
【日常のつぶやき帖】マヨネーズ、お前もか
私は最近気になっていることがある。
それは調味料の穴が大きくなっていることだ。
たぶんそれは企業努力の末に、ちょっとでも消費を増やすための苦肉の策と思われる。
しかし、私にとっては大迷惑である。
なぜなら、ちょっとかけたいときでも
「これでもくらえー!!ドバーーッ!!!」
という勢いで出てくるからである。
私は何十年も使い続けているお気に入りの香辛料がある。岩塩とスパイスの混ざり具合が絶妙で、長年愛用していた。
しかし、その商品でさえ出てくる穴を大きくしてきたのだ。
私は思った。
『 企業努力とやらに負けてはいけない 』
『 泣き寝入りなどするものか 』と……。
私はセロテープをピッと取ると、スパイスの3つあった穴を2つ塞いでみた。
すると、どうでしょう! 以前のように、ちょうどいい塩梅で出てくるようになったのである。
「フッフッフッ、私を甘く見てもらっちゃぁ困りますぜぃ旦那ー!」と鼻高々としていた。
こんな企業努力の影で、時代の流れに逆行している商品があった。
それはマヨネーズだ。
マヨネーズといえば、元々は星型の太い口から大量に出る調味料の代表格であった。
しかし何を考えたのか、ある時、出口を細く絞ることも可能な「細口・星型」のダブルキャップに変更したのだ。
私は感動した。お客様の使いやすさを第一に考え、なんと素晴らしいアイデアなのかと。
今日、ちょうどマヨネーズを使い切ったので、ストックから新しい1本を出してきた。
そして、何気なくその出口を見た私は、驚愕した。
――小さい穴が、3つに増えていたのだ。
「 マヨネーズ、お前もか…… 」