【日常のつぶやき帖】自由に生きるとは
ここのところ、母、父と書かせていただいた。
それでオマケと言ってはなんだが、最後に兄についても書いてみたいと思う。
私の兄はちょっと変わっていた。
赤ちゃんの頃からおもちゃには目もくれず、ひたすら炊飯器に興味を持っていた。
自分の身の丈ほどある炊飯器を引きずりながら持ってくると、舐め回したり、蓋を開けたり閉めたり、終いには壊すまでの執着ぶりだったらしい。
その彼が小学生になると、今度は粗大ゴミからテレビを拾ってきては分解していた。半導体やらフューズやらを取り出しては、家中をいつも半田ごての異様な匂いを漂わせた。
彼が小学校高学年になると、電子部品を一人で秋葉原まで買いに行くまでになった。兄も兄だが、それを黙って行かせる両親も両親である。
そんな兄は好きが高じてそのままエンジニアとなり、現在は日本と海外を往復する生活を送っている。
先日、久しぶりに実家に帰った時、小さい頃に書いていた家族の日記を見せてもらった。
うちの家族は、誰でも書きたい時に書く為の日記帳があったのだ。
ペラペラとめくっていると、こんな事が書かれていた。
以下原文。
「夕飯を食べ終わったお兄ちゃんは、ポテトチップを持ってきて食べていた。私はまだ食べ終わってないから急いで食べて、ポテトチップの袋を見たら空っぽだった。お兄ちゃんが全部一人で食べちゃったから泣いた。そしたらお兄ちゃんがミカンを持ってきてくれた。ミカンを食べておせんべいを持ってきて食べた。でもお兄ちゃんにはおせんべいをあげなかった。」
以上。
私たち兄妹はこんな感じであった。
ザリガニつりも、カブトムシ探しも、栗拾いも……私はいつも兄の背中を追いかけて一緒に遊んでいた。
両親は私に勉強しろなんて一度も言わず自由に育ててくれた。しかし、私が年頃になると、自由過ぎてフラフラと好き放題していた私に向かって
「自由とは自分で責任を取るって事なんだぞ」
と言い放った兄。
恐らく家族で一番賢く、しっかり者の兄を
私は尊敬している。
そして、君が兄でよかったよ。
【感謝✨ 祝90本目投稿!】
気づけば今回で90本目になりました😊
いつも読んでくださる皆さま、コメントで笑わせてくれる皆さま、本当にありがとうございます。記念すべき90本目を家族に向けた感謝の気持ちで締められたことを嬉しく思っています😊
note を書き始めて3ヶ月。一日一本のペースで書いてきたことになります。
目前に迫った100本目に向け、これからも日常に落ちている小さな種を拾いながら花を咲かせられるよう書いていきます。これからもどうぞよろしくお願いします😁✨
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出版宣言してしまったので、もう後には引けません🤣!
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