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夢を失った少女は、強がるしかなかった―いじめとヤンキー時代のはじまり ―

    天真爛漫だったあの頃

    幼い頃の私は、
    よく笑い明るい子どもでした。

    思ったことをそのまま口にし、
    堂々としていて、少し目立つタイプ。

    夏は真っ黒になるまで公園で遊び、
    転んでも泣かず、また走り出す。
    元気いっぱい!

    未来なんて疑ったこともなかった。


    父の宣言

    小学五年生のある日。
    父が言いました。

    「政治家になる。」

    家族は一瞬、
    固まりました。
    『なに言ってるの?』
    冗談だと思った。

    サラリーマン家庭で、
    某大手企業の支店長。
    何不自由ない暮らし。

    旅行もしょっちゅう行ったり、
    穏やかに、いつも笑いがある
    仲良し家族でした。

    なのに… …

    父の話は、本気だった。

    あれよあれよと
    止まることなく選挙が始まり、
    家の前や
    あちこちにポスターが貼られ、
    選挙事務所もできた。

    電話が鳴り続ける。
    知らない大人が出入りする。

    家の空気が、
    いっぺんに変わった。

    そして… …
    学校の空気も。


    崩れ始めた日常

    机に書かれたマジックの文字。

    「死ね」
    「ブタ」
    「気持ち悪い」

    ロッカーの中は荒らされ、
    父の選挙ポスターは破られ、
    ぐしゃぐしゃに押し込まれていた。

    どうして?
    政治家になるのは父なのに。

    どうして私?
    子どもの私が、
    なぜ巻き添えになるの?

    家では本音を何も言えず、
    学校ではずっと小馬鹿に笑われる。

    私の中で、
    何かが音を立てて崩れた。


    強くならなきゃ

    このままじゃダメだ!
    そう思った。

    悔しくて、許せなくて、
    強くならなきゃ!
    そう思った。

    頼ったのは、
    当時、中学で番長と呼ばれていた
    2つ年上の綺麗なお姉さん。

    6年生の時に、
    お姉さんの自宅まで言って、
    誰にも言えなかった思いを、
    素直にぶちまけた。

    悔しい!
    強くなりたい!

    事情を本気で話すと、
    お姉さんは真剣に聴いてくれた。
    目力が強く、本気で私の言葉を
    受け取ってくれた。

    今振り返れば、
    よく家まで1人で行ったな〜
    今考えたら怖いやろ!って(笑)
    相手は番長やで。

    怖いもの知らずですね。
    ボコボコにやられてもおかしくない。
    話を聴いてくれるとは限らない。

    たぶん、
    包み隠さず語ったんだろうなあ。
    熱量?

    たまたまお姉さんが
    理不尽なことが嫌いだったのかも。
    許せないポイントが合致したのかな。

    その翌日から
    ずっと私のことを守ってくれた。
    いじめられないようになった。

    私は髪を染め、
    スカートを長くし、
    派手な格好をした。

    人を睨むような怖い顔も覚えた。

    大人なんて信じない。

    どうせ夢なんて叶わない。

    「夢なんてない。」

    そう言い聞かせて、
    自分を守った。

    本当は、
    傷つきたくなかっただけなのに。


    強がりの裏側

    毎日、強がって生きた。

    平気なふり。
    どうでもいいふり。
    何も感じていないふり。

    でも夜になると、
    布団の中で涙が止まらなかった日も
    あった。

    『なんで、こうなったの?』

    本当は、
    ただただ普通でいたかった。

    普通に学校へ行きたかった。
    あの頃のように笑いたかった。

    誰かに、
    「大丈夫だよ」と
    言ってほしかった。


    それでも、消えなかったもの

    どれだけ荒れても、
    心の奥に小さな灯りは残っていた。

    優しくされた記憶。
    認められた記憶。
    信じてもらえた記憶。


    あの灯りが消えなかったから、
    私は今、ここにいる。

    あの頃の私は、
    強かったわけじゃない。

    ただただ
    強がるしかなかった。


    今、同じように強がっているあなたへ

    小学生〜中高生時代の私を
    今振り返ってみましたが、

    もし今、

    「夢なんてない」
    「どうせ無理」

    そう言い聞かせている人がいるなら。

    それは、
    弱いからじゃない。

    傷つきたくないだけ。

    自分を守ろうとしているだけ。

    あの頃の私も、そうでした。

    でもね。

    人は、
    信じてくれる人に出会ったとき、
    もう一度、
    本当になりたかった夢を思い出す。

    振り返ると、
    父親を憎み、理由も聴かずに
    見た目だけで決めつける大人が
    大嫌いだった私。

    あの時の自分の選択は
    間違いだったのかもしれない。

    しかしながら
    家族にも言えず、生き抜く知恵を
    自分で考えて決断し行動したこと。

    正解じゃなかったとしても、
    今、子ども達のそばで心の声を
    本気で聴いてる。

    その時があったからこそ、
    反抗する気持ちもわかる。
    導かれてると感じてます。

    ちなみに、
    今は亡き父を尊敬していますよ。
    人のために人生を賭けたこと、
    家族として誇りに思います。

    今日これを書きながら、
    朝は気付かず、追加編集。
    3月2日は父が亡くなって
    10年目の命日でした。

    大切なことを教えてくれたのは、
    隣の家に住んでいる兄でした。
    さすが!感謝です(^人^)
    一日中、父に感謝する日にします。

    たまたま偶然
    父のことを記事にしている私。
    意味があるんだろうなあ。

    お父ちゃん。ありがとう!
    お父ちゃんの破天荒な人生には
    私は敵わないけど、
    目の前の人を
    1人でも多くの人に私が笑って、
    幸せになってもらうね。


    ではでは、今日の続きは、
    また明日次回。

    母が土下座した日。
    私が信じる強さを知った瞬間。

    あの日が、
    今の私の軸です。

    月曜日。3月スタート!
    私は、皆さんが決めたことを
    応援してまーす!
    行ってらっしゃーい♡

     
     
    大阪|子育て支援員歴10年🌈教えない先生です。決めるのはその人自身。私は話を聞き、見守り、観察しています。だから信じて待てるし、うまくいかなかった日も「やってきたこと」を認められる🫶1,000人以上の親子と出会い育む。親も保育者も、もう十分がんばっています。次の一歩を応援します🤝

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