越えられない本の壁
久しぶりに連休だったので、
積読状態の本の整理をした。
次はあれを読もう。
この本、そういえばどんな話だったっけ?
そう思いながら整理する時間は結構楽しい。
整理をしながらふと、気づいた。
・・・同じ本が3冊ある。
しかも、上巻だけ(笑)
人生において、
挫折を味わうことは一度や二度じゃない。
読書体験もそう。
私には、何度も挑戦しては挫折する
越えられない壁がある。
「銃・病原菌・鉄」
まず、タイトルが強い。
銃。
病原菌。
鉄。
3語とも強い。強すぎる。
しかも「病原菌」が入っている。
薬剤師なので、これには弱い。
なんの本かというと、
簡単に言えば「勝者と敗者の差は、才能じゃなくて環境ガチャだった」という壮大な種明かしをする本。
しかも、あちこちで「一回は読んでおくべき名著」として紹介されている。
医療系としての興味、半分。
読んでおかないと恥ずかしい気がする見栄、半分。
この2つを抱えて、私はこの本を開いた。
そして、まだ一度も最後まで読んでいない。
人生で三回買い直しているのに。
一回目の挫折は、ニューギニア編だった。
「なぜ君たちの社会はこんなに発展したんだ」
というヤリの問い。
これ自体は、すごく面白い。
でもそこから先が長い。
長すぎる。
答えがないままに、人類史・生態学・考古学へどこまでも進んでいく。
もうどうでもいいから、早く結論をください😭
と本気で思った結果、本を閉じた。
二回目。
読み終えたという友人の言葉に感化され、
負けず嫌いの私は、寝ずにニューギニアを越えた。
えらい、私✨
でも次に待っていたのは、栽培化可能な植物と家畜化可能な動物の話だった。
麦。
ヤギ。
銃も、病原菌も、鉄も…
影も形もない。
ラーメンが食べたくて入ったのに、延々と小麦の産地の話を聞かされている感覚。
また力尽きた。
たぶん作者本人は、
これを壮大な伏線だと思っている。
でも私にとっては、伏線ではなく迷子。
挫折する場所は決まってこの二か所。
そこから先にどうしても進めない。
なぜこんなに読めないのか
私は臨床の人間で、いつも「結論を先に、根拠は後で」の順番に慣れている。
処方の理由も、
検査値の解釈も、
まず結論、それから根拠。
この本は真逆だった。
根拠を先に、
結論は600ページ後で。
環境ガチャの種明かしをする本のはずなのに、
私はこの本自体にガチャで外れたらしい。
それでも内容は知っている
そして結局、
いまだに最後まで読めていない。
内容はもう、YouTubeで把握した(笑)
医療系としての興味も、名著だという見栄も、結局600ページの前でどちらも力尽きた。
読んでいないのに、知っている。
『環境ガチャ』なんて言うと身も蓋もない話に聞こえるかもしれない。でも、配られた手札そのものは選べなくても、その手札をどう笑い話にするかは、たぶんまだ自分の手の中にある。
そんなことを思いながら、
やっぱり挫折したままだとなんか悔しいから、
また近々挑戦してみようと思う。
読み終わったことのある方、
挫折しない読み方をぜひ教えてください😭

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