メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

業


    「か぀おの残像」


    昔、空の色が
    そのたたの色に芋えおいた頃があった

    音楜が奜きだった
    むダホンの向こう偎には
    䞖界が鮮やかに広がっおいお
    友達ず笑い合う声は
    䜕の疑いもなく
    空に溶けおいった

    自分の声が
    自分のものだず
    疑わずに枈んでいた

    誰かのための祈りではなく
    ただ
    暑い、ずか
    お腹が空いた、ずか

    そんな
    取るに足りない「自分」が
    確かにそこにいた


    わたしも
    「普通」の女の子だった

    今は
    誰もいない

    むダホンから流れるのは
    砂嵐のような静寂だけ

    あの頃のわたしを
    今のわたしは
    もう
    思い出すこずができない



    「はじたり」


    最初は
    疑わなかった

    正しいず蚀われたから
    正しいず思った

    それだけだった



    「䞉重の呪い」



    埌悔が
    䜓の䞭に溜たっおいる


    泥のように重く
    粘぀いお
    わたしの感芚を狂わせおいく


    信じたものが赊せない
    怍え付けられたものが蚱せない
    そしお
    あの堎所で死にきれなかった
    自分を、蚱せない


    この䞉重の呪いを抱えたたた
    わたしはただ生きおいる


    腐ったたた
    ただ、
    浅い呌吞を


    「麻痺」


    䜕も感じなくなった
    わけじゃない


    ただ
    届かなくなった


    嬉しさも
    悲しさも
    怒りも


    確かに
    そこにあるはずなのに
    觊れようずするず
    指先を透過する


    遠くの出来事のように
    がやけおいる


    あれだけ重かった地獄も
    あれだけ苊しかったはずの倜も
    今はもう
    重さすら思い出せない


    軜くなったんじゃない
    心が
    すり枛っお
    麻痺しただけだ


    喜ぶ理由があっおも
    頬は動かない
    泣く理由があっおも
    県は也いたたた


    空っぜずも違う
    ただ
    静かに
    止たっおいる


    それでも
    日垞は続く


    時蚈の針が
    私を眮き去りにしお進む


    これが
    「楜になった」ずいうこずなら


    私は
    あの堎所で
    正しく
    死んでしたったのだず思う


    「普通のふり」


    壊れおいる


    それは
    自分が䞀番よく知っおいる


    でも
    䜕もなかったみたいに
    顔を敎えお
    声の枩床を合わせる


    笑うタむミングも
    盞槌の速さも
    身䜓が、勝手に芚えおいる


    間違えないように
    「普通」の茪郭をなぞる


    少しでもズレたら
    党郚
    こがれ萜ちおしたいそうで


    慎重に
    䞁寧に
    自分を、奥ぞ奥ぞず抌し蟌める


    本圓はもう
    䜕も感じおいないのに


    それでも
    完璧に、挔じきる


    優しさも
    気遣いも


    その笑顔の裏偎では
    感情が
    音も立おずに死んでいる


    誰にも気づかれないたた
    誰にも、觊れられないたた


    完璧に
    壊れたたたで
    「普通のふり」を完遂する


    こうしお
    蚀葉にしおしたったこず自䜓が


    私が、もう
    ひずりで抱えきれおいない
    䜕よりの、蚌だ



    「腐っおいる」


    面癜くもないのに
    倧袈裟に笑う

    口角だけを吊り䞊げお
    目の奥底は
    泥のように淀んでいる

    話を聞いおいるようで
    どこにも残っおない

    正解の盞槌を
    隙間に攟り蟌めば
    「味方」の完成だ

    本圓は
    䜕ひず぀
    觊れさせおなどいない

    わたしの
    心は
    ずっくに
    腐敗しおいる



    「沈黙」

    頭の䞭では
    䜕床も
    蚀葉が生たれおは消える


    䌝えたいこずがある


    声にした瞬間に
    仮面が壊れる予感がしお


    誀解されるくらいなら
    黙っおいたほうがいい


    そう思っお
    たた
    飲み蟌む


    吐き出せなかった蚀葉が
    喉の奥で
    固い石になる


    「普通」を挔じるたびに
    奥底が
    冷えおいく



    「血の感芚」


    呚りが怖い
    笑っおいる人が
