
回文ショート★ナマズの獲り方は人それぞれでいいんだって
A「ナマズフィッシングの大会、毎回盛り上がってるみたいじゃない」
B「ものすごいよ。 次は来月なんだよ、行かない?」
A「でも釣り、やったことないからなぁ。
動画配信で見るのは結構好きなんだけどね。
ナマズって引きが強いんだって? それが醍醐味なんでしょ?」
B「ナマズ釣りってね初心者でもすごく楽しめるんだよ。
でも一方で熟練の間ではナマズ道っていうくらい奥が深いんだ。
つまりどんなスキルの人でもそれぞれの楽しみ方ができるんだよ」
A「へえ、そうなんだ」
B「たぶんね、すぐハマると思うよ」
A「でもなあ、餌とか面倒くさいかな」
B「あ、心配しないでルアーだから」
A「ルアーって?」
B「日本語で言うと疑似餌」
A「あ、わかった、なんか虫とか小魚に似せて作ってあるキーホルダーみたいなやつか。 色とかきれいで羽がついてたりするやつ」

B「そうそうそれそれ」
A「じゃあまあ餌問題はクリアだな。
でもルールとかうるさくない?」
B「全然全然、ルールなんて無い無い、大丈夫安心してよ。 多少おかしなことしても迷惑かけなきゃ皆何とも思わないよ」
A「そう?」
B「ナマズ釣りの間ではね『人それぞれのナマズの獲り方に寛大であることがカッコイイ』っていう文化っていうか共通認識があってね、誰もうるさいこと言わないよ。
みんなすごくおおらかだから絶対楽しめるって」
A「そうなんだ」
B「まあ、マナーくらいはあるけどね。 でもそれもごく一般的な普通の社会生活上のマナーと変わんないよ。
人の邪魔しないとか、仲良くとか、自然を大切にとか、普通にしてればいいやつ。
あ、でも来月の大会は、一つだけ大会独特のマナーがあったな」
A「どんなの?」
B「誰かが釣ったらその近くにいる人たちは集まって、釣った人を囲んで祝福するんだ。
そのことをみんな『釣果大集り(ちょうかおおたかり)』って呼んでるよ。
でもこれは暗黙のルールとかいう曖昧なものじゃなくて、ちゃんとパンフレットに書いてあるから大丈夫、ホント安心して」
A「、、、やっぱり動画でいいや」