アイスランドでオーロラを見るはずが、インドのスラム街にいた話
最近noteを書くときは、だいたい旅行の体験記になっております。。
今回も旅行記です。笑 タイトルの通り、「アイスランドでオーロラを見るはずが、インドのスラム街にいた」旅となりました。ほんとになんでだ。。
毎回ちょっと変な旅になるのが恒例の旅でございます。
オーロラで心癒すシルバーウィークになるはずだったのに。
今回のシルバーウィークはアイスランドで「心癒す」旅を計画をしておりました。前回のニュージーランド旅に味をしめ、今回も仕事で疲れた体を自然に囲まれて癒してやろうという旅でした。オーロラ、大迫力の滝、地球の割れ目と言われている神秘的なエリアでのカヤック、温泉などなど。。

しかし、出発当日。なんと羽田まで着いたのに、諸事情あり飛行機に乗れなくなってしまいました。。その場で立ち尽くしました。
残された選択肢は「おとなしくおうちに帰る」か「今から国外逃亡できる場所を探す」でした。私はなんとしても海外に出たかったので、その場で乗れる飛行機を掲示板で探す。時刻は22:00。明日はシルバーウィーク初日なので、乗れない。ということで、まだ便が残っていたバンコクをチョイスしました。
冬服をいっぱいに詰め込んだスーツケースを持ち、いざ、常夏の国タイへ。
最初からタイ行くつもりならリュック1つで済んだのに。。と思いながら先行き不安なバンコク旅のスタート。
バンコクでGrabバイク&グルメ旅
バンコクに到着したのは朝の4:00。とにかく眠いのなんのですが、せっかく来たので、ホテルに荷物を預けたので観光スタート。東南アジアに行くと散歩 or Grabバイクで旅してまず現地の空気を感じるのが好きなので、とりあえずその辺を散歩。たまたまマップで見つけた卵どんの屋台でおばあちゃんの作る卵焼き丼を堪能。これがシンプルだけどめっちゃ美味しかったのです。やっぱりこういうローカルでわちゃわちゃしている雰囲気が好きだなぁ。

その後、Grabで下町っぽい場所に行きマーケットを探索。ここで食べたソムタムがおいしかったです。ちなみに観光地っぽい水上何ちゃらとか寺院はほぼ巡っておりません。。
バンコクだけでは飽き足らず、、
もちろん、バンコクでのグルメ満喫散策だけでも楽しいのですが、バンコクは妻も私も行ったことがある国だったので、せっかくなら今しか行けない場所に行こう→同じタイのサムイ島(リゾート)かモンゴルか、インドじゃね?(なんで)となり、協議の結果バンコクから行けるインドのムンバイに行くことに。
ツッコミどころ満載ですが、これで、アイスランドに行くはずがインドに行くことに。。
人生初インド。
もうどうせオーロラも見れないし、ここまで来たら面白い旅に振り切ろうということで、インド、ムンバイに到着。なんとこの時ムンバイは1年で1番盛り上がる「ガネーシャ祭」の真っ最中。
着いた途端、爆竹やら路上で何百人もの人がダンスをしていてめちゃくちゃカオス。インド人みんなめちゃくちゃ楽しそうでした。これぞ、インド。でもあまりにも急にインド、ムンバイに来ることを決めたので、何をするのか食べ物がカレー以外何があるのか、全くわかりませんでした。。笑
翌日朝起きて、とりあえず世界遺産にもなっているイギリス風の駅舎へ。しかし、駅舎は確かに綺麗だしおしゃれだけど、これじゃヨーロッパと同じで物足りない。ということでインドの下町に繰り出すことに。
そしてインドは当たり前ですが、暑い。そして私が持っているのはアイスランドに行くための長い靴下と長ズボン、長袖シャツ。とにかく暑いのでインドの下町屋台で購入。400円と言われたところを頑張って300円まで値引いて、涼しい服達をゲットしました。別にその100円が安くなったらからと言ってなんてことはないんだけど、この交渉自体が、ローカル体験がやっぱり楽しいですよね。

そしてインドの下町はとにかく思い描いた通りでカオス。まず、交差点で対岸まで渡るのに一苦労。車が走る中、チャンスを見て渡らなければ行けないので、終始私はビビりまくってました笑
人生初 スラム街へ
インドは2泊と決めていて、カレーと街歩き以外に何か面白いコンテンツがないかなと思った時に、思い立ったのがスラム街でした。個人的にも20代のうちにスラム街は行っていきたいと思っていて、さすがに個人では危ないのでツアーに申し込んでいきました。
つい先日までオーロラツアーに申し込んでいた夫婦が、気づいたらインドのスラム街のツアーに。これぞ人生。これぞ旅の醍醐味でございます。スラム街でどういう生活をしていて、どんな人が暮らしているのか。その一端でも見ることができたらいいなという思いで参加してきました。今回はアジア最大のスラムであるダラヴィスラムへ。
今回はツアーで参加しましたが、ガイドさんがめちゃくちゃ丁寧に説明しれくれるし、地元の方とのコネクションもあるので、「こんなところまで入っていいの?」というところまで入れていただけたりしたので、もし行く機会があればこちらのツアーをおすすめします。
スラム街で見た景色
ダラヴィスラムは、約2.1平方キロメートル(東京ドーム約45個分)という土地に、推計100万人以上が暮らしており、世界屈指の人口密度を誇るアジア最大のスラム街です。
他のスラムとちょっと違うのは、単なる貧困地域ではなく、一大産業拠点としての側面を持っています。リサイクル業、革製品加工、陶芸、縫製、食品加工などの小規模工場が集積しており、年間経済規模は10億ドル(約1,500億円)以上に達すると言われています。
自分にとってこのスラム街は宇宙と同じくらい未知の存在で、それが怖くもあり、(言葉が適切かは微妙ですが)ワクワクする対象でもありました。