    怖い
    普通に生きおいる人が
    怖い


    䜕が怖いのか
    うたく蚀えない
    ただ
    圌らの「普通」が
    わたしにはうたく重ならない


    朝起きお
    圓たり前に日垞をなぞり
    昌䌑み
    䞭身のない䌚話で笑い合う
    垰り道
    幞犏そうな誰かの話し声


    その党おが
    わたしには理解できない


    どうしお
    そんな簡単に
    生きおいけるのか


    どうしお
    そんなに自然に笑えるのか


    わたしにはその「普通」が
    狂気に芋える


    壊れおいるのは
    わたしなのか
    それずも
    汚れ䞀぀なく
    無傷なたたで生きおいる
    圌らなのか


    笑顔が䜜り物に芋える
    楜しいずいう蚀葉が嘘に聞こえる


    「普通」ずいう巚倧な流れの䞭で
    ひずりだけ
    逆流の䞭に立ち尜くしおいる


    孀独だ


    正垞が、異垞に芋える


    この感芚こそが
    狂気なのだず
    分かっおいるのに


    それでも
    圌らの笑顔を芋るたびに
    ぞっずする


    わたしだけが
    別の色の血を流しおいるみたいで



    「䟵食」

    逃げ堎なんお
    最初からなかった

    正しい蚀葉を
    䜕床も
    繰り返させられた

    意味はわからないたた
    口だけが
    圢を芚えおいく

    祈りの蚀葉が
    わたしの声じゃないたた

    間違えないように
    疑わないように

    指先の角床
    平䌏す背䞭の傟きたで
    決められおいた

    拒むこずも
    疑うこずも
    蚱されおいなかった

    できない自分を
    責めるこずしか
    蚱されなかった

    䞀日䞭
    誰かの声に囲たれおいた


    正しさを教える声が
    途切れるこずはなく


    黙れば
    理解しおいないず責められ


    うなずけば
    ただ足りないず蚀われた

    あの日から
    わたしの䞭で
    「信じる」ずいう行為が
    少しず぀
    壊れおいった

    正しい顔をした誰かに
    わたしの茪郭を
    粉々にされおいく

    わたしは
    生きるために
    わたしであるこずを
    殺しおいった

    救いであるはずのものが
    終わりのない日々を
    地獄に倉えおいった

    その䞭で
    わたしは
    静かに壊れた

    逃げおも
    逃げおも

    倩井から
    壁から
    「正しさ」が降り泚ぐ

    逃げられない
    救いずいう名の暎力が
    執拗に
    どこたでも远い詰める

    絶望の淵で
    生きるために
    すべおを捚おお
    倜を走った

    我が子を
    残しお
    振り返れなかった

    ただ
    逃げ切るこずだけで
    粟䞀杯だった

    それでも
    どこたで行っおも
    あの「正しさ」が
    内偎から
    远いかけおくる

    あの地獄は
    もう終わっおいるはずなのに

    いたも
    わたしの奥底は
    あの檻の䞭に
    囚われたたただ



    「自由ずいう名の孀独」




    鉄栌子のない檻に
    攟り出された
    「自由にしおいい」ずいう
    突き攟すような優しさの䞭で


    わたしは
    歩き方さえ忘れおいた


    怍え付けられた恐怖が
    内偎から
    足銖を掎んで離さない


    はみ出せば
    眰せられる
    疑えば
    地獄に萜ちる


    その声が
    仕事垰りの倜道で
    幌い子の泣き声に混じっお
    リフレむンする


    「普通」になろうず
    必死に
    誰かの真䌌をする


    腕の䞭に残った枩もりず
    眮いおきた背䞭の
    あたりに遠い距離


    䞀人は
    救えなかった


    その重さが
    自由を
    ただの眰に倉えおいく


    腕の䞭にある
    小さく打ち続ける錓動


    それを感じるたびに
    眮いおきた静寂が
    わたしを刺す


    「お母さん」ずいう
    圓たり前の呌び名が
    今のわたしには
    ひどく䞍釣り合いな
    借り物のように思えた


    逃げ切れたのではない
    わたしは
    半分だけ死なせお
    ここにいる


    自由ずは
    赊されないたた
    生き続けるずいう
    刑眰の名前だった


    「遞択」


    「ママず䞀緒にいこう」
    壊れた機械のように
    䜕床も、䜕床も、繰り返した


    返っおきたのは
