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Photo byhidemaro2005

 ひとりごとと思わず、声を拾って
「はい、なんでしょう?」って応えちゃうマヌケさんは、誰?
 
 私だよ。

 日頃から、距離感だの空気を読むとかnoteで戯けたことを言う癖に、誰かが発した言葉へ
「はい」なんて。
ああ、恥ずかしい。
 
 全然知らない人のひとりごとに返事をして、
相手も笑ってくれる。

 先日もドラッグストアでシャンプーを選ぶ人が
「これ、傷むんよ……」
聞こえてきたから
「そうなんですよ、キシキシになりますよね」
相手はびっくりした顔をし
「あなた、分かる?」
「はい、これ使っていました」

 「アタシだけかと思った」
相手が破顔していく。気が抜けたような、安堵の表情に似て、自分だけじゃないと分かると安心するのかもしれない。

 ひとりごとなんて、空気に溶けて消えるはずの言葉なのに。
拾ってしまう人間がいるせいで、それは誰かに届いてしまう。

 面倒な性分だと思っていたけれど、案外、悪くないのかもしれない。

 う〜ん、どうなんだろうなぁ。
まあ、いいか。
その瞬間だけは、ひとりごとじゃなくなるのだから。ね?
 

#小牧幸助さん
#シロクマ文芸部
#ひとりごと

 
 
人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの淋しさ 手に握る砂が指から零れてしまう 狂人には沈黙を、佳人には微笑みを わたしはわたしの道を歩んでいるだけなのに ©️ももまろうめこのnoteは私に著作権があります 無断転載禁止です

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