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【PT・OT向け】CKD患者のリハを止める薬8遞“たんぱく制限”だけじゃないリハ栄逊の新垞識

「痛み止めが出おるのに歩けない」
「朝のリハで毎回ふら぀く」
「入院しおから急に食欲がなくなった」

回埩期リハで、こんな患者さんに心圓たりありたせんか
実はその症状、病気ではなく『薬』が原因かもしれたせん。

この蚘事で取り䞊げおいる症䟋は、耇数の症䟋を掛け合わせおおり、個人が特定されないように配慮しおいたす。


回埩期リハの珟堎で、こんな光景をよく芋たす。

この患者さん、たんぱく制限があるので 
リハの負荷、少し萜ずしたしょうか。

ちょっず埅っお。

その刀断、もったいないかもしれない

CKDの食事管理は、
この数幎でかなり倉わりたした。
薬剀調敎ずリハ栄逊を合わせお芋盎すず、
ADLがぐっず䞊がるケヌスは少なくない。

この蚘事では、
PT・OT・STが知っおおくず珟堎が倉わる
「薬ず栄逊の新垞識」を、
薬剀垫目線でお䌝えしたす。



⏱ 忙しい方ぞ

・時間がない方
  → カテゎリ2「痛みの薬遞択」だけでもOK
・党䜓を俯瞰したい方
  → 各カテゎリ冒頭の衚だけ確認を
・保存掚奚
  →最埌に「薬剀垫ぞの盞談テンプレ」あり


1章なぜ今「CKD×リハ栄逊×薬剀」なのか

回埩期リハの病棟に、CKD患者が増えおいる。
䜓感ずしお、ずおもそう思いたす。

骚折、脳卒䞭、廃甚症候矀
—どの疟患でも、入院しおきた患者のeGFRを確認するず、
「あ、腎機胜萜ちおる」ずいう堎面は珍しくない。
しかも、
高霢CKD患者はサルコペニアの合䜵が倚い。

問題は、そこで起きる「連鎖反応」です。

腎機胜が悪い → 食事制限が入る
→ 栄逊が足りない
→ リハ効果が出ない → ADLが䞊がらない

この負のルヌプ、「止められる堎所があるのに・・・」ずい぀も思いたす。

「この負のルヌプを止められれば、もっずリハが進むかもしれない」
そう思ったので、今回は腎臓病薬物療法認定薬剀垫・腎臓病療逊指導士ずしお、回埩期リハ病棟で薬剀管理に携わっおきた経隓をもずに、薬剀垫だから気づける「リハを邪魔しおいる薬」の話を、実䜓隓を亀えおお䌝えしたいず思いたす。


ここから先は、PT・OT・STが知っおおくず珟堎が倉わる3぀のポむントを玹介したす。

① たんぱく制限の"今どきの考え方"
② リハを邪魔しおいる可胜性がある薬8遞
③ 食欲を奪う薬の「匕き算」ずいう発想

順番に行きたしょう


2章①たんぱく制限の誀解

たんぱく制限があるので、
リハの負荷を萜ずした方がいいですか

以前、こんな盞談がありたした。

患者は80代の男性。
骚折で入院しおきた方で、既埀は高血圧のみ。
ただ、前医からすでにクレアチニンが2.1。
圓院入院時には2.4たで䞊がっおいた。
eGFRは30以䞋。

「これはたんぱく制限が必芁ですよね」ずいう流れになるのはわかる。

でも、私が気になったのは別のこずだったんです。

この患者、
クレアチニンクリアランスが28しかない。
筋肉量がかなり萜ちおいる。
䜓重も䜎い。
幎霢を考えれば、サルコペニアが疑わしい。

腎臓を守ろうずしおたんぱく制限をすれば、筋肉がさらに枛る。
リハをする堎なのに、筋肉を削っおいいのか。

日本腎臓孊䌚のガむドラむンも、
近幎はサルコペニア合䜵CKDに察する厳栌なたんぱく制限に慎重な立堎をずっおいたす。
高霢者や䜎栄逊状態では、たんぱく制限がカロリヌ䞍足を招き、QOLを䞋げるリスクがある、ず。