    「パパがいい」ずいう
    幌い、あたりに無邪気な拒絶


    粟䞀杯の愛を泚いできた
    わたしの幎月は
    その䞀蚀で
    音を立おお厩れ去った


    殺したいほど憎い男を
    あの子は遞んだ


    わたしを遞んでくれなかった


    悔しくお
    悲しくお
    それでも
    わたしは
    あの子を眮いお
    自分の自由を遞び取った

    「バむバむ、ママ」


    無邪気な笑顔で
    手を振るあの子を
    倜の闇に眮き去りにしお
    わたしは走った


    あの堎所にいたら
    わたしが先に死んでいた


    あの日から
    わたしの「今」は
    あの子の犠牲の䞊に立っおいる

    必死に繋ぐ日垞の裏偎で

    あの子が泣いた倜
    あの子がママを呌んだ時
    わたしはどこで
    誰のために笑っおいたのだろう


    自分の呜ず
    匕き換えにしおしたった
    この息苊しい自由は


    あの子から奪い取った
    時間でできおいる


    ごめんね、さえ
    蚀わせおもらえないたた


    わたしは今日も
    自分を刺したたたの刃を抱いお
    「母芪」のふりをしお
    生きおいる



    「泥を抱く」


    手攟せば
    楜になれるず
    誰かが蚀う


    けれど
    これは
    私の䜓の䞀郚で
    捚おおしたったら
    私は私で
    なくなっおしたう


    抱えきれないほどの
    泥を抱えたたた
    歩き続ける


    腕は痺れ
    膝は震え
    感芚はずっくに
    麻痺しおいるのに


    それでも
    この重みだけが
    私が生きおきた
    唯䞀の蚌拠みたいで


    空っぜの空を芋䞊げおも
    䜕も降っおこない


    願えば叶うずか
    明けない倜はないずか
    そんな
    軜薄な蚀葉たちが
    䞀番
    私を孀独にする


    頑匵れず蚀われるたびに
    あず
    どこを削ればいいのかず
    問い返したくなる


    限界なんお
    䜕千回も
    通り過ぎた


    今の私は
    ただの
    「生きおいる慣性」だ


    意味なんおない
    垌望なんお
    もっずない


    ただ
    抱えきれないものを
    抱えたたた
    絶望に慣れおしたった
    だけだ


    虚しさが
    私の䞭に
    居座っおいる


    それでも
    明日の朝が来れば
    私はたた
    「普通のふり」をしお
    この泥を隠し
    街ぞ出る


    壊れたたたの
    重さを持ったたた



    「空癜」


    䜕も起きなかった

    良いこずも
    悪いこずも

    心が動くようなこずは
    䜕ひず぀なくお

    ただ
    時間だけが

    音も立おずに
    通り過ぎおいった

    嬉しくもなく
    悲しくもなく
    䜕かを期埅するこずもなく

    気づけば倜になっおいた

    今日ずいう日は
    䜕ひず぀ 
    残しおいない

    確かに
    誰かの 
    䞀日が
    終わったらしい



    「䞍可䟵」


    わたしの泥を
    ひずりで抱えないでず
    誰かが蚀う


    少しでいいから
    枡しおほしいず


    正しく
    やさしい手が
    差し出される


    わかっおいる
    それが玔粋な善意だずいうこずも


    ひずりで抱えるより
    ずっず健やかだずいうこずも


    でも


    わたしは
    楜になりたいわけじゃない


    理解されお
    癒やされたいわけでもない


    ただ


    ひずりで背負うこずでしか
    自分の茪郭を
    保おないだけだ


    誰かに預けた瞬間に
    わたしずいう存圚が
    霧散しおしたう気がしお


    抱えおいる重さごず
    わたしはここに立っおいる


    それは
    解決なんお蚀葉では
    枬れなくお


    ただ
    こうするこずでしか
    生きおいけない


    泣いおるわたしを
    そのたた
    攟っおおいおほしい



    「自傷」


    優しくされるたび
    自分が
    壊れおいく気がした


    誰かの望む
    「いい人」を差し出すこずで
    私は今日たで生き延びおきた


    献身こそが
    唯䞀の愛だず
    呪いのように信じ蟌んでいた


    誰かに
    殺されないために
    私は私を
    殺し続けおきた


    息を殺しお
    笑う


    自分を倧事にするこずは
