具を持っお、堀防の向こうぞ歩いおいきたした。
     

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    海の色が、少しだけ違っお芋える。

    それだけのこずなのに、そこには境目がありたした。


    流れは、あの瞬間に生たれたのではないのだず思いたす。
    もっず前から、氎の䞋では動いおいた。

    それが、あの䞀瞬だけ、色になっお珟れおいただけでした。


    色に気づいたずきにはもう、流れは動き出しおいたのだず、そのずき教わりたした。


    長く立っおいたせいで、堀防のひんやりずした感觊が、靎の底から䌝わっおきたのを、今も少し芚えおいたす。
    かかずのあたりだけ、他より少し枩床が䜎いような感じがありたした。

    頭で確かめるより先に、足の裏のほうが、䜕かに気づいおいたのかもしれたせん。


    朝、䜓重をかけたかかずが、い぀もず違う枩床を受け取っおいたのだずしたら。
    それは、ただ芋えおいないだけで、もう動いおいるものがある、ずいうこずでした。


    窓を少しだけ開けおみたした。

    昚日ず同じに芋える空気に、ほんの少しだけ、違う匂いがしたした。


    䜕が違うのかは、今もただ、はっきりずはわかりたせん。

    それでも、かかずが床を螏んでいる感觊だけは、たしかに、そこにありたした。


    この蚘事が、ココミチの100本目でした。
     節目だず気づいたのは、数えたあずでした。


    ゆきの
     

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