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【実話】🌸「おたすけ婆さん」の不思議②生命が蘇る奇跡の一滴

「こら!婆ちゃんに今なんて言った!!」


祖母の小言はエンドレスだった。。。。


朝から晩まで、ひとたびスイッチが入ると、追いかけるように言い続ける。ひどいときは、翌日の朝までも。。



でも、決して意地悪ということではない。
知らない人にも気さくに声をかけるし、面白いし、面倒見もいい。

ただ、、、
とにかく負けず嫌いで頑固。
自分の思う“正しい”ことを一切曲げない人だった。



そんな祖母が「おさづけ」をするときだけは、雰囲気が違った。。。


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****


ある日、高熱にうなされる幼児を抱えた母親がやってきました。


「もう三日も何も食べてなくて……お医者さんにも診せたんですけど、全然よくならなくて……」


母親の目は涙でいっぱいだった。
抱かれた子どもはぐったりして、声も出さない。

祖母は

「大丈夫、大丈夫!」

といつもの調子で迎え入れる。
慌てるでもなく、焦るでもなく、いつも通りの祖母だった。



「いまから神様のお取り次ぎをさせてもらうから」



神様にお祈りをしたあと、神名を唱えながら「おさづけ」を始めた。
高熱にうなされる子供を優しく撫でるように。



部屋の空気が、ふっと静かになる。



いつも小言を言い続ける祖母とは違う、
どこか神聖な雰囲気が漂う。





おさづけが終わってかしわ手をたたく。


しばらくした時に、



「ぎゅうにゅー……」


突然、その子が小さな声でつぶやいた。




「えっ?」


その場にいた全員が驚いた。


「ぎゅうにゅー……」


もう一度、小さく呟く。




母親は目を丸くした。


「この子、ずっと何も食べられなかったのに……牛乳が飲みたいの?」




近くで見ていた人が、慌てて台所へ走り、急いで牛乳を持ってくると、そっと口元へ運んだ。


その子はごくごくと飲み始める。



その瞬間、全員が息をのんだ。


みるみるうちに顔色がよくなり、しっかりと目を開ける。



母親は泣きながら祖母にお礼を言った。




「私がやったんじゃないよ、神様だよ」



祖母はいつもの口癖をポンと口にした。



その言葉を聞きながら、私は「すごい」と思うと同時に、

「でも、なんで?」

という疑問が頭から離れなかった。



祖母はただ静かに、


「心定めが第一だよ。」

「ひと助けたら我が身たすかる。
 人を助けるんだよ。」



と母親と声をかける。




私は「おさづけ」というものが何なのか、もっと知りたくなった。それが、後の私の探究心へとつながっていく——。


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