
エッセイ
寝過ごしてしまった。
昨日寝るのが遅くなって、いつもより一時間も寝過ごしてしまった。
太陽はいつもより上にあった。
焦ってもしようがない。
駅までの道の途中に鮮やかな紫色の花が咲いていた。
太陽の光を浴びて気持ちよさそうに咲いている。
すずめたちは会話しているのだろうか。
休むことなく鳴いている。
花壇の縁に腰を下ろし、紫の花を見ながらすずめの声を聞く。
背中には太陽の暖かさが降り注いでいた。
いつもの時間なら電車は座って行けるのに、今日は立ったまま一時間以上揺られなければならない。
花を見ていた。
「それがどうした」
と花が言ったような気がした。
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