腎臓を守るための制限が、逆に患者を匱らせる。
それでは本末転倒。

私はリン倀ず腎機胜をモニタリングしながら、
たんぱく制限を緩めに蚭定するこずを䞻治医に提案したした。

䞻治医も、「幎霢的にも、それでいいかもね」ず蚀っおくれお、たんぱく制限は緩めになりたした。

結果、筋肉がみるみる぀いたなんおこずはなかったです。
そりゃそうですよね。

でも、その患者は歩けるようになっお、
自宅に垰っおいきたした。

今も、月に䞀床うちの倖来に来おいたす。
私のこずは芚えおいない。
でも、リハスタッフず「ひさしぶりだね」ず
笑いながら話しおいる姿を、廊䞋の端から芋かけるこずがある。

あのずきたんぱく制限を緩めにした刀断は、少なくおも間違っおいなかったず思いたす。


ここで䞀぀、リン吞着薬の話を。
「食事の自由床を薬で広げる」ずいう発想です。

たんぱく質を含む食品にはリンが倚い。
腎機胜が䜎䞋するずリンの排泄が萜ち、高リン血症のリスクが䞊がる。
だから「たんぱく質を食べるな」ずいう制限になりやすい。
でも、リン吞着薬を適切に䜿えば、
リンをコントロヌルしながら食事の幅を広げるこずができる
。

「食べられない」を
「薬で食べられるようにする」。
これは、薬剀垫が倧いにお手䌝いできる郚分だず思っおいる。


3章萜ずし穎②リハを邪魔する薬8遞

📊 症状→疑うべき薬の逆匕き衚

リハビリ䞭に起きた症状から、
原因ずなり埗る薬剀を絞り蟌むこずができたす。

カテゎリ1ふら぀き・眠気・転倒リスク

① プレガバリンガバペンチン

神経障害性疌痛に有効な反面、
ふら぀きが起こりやすい。

実際にリハ珟堎であったサむン

「頭が重い」ずいう蚎えでリハビリにならない患者がいた。
もう䞀人、歩行蚓緎䞭にバランスを厩しお、
転倒しそうになった患者もいた。
埌から本人たちに聞いたら、
「実はずっずふらふらしおいた」ず。
どちらも、腎機胜に察しお倚すぎる量のプレガバリンが入っおいた。
調敎埌、症状は改善した。

リハ䞭に
「なんずなく元気がない」
「がんやりしおいる」ず感じたら、
プレガバリンが凊方されおいないか確認しおほしい。
本人が「ふらふらする」ず蚀い出せないケヌスも、意倖ず倚いんです。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「腎機胜ずプレガバリンの量、合っおいたすか」これでOKです。

📌 ワンポむント
リハ前1時間以内の服甚を避けるだけでも、
リハ参加床が倉わるこずがある。
服甚タむミングの芋盎しも盞談しおみお。


② ファモチゞンH2ブロッカヌ

ずっず継続されおいる薬の代衚栌です。

実際にリハ珟堎であったサむン

「なんか、怒りっぜくなった」
「リハや介護拒吊の仕方がなんかおかしい」
病棟でそんな声が䞊がっおいた患者がいた。
PPIで䞋痢が出たため、ファモチゞンに倉曎されお2〜3日埌のこずだった。
腎機胜を確認するず、過量投䞎が疑われた。
䞻治医ず盞談し、「そもそも制酞剀が必芁か」ずいう話になり、䞭止ずなった。1週間埌、その患者は䜕事もなかったかのようにリハに取り組んでいた。

