
フル装備の山登りからいかだ下りへ
こんにちは、ふーかです。
私は今までずっと緊張して生きてきました。
間違えないように、正解でいなきゃ、
完璧でいなきゃ、失敗しないように、
怠けないように、甘えないように、
嫌われないように…
そんな重たい鎧をたくさん身につけて生きてきました。
例えるなら
いつ遭難してもいいように、
食べ物や飲み物、懐中電灯、コンパス、ラジオ、笛、ロープ、替えの下着…
必要なものや役に立つものを全部リュックに詰めたフル装備で、道を間違えないように地図を握りしめて何度も何度も確認しながら山登りをしている感じ。
大学受験の時、メモに
「私は自分のために第一志望に行く。
塾でお世話になったチューターさんに会うため
嫌いなあいつを見返すため
友達との約束を守るため
先生や家族、お世話になった人にやりきったと言うため
自分のタイプの人と結婚して幸せな家庭を築くため」
と書いていました。
大学3年生の10月、キャリアセンターの進路登録の長所欄に
「自分を律せられること、やりたくないことやあまり気乗りしないことであっても楽な方に逃げることなく、真面目に取り組むことができる。
また、自分で決めたことは最後まで貫き通すことが多い」
と書いていました。なんだか恐ろしいですね。
今ならこんなこと絶対書きません。
今思えば
どちらもずいぶん力が入っていたなと思います。だいぶ背負ってたなと思います。
まるで第一志望だけが人生の正解で、第一志望じゃないと人生が終わっちゃうみたいな感じ。
でも、別に第一志望じゃなかったとしてもお世話になったチューターさんには会えばいいし、嫌いなあいつはそもそも見返さなくていいし、友達との約束を守れなかったからって絶交になる訳ではないし、そこで思ってもいなかった素敵な出会いがあったかもしれません。
就活の時に書いた長所も、強みというより鎧ですね。遭難しないための装備だった。
きっと失敗したら、道を外れたら、全てを失うと思っていたんだと思います。
だから先回りして、備えて、握りしめて、コントロールしようとしていた。
でも
そんなに握りしめなくていい。
抱え込まなくていい。
一本道に縛られなくていい。
人生は一本道じゃなくて、枝分かれした全部の道に物語があるのだから。
今の私はあの頃必死にしがみついてた「たった一つの正解」をいくつも知っている。道を間違えても引き返すこともできるし、その道を楽しむこともできる。
だからこれからは、いかだ下りでいい。
舵だけ自分で持っていて、あとは感覚に従って流れに身を委ねてみる。
どんな景色が見れるんだろう。
あの頃の力みがあったから、今がある。きっとあれがなかったら、今の力の抜き方には辿り着けなかった。
登山の装備を知ったうえで、川を選ぶ。
地図を読めるけれど、あえて閉じる。
それでも流されきれず、自分の舵を持っていたい。
最後まで読んでくれてありがとう。