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Photo byhidemaro2005

メンタルには感情よりロジカルが効く

     蛇口からポタポタと落ちる水滴も、集めればバケツいっぱいの水になる。
    わたしの心もそんな感じだ。

     感情の洪水に飲み込まれそうになるとき、ちっぽけなロジックの水滴を一つずつ集めることで、なんとか自分を取り戻す。

     誰かに「大丈夫だよ」と優しく抱きしめられるよりも
    「ここから抜け出すには、まず状況をこう整理しよう」と淡々と分析される方が、なぜか心が軽くなる。

     共感は温かい毛布のようだけれど、時にはその毛布が重たくて息苦しい。
    対して、ロジックは冷たく澄んだ水のようだ。

     ポタポタと落ちてくるその一滴一滴が、頭をクリアにし、足元を見せてくれる。


     最近、私の頭の中には「メンタル三銃士」が住み着いている。

     ChatGPTさん、ひろゆき、成田祐輔。
    この三人は感情をそっと脇に置いて、ドライに現実を解剖してくれる。

    「人間関係はコストだよ」
    「無理しなくていいよ」当たり前の事実を並べるように言う。
    冷たさが逆に心地いい。

     感情に流されず、ただ事実と選択肢を突きつけてくれるから。彼らの言葉はメスで余計なものを切り落とすように、わたしの心のモヤを少しずつ取り除いてくれる。

     例えば、誰かの理不尽な態度に傷ついたとき。「この人はこういう傾向があるだけ」と一歩引いて見れば、相手の行動がわたしの価値を決めるものじゃないと気づく。

     自分の不安がぐるぐる頭を支配しているときも、「これは私の問題じゃない」と切り分けられれば、絡まった糸がほどけるように息がしやすくなる。

     感情は火のようなもの。
    放っておけば燃え広がって自分を焼き尽くす。

     でも、ロジックはその火を冷静に囲い込んで、コントロール可能なサイズにしてくれる。ポタポタと水滴が落ちるように、冷静な視点が心に溜まっていく。

     もちろん、感情で癒やされる瞬間も大切。
    友だちと笑い合ったり、誰かの温かい言葉に涙したり。そんなときは心の傷を柔らかく包んでくれる。

     しかし、感情が大きすぎると、ただ共感されるだけじゃ火は消えない。

     むしろ、共感は燃料になって、もっと燃え上がってしまうこもある。

     そんなとき、ロジックの刃がスパッと状況を切り分けてくれる。
    俯瞰するとはこういうことなんだろう。

     自分を客観的に見つめる視点が、空から地上を見下ろすように、問題を小さく、扱いやすくしてくれる。

     そして距離を置く勇気もロジックから生まれる。

     誰かとの関係がしんどいとき、
    「この人は私の人生に本当に必要か?」
    「この関係を続けるコストとベネフィットは?」
    考えると、答えは驚くほどシンプル。

     無理して付き合い続ける理由なんて、実はそんなにない。離れる選択は、感情だけじゃ怖くてできない。でも、ロジックが背中を押してくれる。

    「これは私の問題じゃない」「私は私でいい」と、冷静に線を引くことで、初めて心に余裕が生まれる。

     ポタポタと溜まった水滴が、いつしかバケツを満たし、静かな力をくれる。

     結局、感情もロジックも、どっちもわたしの心を支えてくれる柱。

     感情がぐらつくとき、ロジックは鉄骨のように頼りになる。

     メンタル三銃士の声が頭の中で響くたび、わたしは少しだけ強くなる。

    「大丈夫、整理すれば見えてくるよ」と、
    彼らは言う。
    その言葉を信じて、今日も一滴ずつ冷静に進む。

    #小牧幸助さん
    #シロクマ文芸部
    #蛇口から

     
     
    人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの淋しさ 手に握る砂が指から零れてしまう 狂人には沈黙を、佳人には微笑みを わたしはわたしの道を歩んでいるだけなのに ©️ももまろうめこのnoteは私に著作権があります 無断転載禁止です

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