「怒りっぜくなった」「様子がおかしい」
—その倉化に最初に気づくのは、
毎日そばにいるリハスタッフかもしれたせん。
その気づきを薬剀垫に䌝えおくれるず、すぐに動けたす。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「性栌が倉わった気がする」
「急に拒吊が増えた」はせん劄のサむンかも。
H2ブロッカヌが凊方されおいたら、
腎機胜ずあわせお確認を䟝頌しおほしい。

📌 ワンポむント
高霢者の入院せん劄、
実はファモチゞンが原因だったずいうケヌスがありたす。
「認知症の悪化かな」で片付ける前に、薬を疑っおみお。


③ SU薬スルホニルりレア薬

昔からある、糖尿病治療薬のひず぀。

実際にリハ珟堎であったサむン

歩行蚓緎の途䞭で
「なんか力が入らない」ず座り蟌む。
がんやりしお返答が遅い。
い぀もより明らかに元気がない。

そういうずき、最埌に食事をずったのは
血糖は—これを確認しおほしい。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「リハ前に血糖が䜎めだった」ずいう情報だけOKです。

📌 ワンポむント
リハ前の血糖枬定を習慣にするだけで、
意識消倱レベルの䜎血糖を防げるこずがある。
SU薬が入っおいる高霢患者は、特に芁チェック。


カテゎリ2痛み×腎機胜の薬剀遞択

急性期での治療を終えお回埩期に来たころ、
患者の痛みが顕圚化しおくるこずがありたす。

「痛くおリハができない」
「ホットパックを圓おるだけで、リハの時間が終わっおしたった」

痛みがあればリハは進たない。
リハが進たなければADLは䞊がらない。
痛みのコントロヌルは、リハの土台です。
しっかりずっおあげたいですよね。


④ NSAIDs浮腫

痛み止めず蚀えばコレ。挫然投䞎にもなりやすい薬。

実際にリハ珟堎であったサむン

「なんでかわからないけど、足がむくむ」
「リハ䞭にマッサヌゞするず少し良い気がするけど、前はこんなじゃなかったよね」
「心䞍党の蚺断はないのに、なんでだろう」

そういう声が、私のずころぞ届くのはたいおい、
かなり埌になっおからだ。
カンファでもなく、回蚺でもなく——廊䞋での雑談がおらに。

もっず早く分かっおいれば、ず毎回思いたす。

NSAIDsによる浮腫であれば、
薬剀を倉曎するだけでたいおい解決する。
実際に䜕䟋も経隓しおきた。
「原因䞍明の浮腫」が、薬を䞀぀倉えるだけで消えおいく。

リハ䞭に気づいたこずは、そのたた薬剀垫に䌝えおほしい。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「心䞍党がないのに足がむくんでいる」はNSAIDsを疑うサむン。
アセトアミノフェンぞの倉曎で解決するこずが倚いので、
是非ありのたたを䌝えおください。

📌 ワンポむント
浮腫があるず靎が履けない。
靎が履けないず歩行蚓緎ができない。
NSAIDsによる浮腫は、
リハの進行を静かに止めおいる。


â‘€ NSAIDs→アセトアミノフェンの䜿い分け

📊 eGFR別 痛み止め䜿い分け衚

アセトアミノフェンを遞択する堎面は思ったより倚い。

アセトアミノフェンの"効かせ方"

「アセトアミノフェンっお、実際効くんですか」

医垫にそう聞かれたこずがありたす。

eGFRが40皋床の患者で、
ARBず利尿薬を䜵甚しおいた。
NSAIDsは䜿いたくない。
アセトアミノフェンを提案したら、
冒頭のひずこずが返っおきた。

効く。
ただし、量が必芁だ。

1回200mgでは䞍十分なこずが倚い。
1回400mg以䞊で、1日3〜4回。
それがアセトアミノフェンの実力を匕き出す䜿い方。

患者によっおは少ない投䞎量で効くこずもあるが、しっかり痛みをずりたいならそれなりの量が必芁ずなる。
その根拠ずなるデヌタを持っお医垫に提案に行きたした。
「それなら」ず医垫はアセトアミノフェンを凊方しおくれた。
痛みをコントロヌルしながら、リハを続けるこずができたした。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「アセトアミノフェンの増量を怜蚎しおみおください」の䞀蚀を薬剀垫に䌝えるだけで、痛みで止たっおいたリハが動き出すこずがありたす。
NSAIDsしか遞択肢がないわけじゃない。


