
あの時の空白の時間を取り戻したくて
我が家のリビングの片隅には、
何年も何年も積み上げられた100冊以上の絵本があります。
もう何年も昔、
3人の子供達が通った幼稚園は
絵本の読み聞かせに力を入れていて、
その園の方針で
毎月「こどものとも」という絵本を
ほぼ強制的に(笑)
購入し、子供が持ち帰ってきました。
毎月✖️3年分✖️3人分で
100冊以上という訳です。
1人目長男の時は、
毎月絵本を持ち帰るたびに読み聞かせしていて、それなりに楽しんでいました。
2人目次男が入園すると、
年長の長男と年少の次男がダブルで毎月絵本を持ち帰るようになり、
おまけに3人目長女の出産も重なって、
あの平和な読み聞かせの時間は
いつしか忘れた頃にしかやって来ない、
頑張らないと出来ない、
私にとってはちょっと面倒な時間にさえなってしまったのです。
一度そうなってしまった習慣。
毎日のバタバタさに流されまくり、
いつしか、子供達が持ち帰ってきた絵本は
読まれることがないまま
リビングの片隅にただ積み上げられていくようになりました。
その状態で数年が過ぎた今年。
さすがに長男は中学生だし、
次男も6年生、長女だって2年生。
もうこれ以上、
絵本の読み聞かせをすることもないだろうと
ついに絵本の処分を決意しました。
一応子供達には言っておくか、と
処分の話しを持ち掛けたところ
意外にも
次男と長女の猛反対を受けました。
「え?もう読み聞かせの年でもないじゃん!」
そう思っていたのは私だけで、
子供、特に読んで欲しかった時期に
なかなか読んでもらえなかった
次男と長女の「読み聞かせ」の心の時計は、
幼児の時のまま
止まっていたことに気づかされました。
「あぁ、可哀想なことをしたな」
あの頃、
日々の忙しさに振り回されて
一冊数分の絵本を読む心の余裕さえなかった自分。
でもそんな自分を責めることはできませんでした。
あの時はあの時で必死だったからです。
とにかく、とにかく必死でした。
次男と長女が
大きくなった今でも
絵本の読み聞かせをしてもらいたいと
思っていることに気づいた日の夜、
久しぶりに2人に絵本を読みました。
6年生になった次男でさえ、
食い入るように夢中に聞き入っていました。
思えば、
次男は小学校に入学した頃から
とにかく癇癪が激しくて
当時の私は次男に対して、
育てずらい
何を考えているのか分からない
もう困らせないで欲しい
そんなことばかり思っていました。
同じ家で育ち、
おんなじご飯を食べているのに
どうして次男だけがこんなに癇癪で荒れるのか…
思い返せば
2つ上の兄と4つ下の妹、
その間にはさまれた次男とは
幼少期にゆったりと
次男だけを愛でる時間を持てていなかったのだと思います。
心の栄養は
ご飯の栄養とは
また別でした。
次男は寂しかったんだと思います。
癇癪は次男からのSOSだったんだと思います。
それに気付いて
だいぶ遅くはなっちゃったけど、
最近、毎晩絵本の読み聞かせをするようになりました。
昔の私は、
自分がいいお母さんになりたくて
絵本の読み聞かせをしていたような気がします。
今は純粋に
子供の反応、
子供との時間、
楽しめるようになりました。
振り返ると、
自分のダメ母ぶりがいくらでも浮かんでくる
この14年間。
でも後悔しても始まらないから、
気づいた時に
出来る範囲で出来ることを。
いくつになっても
何年母をやっていても
子供達から教えてもらうことは尊いな。
そんな訳で、
しばらく絵本を処分するのは辞めました!
あの頃から止まっている
「絵本の読み聞かせ」という空白の時間を
だいぶ大きくなった子供達と楽しみたいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございした🐏