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Photo bysinoayakouri

私は未来の不安を生きていた

    AWAI


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    今日、ふと気づいたことがある。

    私は今まで、「未来」を理由に、大切なものを手放してきたのかもしれない。

    とある場所でお菓子屋さんをやっていた頃、私は本当に楽しかった。

    小さなお店なのに、夜になるとたくさんの人が集まり、「楽しいね」と言いながらなかなか帰らない。

    あの場所には笑顔があって、人とのつながりがあって、私も心から笑っていた。

    それなのに、私はその場所を手放した。

    ずっと「お店は大変だから」と思っていたけれど、今日改めて振り返ってみると、本当に見ていたのは「未来の不安」だったのだと思う。

    「この先、体力的にきっと大変になる。」

    「ずっと続けるのは無理かもしれない。」

    そんなまだ起きてもいない未来を、自分で決めつけていた。

    そして、その思考は、お店だけではなかった。

    会社を辞めたときも、私は「いつか自分の居場所がなくなるかもしれない」と考えて、自分から離れていたのかもしれない。

    さらに気づいたことがある。

    私は何もかも、一人で背負おうとしていた。

    全部自分でやらなければいけない。

    全部自分で頑張らなければいけない。

    だから未来は苦しく見えていた。

    でも、本当はそうじゃない。

    人を信頼していい。

    助けてもらっていい。

    一緒につくっていけばいい。

    そう考えられるようになった今、未来の景色まで変わって見える。

    そして、今日一番大きな気づきがあった。

    私は、お店が好きだったというより、

    あの場所にいた自分が好きだった。

    人に囲まれて笑っている自分。

    誰かが「帰りたくない」と言ってくれる空間。

    人と人が自然につながっていく時間。

    あれが、私らしい生き方だった。

    人生は、未来の不安を生きるためにあるんじゃない。

    今、この瞬間の幸せを積み重ねるためにある。

    その積み重ねが、未来をつくっていく。

    今日、私はようやく思い出した。

    私が私らしく生きていた時間を。

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