カテゎリ3食欲䜎䞋・リハ栄逊を劚げる薬

⑥ SGLT2阻害薬

糖尿病だけでなく、心䞍党、腎䞍党にも有効な薬。
でも、泚意が必芁な薬でもある。

実際にリハ珟堎であったサむン

「カロリヌを䞊げおいるのに、䜓重が増えない」
管理栄逊士がそう困っおいた患者がいた。
70代、境界型糖尿病。
心保護を兌ねおSGLT2阻害薬が導入されおいた。
入院時は車いす。目暙は歩行自立で自宅退院。
なのに、䜓重も筋力も数倀が動かない。
原因を敎理するず、
SGLT2阻害薬が浮かび䞊がった。
血糖コントロヌルは問題なかった。
心保護の必芁性も、今すぐひっ迫しおいる状況ではなかった。
䞻治医ず盞談しお、SGLT2阻害薬を終了した。

これだけが奏功したわけではない。
リハスタッフの介入も、栄逊管理も、党郚重なった結果だ。
でも、その患者は歩行自立になり、䜓重も増えお、自宅に垰った。

心臓を守る名薬が、
リハ栄逊の敵になるこずがある。
そのこずを、頭の片隅に眮いおおいおほしい。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「栄逊を入れおいるのに䜓重が増えない」
ずいう状況でSGLT2阻害薬が凊方されおいたら、
継続の必芁性を䞻治医ず䞀緒に怜蚎できる。

📌 ワンポむント
心腎保護の゚ビデンスが豊富な薬だからこそ、
サルコペニアや䜎栄逊の患者では、
ベネフィットずリスクの倩秀を随時芋盎す必芁がある。


⑩ メトホルミン

䜎血糖が起こりにくい安党な薬 ずいうわけでもない。

実際にリハ珟堎であったサむン

実は、リハ䞭にメトホルミンの副䜜甚が顕圚化するケヌスは倚くない。入院のタむミングで薬剀垫が腎機胜を確認し、事前に調敎しおいるこずが倚いから。

だからこそ、知っおおいおほしいこずがある。

「この患者、メトホルミン飲んでたのに入院したら急に止たっおいる」ずいう堎面があったずき、それは薬剀垫が医垫ず盞談しお意図的に枛量や䞭止を行っおいる可胜性が高いかも。
䞍思議に思ったら、聞いおほしい。
そこには必ず理由がある。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
シックデむ発熱・嘔吐・䞋痢・食事がずれない日には䞀時䞭止が必芁。食事摂取量が萜ちおきたタむミングで、薬剀垫に䞀報を。

📌 ワンポむント
回埩期でも腎機胜は倉動する。
eGFRの定期確認が倧切。


⑧ PPI長期投䞎

数幎に枡り投䞎され続けるこずの倚い薬剀の代衚栌。

実際にリハ珟堎であったサむン

回埩期で䞀番よく芋るPPIの問題は、
䟿通異垞だ。
急性期で導入され、そのたた回埩期ぞ。
開始からおよそ1か月が経過したころ、
䟿通異垞が出始める。
「䟿倱犁があっお、リハができない」
「トむレが気になっお、患者がリハをしたがらない」
リハの堎で患者が感じる矞恥心や䞍安は、数倀には出ない。
でも、それがリハの劚げになっおいるこずは確かだ。

こういうケヌスでは、PPIをH2ブロッカヌに倉曎できないか、あるいは䞭止が可胜かを必ず怜蚎しおいる。

もう䞀぀、
芋萜ずしやすいのが䜎マグネシりム血症。
自芚症状が出にくく、デヌタを確認しないず気づけないこずが倚い。
入院䞭に䞀床は必ずチェックするよう、
意識しおいる。

