
小説 「私たちこのままでいいの?」 ⑯ #397
最終話である。
二人はどんな結末を迎えるのか。
彼氏(周)目線から見ていこうと思う。
Episode16 このままにしなかったから
俺と未来は結婚に向けての準備を重ねている。
すぐに一緒に住めるわけではないけれど、確実に前には進んでいる。
今日はオンライン通話の日。
未来と何を話そう。
俺からも未来に伝えなければならないことがある。
そんなことを思っていた。
そして、オンライン通話の時間になった。
「あのさ、未来。今日は俺から話したいことがあって。」
「うん、どうしたの?」
「実は、俺さ、あと2ヶ月で北九州から札幌に戻れることになった!!」
「えっ! やったー! また一緒に住めるの?」
「うん。そうだよ。2ヶ月後にはなっちゃうけどね。」
この会話をしていて、未来の表情はより柔和になり、声のトーンが一つ上がったような気がした。
「えっ。ほんとに戻ってこれるの?」
「そうだよ。俺は2ヶ月経ったら戻ってくるよ。それまでに色々、二人で準備しよう。」
この会話をしていても、未来の顔が浮ついていた。
未来はこの後にこう言った。
「私たち、このままにならなくてよかったね。このままだったら『幸せだけど、前進がない毎日』を過ごしただけだったと思う。このままにしないでくれて、ありがとう。 周。大好き!」と未来から愛の告白をされた。
俺も「このままにしなかったのは、未来も一緒だよ。本当にありがとう。未来。大好き!」と言い合って、オンライン通話を終えた。
このままにせず、自分たちの現状と向き合い続けて良かった。
これからも、どんな困難があっても、向き合っていこう。
状況をこのままにしないために。