    眪ではないはずなのに


    ただ
    赊ゆるし方が
    分からないたた



    「壊れないために、壊す」


    蚱しなんお、甘えだ


    自分を刺す手觊り
    私が私である
    唯䞀の蚌拠で


    痛みが薄れるこずが
    䜕よりも、恐ろしい


    おかしいず分かっおいる
    でも
    他に方法を知らない


    痛みは、眰だ


    癒えなくおいい
    消えなくおいい


    この痛みがあるこずで
    私はただ
    ここにいる、ず確信できる


    誰かの優しさよりも
    䞍確かな垌望よりも
    いちばん確かなのは
    内偎に沈んでいる
    この鈍い重み


    それは誇りでも
    匷さでもなく
    生き延びるための
    ただの
    癖だ


    自分を远い詰めなくおも
    生きおいいはずなのに


    この痛みだけが
    私を、肯定する


    癒えなくおいい


    このたたで



    「あるいは、愛に぀いおの生死感」


    愛は
    人を生かすものだず
    思っおいた


    愛されれば
    この痛みが消えるず
    信じおいた


    けれど
    あのずき
    わたしの䞭で
    䜕かが静かに
    終わった


    愛されるほど
    愛せない自分が
    浮き圫りになる


    満たされおいるはずの堎所で
    呌吞が
    浅くなっおいく

    觊れられるたびに
    皮膚の裏偎を
    無数の虫が這うような
    逃げ堎のない
    嫌悪

    愛の蚀葉を泚がれるたび
    喉の奥たで
    泥を詰め蟌たれおいくような
    窒息の
    感觊


    誰かが差し出す「優しさ」が
    わたしを
    ゆっくりず
    殺しおいく


    愛は
    残酷な光だ


    愛があるから
    死にたくなる


    愛は
    救わなかった


    ただ
    決定的に
    わたしを 
    倉えおしたった


    それでも
    ただ
    枩もりを求めおしたう

    この矛盟が
    わたしの
    業



    「眰」



    どこで間違えたのか
    蚘憶もないのに


    ここにいるこずだけが


    ずっず


    赊されずにいる


    息をしおいるだけで
    削られおいく


    笑っおも
    食べおも


    わたしの血は
    眪の色を
    薄めおはくれない


    終わらないたた


    ただ
    続いおいる


    これを
    生きおいるず呌ぶなら


    たぶん
    最初から
    遞択肢なんおなかった



    「欠陥」


    子䟛を包む
    わたしの手は
    い぀だっお迷いがなく
    枩かい


    それが
    「母芪」ずいう圹割の
    正しい枩床だず
    信じお疑わなかった


    けれど
    向かいの垭から
    差し出されたその手に
    わたしの指先が
    䞍快なほどに震えだす


    䞎える術は
    芚えたはずなのに
    受け取るための心が
    どこを探しおも芋圓たらない


    か぀お欲しくお
    死ぬほど枇望したはずの
    その枩もりこそが
    今のわたしを
    最も深く、残酷に暎く


    愛しおいる
    愛したい
    けれど
    愛されるこずだけが、
    出来の悪い「拒絶反応」ずしお
    党身を粟立たせる


    差し出した手は
    優しい「母」の圢をしお
    差し出された手を
    拒む心は「迷子」のたた


    この臎呜的な欠陥こそが
    わたしのすべおで


    それでも
    ただ、愛されたがっおいる



    「矛盟」


    救いなんお
    ずっくに諊めおた


    理解されるこずなんお
    傲慢だず思っおた
    たしおや
    わたしの蚀葉が
    誰かに届くなんお


    差し出される優しさは
    い぀も遠くお
    觊れたら壊れおしたう幻か
    わたしを暎くための眠のように芋えおいた


    それでも
    差し出しおくれる手を
    掎たずにはいられなかった


    拒むほどの気力もなく
    信じるほどの玔粋さもない
    ただ、
    その手の枩床に
    心が䞍快なほどに揺れた


    救われたいわけじゃない
    理解されたいわけでもない
    そんな安っぜい安寧は
    わたしの絶望を汚すだけだ


    けれど
    あの瞬間だけは
    “ひずりで立っおいなくおもいいのかもしれない“
    そんな
    吐き気がするほどの埮かな期埅が
    胞の奥を掻きむしった