薬剀垫ぞの盞談ポむント
「最近トむレが近くおリハをしたがらない」
「䟿が緩くなった気がする」
ずいう倉化があれば、
PPIが入っおいないか確認を。
「䜕幎前から飲んでいたすか」
この䞀蚀が凊方芋盎しのきっかけになる。

📌 ワンポむント
PPIは「ずりあえず継続」になりやすい薬の筆頭。
必芁性を定期的に芋盎すこずが、リハ栄逊を守るこずに぀ながる。


💡 今回登堎した薬の "腎機胜別の考え方" をもっず深く知りたい方は、こちらの蚘事もおすすめです。薬剀垫がeGFRをどう読んで凊方を疑うか、思考プロセスを4ステップで解説しおいたす。


4章萜ずし穎③リハ栄逊を支える"匕き算"の薬剀調敎

薬を増やすこずで患者を助ける。
それが薬剀垫の仕事だず思われるこずが倚い。
でも、回埩期リハの珟堎で私が倧切にしおいるのは、むしろ逆だ。

いかに薬を枛らしお、
患者が動ける状態を䜜るか。
それを私は「匕き算の薬物療法」ず呌んでいる。

䞊の5ステップは、その匕き算を珟堎で実践するための流れです。
ここからは、実際の症䟋を通しお、
各ステップがどう動くのかを芋おいきたしょう。


【STEP 1リハで気になる症状に気づく】

90歳の女性患者がいた。
脱氎の治療ずリハビリ目的で入院しおきた。
家族のゎヌルは、自宅退院。
「幎霢的にも、できる限り自宅で過ごさせおあげたい」ず。

入院時の状態は、食欲なし。
日䞭がヌっずしおいる。
そしお慢性的な䟿秘。
芚醒が悪く、リハは進たなかった。

——この「気になる症状」が、匕き算の出発点になりたす。


【STEP 2珟圚の凊方を確認する】

お薬手垳を確認するず、
3か所の開業医から凊方をもらい、
1日4回、蚈12皮類の薬を服甚しおいた。
脳梗塞、高脂血症、高血圧、糖尿病
—既埀は倚数。
家族も薬の管理が倧倉だずいう。

持参薬リストを広げた瞬間、
「これは倚い」ず感じた。
たずは党䜓像を把握するこずが、次のステップぞの土台になりたす。


【STEP 3eGFRず薬の敎合性をチェックする】

90歳ずいう幎霢を考慮すれば、
厳栌な血糖コントロヌルも厳栌な脂質管理も、
今この患者に必芁か疑問だった。
腎機胜も加霢ずずもに䜎䞋しおおり、
薬によっおは蓄積しお副䜜甚が出やすい状態だった。

eGFRず珟凊方を突き合わせるず、
敎合性が取れおいない薬が浮かび䞊がっおきたす。


【STEP 4薬剀垫が提案する】

該圓する薬剀が3皮類枛った。
血圧は100mmHg以䞋だったため、
降圧剀も3皮類から1皮類に。
凊方目的が䞍明だった抗ヒスタミン薬は、
抗コリン䜜甚の圱響を考えお䞭止した。

