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Photo bysnafu_2020

「誰も私を見てくれない」定型発達の長女と、ギフテッド2E息子のきょうだい育児

    ​中2の長女の勉強サポートが難しい。我が家には、思春期真っ只中の定型発達の長女と、ギフテッド2Eでまだまだ精神的に幼い小6の息子がいます。

    ​「手のかからない定型発達の上の子」と「サポートが必須な凸凹の下の子」。この組み合わせのきょうだい育児は、親としてリソースの配分が本当に難しいと日々痛感しています。

    ​今回は、きょうだいの間に生じる不公平感と、思春期女子への現在のサポート戦略について書いてみます。

    ​「誰も私を見てくれない」と大泣きした日

    ​今でこそ息子の2E特性がわかり、通級や専門の医療機関に繋がって元気に過ごしていますが、息子が小3の時は、家庭内がまさにブラックホールのような状態でした。

    ​息子の情緒が極度に不安定になり、毎日が綱渡りのようだった時期。私だけでなく、夫もおじいちゃんおばあちゃんも、家族全員の意識が「息子の命と心を守ること」に全振りされてしまっていました。

    ​定型発達で、大きな問題を起こさず自分のことを自分でできるからこそ、後回しにされてしまった長女の孤独。あの時のことは、今でも親として強く記憶に残っています。

    ​「2人目はずるい」に対する親のリアルな本音

    ​最近でも、長女は「弟ばかり色々やってもらってずるい」「2人目に生まれればよかった」と怒ることがあります。

    ​これに対して「そんなことないよ、平等だよ」なんていう綺麗なテンプレ回答はしません。なぜなら、「そりゃそうだ、2人目有利は確実にある」というのが親としての偽らざる本音だからです。

    ​親だって、1人目は何もかもが手探りのド素人です。失敗もするし、要領も悪いです。それが2人目になると、1人目の経験値があるから効率よく「強くてニューゲーム」ができているだけのこと。私自身も長女として生まれているので、彼女の「下はずるい」という気持ちは痛いほどよく分かります。

    ​その事実をそのまま長女にも伝えましたが、やはり思春期の娘としては、頭で分かっても感情としては納得いかないという空気を出しています。

    ​思春期の理不尽「口出しするな、でも放置するな」

    ​定期テストに向けての勉強でも、きょうだいの違いは顕著に出ます。

    ​息子は精神的に幼く、とにかく私を頼ってきます。隣について一緒に勉強すればサクサク進むし、やった分だけ目に見えて効果が出ます。教える側のコスパが非常に良いタイプです。

    ​一方、中2の長女は、親と一緒に勉強するのを極度に嫌がります。それならと本人の希望通りに放っておくと、今度は「弟ばかり色々やってもらってずるい!」と怒り出す始末。

    ​「構うとウザがるくせに、放置しても怒る」。こちらとしても「はー?どっちかにしてよ」と内心イライラしますが、そこはグッと我慢です。

    ​試行錯誤の結果行き着いた「黒子サポート作戦」

    ​一緒に机に向かうのがNGなら、直接教えずに環境だけを整えるしかありません。現在、長女のテスト対策として私が裏でやっているのは以下の4つです。

    • ​スケジュールの枠組み作り:計画を立てる部分だけはサポートする。

    • ​ワークの無限コピー:本人が一人で何度も反復練習できるように、ひたすら準備に徹する。

    • ​母特製「必殺・副教科ノート」:出題されそうなポイントを私がノートにまとめ、赤字で書いて赤シートで隠して覚えられるように仕込む。

    • ​食事中の「ついで」クイズ:机に向かって教えると角が立つので、ご飯を食べている時に、ノートの内容に関連付けた雑学やクイズをペラペラと話しかける。

    ​冷たい「ふん」の裏側で

    ​食事中に私が必死にクイズを出して絡んでいっても、長女から返ってくるのは「ふん」という冷たい思春期リアクションです。

    ​正直、このやり方がうまくいっているのか、彼女の求めている正解なのかは分かりません。でも、毎日机に向かって彼女なりに頑張って勉強しているのは事実なので、親として応援したい気持ちは本物です。

    ​だから今日も、ウザがられながらも「黒子」として、せっせとワークをコピーし、必殺ノートを作り続けています。

     
     
    現役看護師(NICU.重症心身障害児医療、行政での虐待対応など)/ギフテッド2E育てる2児母。「戦略的諦め」と「投資による防波堤」で時間を買い戻す生存戦略を実践。労働集約型から脱却すべくAIを駆使しKindle本を海外展開中。https://mosasaurusu.com/

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