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Photo byhidemaro2005

主治医に恵まれた結果は癒し

    わたしの主治医が、被災者への精神科医療の提供や精神保健活動の支援で派遣された

    一報を目にして先ず
    わたしの身の上に不安を持つ
    …自分のことしか考えない薄汚い人間だよ

    被災者へ詫びる、恥を抱き
    先生が怪我や疲労困憊しないよう
    寒さで風邪をひいたりしないか案じた

    先生のことは、パーソナルスペースなど
    言っていられないほど信頼し
    診察が終わると、安堵感で蕩けてしまう
    絶大な効果のあるお守りかもしれない

    診察中は、誰に聞かれてもいい
    くだらない雑談しかしていない

    睡眠や食欲、生活と心境などをひと通り聞かれて
    その後は、先生のボヤキを聞いている

    「ももまろさ〜ん」「はい」
    「俺、仕事辞めたい!」「またですか」
    先生の愚痴を頷きながら、聞き流し
    「先生は頑張りすぎてるもんね」

    待合室にどれだけ患者が待機しているか
    静かで虚な目をした患者が、無表情で腰掛けており
    1日にこの人数以上を、先生ひとりが診察していく

    「そっかな」一瞬、目の色が変わる先生へ
    「そうだよ
    わたしは先生が居なきゃ心許ない」

    窓からの風景を先生と眺めながら
    「あの動画が面白い」「先生、観てみるね」
    「今朝○○だった」「先生、良かったね」
    思いつきで、つぶやき合っている
    と、ここまでで8〜12分

    ここまでがお決まりの流れで、癒しになる
    先生と年齢が変わらないからかもしれない

    自分でも精神が崩壊して、どうにもならない
    今にでも消えてしまいたい
    希死念慮で震えても、診察室へ入ると
    心という形が再生されていく実感がある

    先生は何かを狙って「仕事を辞めたい」
    話を振ってくる戦略だとしても
    先生の話から掴んで帰る、生きるヒントが必ずあり
    懇々と説教や正論を垂れるより、効果がある

    Amazonをポチッとしながら
    たまには先生へお礼として
    消え物のプレゼントをしてもバチは当たらない
    先生も人間だから、労わりを感謝の代わりにしたい

    わたしを癒してくれる人には 
    これぐらいしても、まだ足りない

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    人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの淋しさ 手に握る砂が指から零れてしまう 狂人には沈黙を、佳人には微笑みを わたしはわたしの道を歩んでいるだけなのに ©️ももまろうめこのnoteは私に著作権があります 無断転載禁止です

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