そんな中スラムツアーに参加して思ったことや考えたこと、感じたこと色々書きたいなと思っているのですが、書き始めて思うのは、なかなか言語化できていないし、消化しきれていないなということ。
スラムに入ってイメージしていたような衝撃的な光景もあって、でも子供達が普通に暮らしている風景もあったり。明らかに普段私たちが生活している生活水準を考えると、違うなと思うこともあれば、一方で我々と同じようなマンションで生活している人もいる。帰国して1週間経った今もうまく言語化できない感覚があります。
とにかく感想を書いていくと、スラムに入って一番最初に感じたのは、「意外と臭くない」ということ。これはダラヴィスラムの特徴かもしれませんが、プラスチック業や陶芸、革製品などを主産業にしているので、生ごみのいわゆるスラムっぽい臭いはそこまでありませんでした。

プラスチックのリサイクルなんかはとても危険が伴う仕事だそうで、この産業に携わっている方の寿命は他の産業に従事している人と比べるとグッと短くなってしまうんだそう。それをわかって家族で働いている人がいるという背景を知ると非常に複雑な気持ちになります。
また意外だったのは、スラムの仕事が意外と外の世界としっかり繋がっているということ。例えば、このスラムで作られた陶器はムンバイで人気の観光カフェなどでも使われているそう。私がここに来る前のスラムのイメージは「世間から隔離された場所」だったので、この社会と繋がっている感覚というのがちょっと意外でしたし、これってスラム街の人の幸福にもつながるんじゃないかなと感じました。
最後に印象的だったのは子供たちの笑顔。しっかりと産業が成り立っているからというのもあるかもしれませんが、物乞いや執拗についてくる人もほとんどおらず、ここが少し拍子抜けしたところでしたが、至って平和な空間でした。手を振ってくれる子供達もたくさんいました。子供からバトミントンに誘われるもツアーで他の参加者もいたので断ってしまったのが唯一の後悔です。。
スラムの再開発計画
今回のツアーは前情報なしで行ったのですが、行った後にやっぱり色々知りたくなって、Geminiと会話している中で、実はこのダラヴィスラムでは再開発が計画されていることを知りました。
この再開発が進めば、スラムに住む一部の人々は無償でタワマンの一部屋が提供されるとのこと。かなり革新的な取り組みだ。この再開発の事実を知って一番最初に考えたのは、「この再開発でスラム人々は幸せになるのか」ということ。
当然、一般的にみたら衛生環境の悪いスラムから暖かい布団で寝れてプライベート空間が確保されている部屋を与えられるのは最高なことだし、実際に幸せになる人はたくさんいるだろう。
でも人間はそんなに単純な生き物ではないとも同時に思う。
Geminiと壁打ちしていて面白かったのは、スラムには家の区切りが明確にないが、我々が住むようなマンションは箱のように明確な区切りがあるため、閉塞感を感じる可能性があるとの考察。また、生活は相対的に良くなっても結局一般社会に投げ出されることによって、周りのビジネスマンとの比較が生まれてしまうことで不幸感を招いてしまうのではないかという考察もあった。
スラム生活はルールが緩くファジーな部分が多いが、一般社会のルール縛りの生活がスラム街で生活していた人には耐えられないのではないかという見方も。私たちとは全く異なる生活習慣を持ってきた彼らだからこそ、全く違う環境で生きていなければいけない苦しみもあるのだろう。
改めてそう考えた時に幸せとは一体何なのだろうという問いには答えがないし、人によって全く異なるので難しい問いであるなぁということを感じさせられた。
旅のスタイル
ということで今回はアイスランドでオーロラツアーに参加して癒されるはずが、インドでスラム街ツアーで人生について考えさせられるツアーとなりました。
やっぱり、旅は何が起こるのかわからないのが面白いし、これはリゾートのんびり旅では得られない快感だと思う。いつまで学生みたいな旅という思いもありながらも、体と時間が許す限りはもう少しこういった旅を続けたいと思います笑
そして、こうやって文章に残すことでやっぱり考えてきたことがまとまったり新たな問いが生まれるというのがいいなと改めて。
でも、まだまだ足りないなと思うのは、もっと地元の人と交流したりコミュニケーションを取れるような旅にできてないということ。今回もガネーシャ祭りをせっかくやっていたので輪の中に入っていたら違うものが見えたかもなぁとちょっとだけ後悔、、笑 そのためには英語力やそこに入り込む力がまだまだ足りない。頑張らなきゃと海外に行くたびに思います。
また、旅をしてちょっとだけコンフォートゾーンから抜けてみる。そんな旅を続けていきたいと思います。
