
活気の向こう側
つい先日、私が住んでいる地域のお祭りが催された。ずっとずっと昔から続いている伝統あるお祭り。毎年いろいろな場所からたくさんの人が足を運んでいる有名なお祭り。
私がこの地域に引っ越してきた当初は、私もよく祭りに行っていた。露店もズラッと並んでいて賑やかで熱気があり行き交う人でごった返していた。
せっかくこの地域に引っ越してきたんだからなんとなくこの祭りを体感しなくちゃもったいないと思っていた。
でも、祭りが終わって家に帰ると心身ともにかなり疲弊していた。何もできないくらいぐったり⋯。そういえば忘れていたけど私は祭り(人が集まる場所)が得意な方ではないのだ。私は人が集まる場所を遠くから眺めているほうが好きなのだ。いや、むしろ大好きなのだ!
花火大会でも打ち上げられるきらびやかな花火を遠くから眺めて、『あの花火のしたでたくさんの人が楽しんでるんだろうな』とか想像して平和だなぁとか幸せだなぁとかがなんか心に染みわたる。
子供の頃から祭りが終わったあとのほうが大好きだった。賑やかな音楽や楽しそうな人々の話し声がフッと落ち着き祭りの熱が少しずつ冷めていつもの夜の暗闇が戻る感覚がとても好きだった。
そんなこんなでここ何年かはこの地域のお祭りには行っていない。でも、祭りの空気感を遠くから楽しんでいる。
もうすぐ暑い夏が始まる。私は夏の夕方が好き。ギラギラ太陽が沈んでいき、空が薄く紫色になり暑い空気感が少し下がる。この気持ちは祭り終わりの『好き』に似ている。
また今年もこの『好き』を体感できる。
でも、年々暑さは厳しくなる一方なので、皆様少しづつ暑さに体を慣れさせて、無理せず暑い夏をお迎えください。