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Photo by365life_lab

【詩】反芻

    星時雨

    椅子に腰かけると
    小さな指の腹が背中をつついて私を呼ぶ

    右に振り向くと
    きゃっという小さな笑い声

    戻って

    左に振り向くと
    すっと走り去る小さな影

    右に振り向き
    左に振り向き

    楽しそうに笑うものだから

    右に振り向き
    左に振り向き

    いつまでも見つけられないふり
    今ではもう、そんなもので君は笑わないけど



    ふと椅子に腰かけると
    小さな面影が背中をつついて私を呼んだ気がした

    あの日の笑い声が
    私の両耳に戻ってくる

    さて、どちらに振り向こうか

    幼い思い出が背中のほうで
    見つけてほしそうに
    振り返るのを待っている




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