1日4回の服薬が、朝ず寝る前の1日2回になった。


【STEP 5枛量・䞭止・倉曎でリハ効果UP】

結果、血圧は120mmHg台で安定した。
䟿秘は解消され、食欲が戻り、日䞭のリハビリが可胜になった。
薬が枛ったこずで、患者が動けるようになった。

これが、匕き算の薬物療法の"ゎヌル"です。


「匕き算」は、䜕かを諊めるこずじゃない。

その患者に今本圓に必芁なものを芋極めお、
䞍芁なものを倖す。
それによっお、リハの土台を䜜る。

食欲を奪っおいる薬はないか。
䟿秘を匕き起こしおいる薬はないか。
日䞭の眠気の原因になっおいる薬はないか。

倚職皮カンファで薬剀垫を巻き蟌むずき、
「薬の提案をしおほしい」じゃなくおいい。

「この患者、最近食欲がなくお」
「日䞭がヌっずしおいるこずが倚くお」

——そのベッドサむドの事実を教えおくれるだけでいい。そこから、匕き算が始たっおいきたす。


5章明日からできる3぀のアクション

ずっおも長くなりたした。
でも、最埌たで読んでくれた人のために、たずめおおこうず思いたす。


① リハ䞭のふら぀きは「eGFRず薬」をセットで疑う

ふら぀き、眠気、なんずなく元気がない。
その原因が薬かもしれない。
プレガバリン、ファモチゞン、SU薬
——腎機胜が萜ちおいる患者では、
血䞭濃床が䞊がりやすい薬がある。
「腎機胜ず薬の量、合っおいたすか」の䞀蚀を
薬剀垫に投げおほしい。


② 食欲䜎䞋・浮腫は"病気のせい"ず決め぀けない

食べられない、䜓重が増えない、足がむくむ、䟿通がおかしい。
それが薬の副䜜甚である可胜性は、思っおいるより高い。NSAIDs、SGLT2阻害薬、PPI
——「匕き算」で解決できるこずがある。


③ リハ栄逊カンファで薬剀垫を巻き蟌む

難しいこずは蚀わなくおいい。
薬の提案をしおほしいわけでもない。
ベッドサむドで芋た「事実」を教えおくれるだけでいい。


📋 保存版薬剀垫ぞの盞談テンプレ

迷ったら、このたた䜿っおほしい。

○○さんのリハで、△△の症状が出おいたす。
eGFRず服薬タむミングの確認、
□□の薬の調敎は可胜でしょうか

具䜓的には、こんな䜿い方。

「田䞭さんのリハで、ふら぀きが出おいたす。
eGFRずプレガバリンの量の確認、
調敎は可胜でしょうか」

「鈎朚さんのリハで、足の浮腫が続いおいたす。
NSAIDsの倉曎は可胜でしょうか」

「山田さんのリハで、
食欲䜎䞋ず䜓重枛少が続いおいたす。
PPIの継続が必芁か、確認しおもらえたすか」

薬剀垫はこの䞀蚀で動ける。
カンファの堎でも、廊䞋でのひずこずでも構わない。


たずめシリヌズ予告

CKD患者のリハず薬の関係は、
たんぱく制限の話だけじゃない。

薬が、リハを邪魔しおいるこずがある。
薬を枛らすこずで、リハが動き出すこずがある。
そしお、その入口は薬剀垫ぞの「ひずこず」だ。

この蚘事で䌝えたかったのは、その3぀だけ。


今回玹介した8぀の薬、党郚を芚えなくおいい。

「なんか様子がおかしい」ず思ったずき、
この蚘事を思い出しおほしい。
逆匕き衚だけでも手元に眮いおおいおもらえたら、それで十分です。

今埌は、「サルコペニア総論」「耥瘡×離床」に぀いお、
回埩期リハでの経隓をもずに蚘事を曞いおいく予定です。

どちらも、この蚘事ず地続きの話になりたす。
気になる方はフォロヌをお願いしたす。


📚 担圓患者さんやご家族から「垂販薬・サプリは倧䞈倫」ず聞かれたずきの答えに困ったら、こちらが参考になるかもしれたせん。


最埌に䞀぀、聞かせおほしい。

リハ䞭に「これっお薬のせい」ず思ったこず、ありたすか

PT・OTの方も、薬剀垫の方も、管理栄逊士の方も
——コメント欄で教えおもらえるず嬉しい。
次の蚘事のネタになるかもしれないし、
誰かの気づきになるかもしれない。

それぞれの珟堎の話が集たる堎所に、
このコメント欄がなれたらいいなず思っおいたす。


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