    それは
    垌望なんおものじゃない
    もっず醜くお
    もっず切実な
    抗えないだけの
    ただの、衝動


    諊めきったはずの手が
    汚れきったはずの指先が
    それでも
    その枩もりに觊れおしたう


    その救いようのない矛盟こそが
    わたしの
    今の
    生きおる姿



    「残響」


    死にたいず
    䜕床、繰り返しただろう


    その床に
    頭をよぎる
    いく぀もの顔や責任を拟い集め
    「あずもう少しだけ」ず
    自分に呪いをかけお


    今日たで
    生き延びおしたった


    未来に
    期埅なんおない
    垌望なんお
    ずうの昔に
    どこかに眮いおきた


    ただ
    倉わり映えのしない毎日ずいう絶望が
    目の前を通り過ぎおいくのを
    䜕も感じないたた
    黙っお芋送る


    それでも
    詩を曞くずきだけは
    肺の奥たで
    空気が届く


    それは
    救いでも
    生きたい理由でもなく


    ただ
    終わらせるこずができなかった
    ずいう
    敗北に䌌た事実だけが
    ここにある



    「埌悔ごず、連れお行く」


    若い頃に
    もっず自分を倧切にできおいたら
    もっず自分の時間を
    自分のためだけに
    䞁寧に䜿えおいたら


    誰かに寄りかからず
    自分で自分を満たすこずを
    圓たり前のように遞べおいたら


    わたしは
    もっずたっすぐに
    自分の足で立おる人生を
    歩めおいたのだろうか


    静寂の䞭で
    ふずそんな埌悔が
    銖をもたげる


    けれど
    あの頃のわたしはきっず
    誰かに寄りかからなければ
    立っおいられなかった


    誰かに觊れおいなければ
    自分の茪郭かたちすら
    わからなかった


    満たされなかった時間も
    遠回りに芋える遞択も


    「党郚、必芁だった」ず
    綺麗に蚀い切れるほど
    わたしはただ匷くはないけれど


    それでも
    あの䞍安定さの䞭でしか
    觊れられなかった感情があっお


    あの未熟さの䞭でしか
    芋えなかった景色があった


    今になっおやっず
    自分を満たすずいうこずが
    少しだけわかる


    だから思う


    もっず早く気づきたかった、じゃなくお


    あの時
    気づけなかったわたしごず
    ここたで来たのだず


    それでいいのだず


    そう思い蟌むこずでしか
    「わたし」を
    繋ぎ止められない


    わたしが
    ここにいる



    「時効」


    消えない埌悔も
    ここにある痛みも


    他人から芋れば
    ただの過去で


    あの日の傷は
    いたも呌吞のたびに
    疌くのに


    倖偎の䞖界では
    もう時効が成立しおいるらしい


    痛みの枩床も
    埌悔の深さも
    誰にも䌝わらないたた


    「過去」ずいうラベルを貌られお
    終わりにされる


    わたしの䞭では
    腐らずに残っおいるのに


    他人の目には
    もう䟡倀のない
    叀い蚘録のようだ


    わたしは、取り残されおいる


    その枩床差が
    いちばん冷たい





    「あなたぞの、手玙」


    これが
    わたしのすべお


    救えなかった眰も
    䞀日も忘れるこずのなかった
    あなたぞの
    届かない蚀葉も


    わたしは
    あなたを眮いお
    生き延びおしたった


    その消えない傷だけが
    わたしを
    「母芪」に
    繋ぎ止めおいた


    母芪が恋しかった倜も
    きっず
    あったのだず思う


    ひずりで
    泣いた日も


    誰にも蚀えないたた
    飲み蟌んできた痛みも


    楜な人生では
    なかったはずなのに


    それでも
    笑っお生きおいるあなたを


    わたしは
    遠くから
    䜕床も思い出しおいる


    い぀か
    あなたが
    この泥のような蚀葉を
    拟い䞊げおくれるなら


    その時
    わたしの「遞択」は
    初めお
    赊されるのかもしれない









    生きたいわけじゃない



    でも




    終わらせるこずもできない




    #創䜜倧賞2026
    #オヌルカテゎリ郚門

     
     

    朔

     
     
    そっず、玡ぐ 詩のようなものを365日 A quiet moment for you Images created with AI / messages born in silence Some visuals are respectfully referenced

    あなたぞのおすすめ