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【むンタビュヌ】超高倍率マクロで芳る小さな土壌動物の䞖界土壌動物写真家ゞヌク

    昌杉 起倪

    本蚘事は「虫撮り機材ガむド」のむンタビュヌ線です。
    土の䞭に朜むカニムシやザトりムシ、目に芋えないほど小さな生き物たちを远い続ける土壌動物写真家・ゞヌクさん。石をひっくり返す珟堎の芋極めから、超高倍率でのラむティング、車䞭泊での遠埁スタむルたで。実践に裏打ちされたリアルな撮圱スタむルを激癜しおいただきたした。


    ゞヌク

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    土壌動物写真家
    カニムシずザトりムシずトビムシずササラダニが特に奜きです。
    「土の䞭の矎しい生き物たち」(朝倉曞店)など。
    HP : https://cagilis.jimdofree.com
    Blog : http://bufoninus.blog47.fc2.com
    Twitter : https://x.com/bufoninus

    ■䞻な撮圱機材
    CANON 90D
    LAOWA 25mm F2.8 2.5-5×ULTRA MACRO 
    LAOWA 60mm F2.8 2x ULTRA MACRO
    10倍察物レンズ
    KuangRen KR-888 

    ──ゞヌクさんずいえば小さな土壌動物ですが、普段はどんな環境で撮圱するこずが倚いですか

    ゞヌク暑いのがずにかく苊手なので涌しいずころの日差しがあたり入らない暹林内がほずんどです。季節によっお堎所を倉えおいお、気枩が高くない晩秋〜春たでは関東の里山〜䜎山地や海岞など、倏はブナ林から亜高山垯などが倚いです。車䞭泊で回っおる関係䞊、倏はずにかく暙高䞊げるこずがほずんどですね。あず亜高山垯の針葉暹林はずっず良い銙りがするので集䞭力が長続きしたす笑
     たた土壌動物探しでは石や朜朚、萜枝をひっくり返すこずが倚いので、そういった"ひっくり返せるもの"が倚いずころを遞んでいたす。

    ──「石をひっくり返す」どこか懐かしい響きです笑。"ひっくり返せるもの" のポむントっおありたすか

    ゞヌク萜ち葉がちゃんずあり、䞋局怍生がしっかりしおるずいうのも重芁なポむントで、そのようなずころは土壌動物が豊富なこずが倚いです。たた石にしおも朜ち朚・萜枝にしおも埋たりすぎおなく、浮きすぎおもいない、ちょうど良い塩梅で萜ち葉局に乗っおいるものが良いです。

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    和歌山県でのガレ堎。
    手頃なサむズの石が積み重なったり萜ち葉局の䞊にちょうど良い具合に乗っおいる。
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    岩手県での萜枝。
    埋たりすぎおなく、新しくもなく、倧きすぎないのでひっくり返せる。

    ──土壌動物が䞻圹だず思いたすが、フィヌルドに出ればいろんな生き物に䌚いたすよね。そういう䞭で、特に土壌動物以倖で奜きな被写䜓はありたすか

    ゞヌク土壌動物がほずんどですが、元々䞡爬から生き物奜きになっおいるのでヘビやカ゚ルなどもよく撮圱しおいたす。その埌はクモや粘菌、冬虫倏草などいろいろはたりたしたが、本栌的に土壌動物にはたっおからの特に近幎は被写䜓の9割5分が土壌動物ですね。他の生き物は芋たこずない皮類だずか良い堎面に遭遇した時くらいです。土壌動物の撮圱は探すのず撮圱に時間がかかり過ぎおずにかく時間が足りなくなるので他の生き物は二の次になっおしたいたす。

    ──撮圱遍歎も少し。初めお買った虫撮圱甚の機材ず珟圚の機材に至ったきっかけは

    ゞヌクOlympus珟OM SYSTEMのE-510 ず ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroです。
     フォヌサヌズ芏栌がマむクロフォヌサヌズぞず移行しおしたった際に、小さすぎお自分の手の倧きさではあたりにも持ち蟛かったこずず、仕事で鳥を撮圱する機䌚が倚いためキャノンぞ移行したした。移行圓初は2倍テレコンバヌタヌ+25mm接写リング+CANON EF-S 60mm F2.8 USM+レむノックスMSN202ずいう組み合わせでしたがLAOWAのレンズが出おからは倉わらないです。

    ────珟圚の”䞻力セット”も教えおください。

    ゞヌク
    ・カメラCANON 90D
    ・マクロレンズ
    LAOWA 25mm F2.8 2.5-5×ULTRA MACRO+枯草泥舟スペシャルmarkⅢ
    LAOWA 60mm F2.8 2X ULTRA MACRO
    10倍察物レンズ
    ・広角レンズLAOWA 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO
    ・ストロボKuangRen KR-888 
    ・その他
    Kenko 圱ずりゞャンボ、自䜜ディフュヌザヌ
    カメラケヌゞ、Ulanzi スヌパヌクランプ
    匷力なハンドラむト補助光

    ※枯草泥舟スペシャルmarkⅢずは色消しレンズで倍率の底䞊げが可胜。ワヌキングディスタンスは短くなるが25mmのレンズ先にワンタッチで装着できるよう補䜜されおいる超優れもの。

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    レンズは倧量の接写リング
    +
    LAOWA 25mm F2.8 2.5-5×ULTRA MACRO
    +
    枯草泥舟スペシャルmarkⅢ

    ────その組み合わせに萜ち着いた理由、決め手はどこにありたすか现かいチュヌニングの話もぜひ。

    ゞヌク90Dは3250䞇画玠ずいうある皋床の高画玠機で、土壌動物では必須のバリアングルモニタヌであったためです。たたLAOWA25mmは倚数の接写リングを぀けた状態でよく䜿甚するのですが、フランゞバックの短さのため接写リングずの盞性があたりよくないずされるミラヌレスではなく本機を賌入したした。が、同じセンサヌサむズのミラヌレス機でテスト撮圱しお比范したわけではないので実際のずころは分かりたせん。
     ただし倧量の接写リング+LAOWA25mmずマむクロフォヌサヌズ機の組み合わせは画質面で党く䜿い物になりたせんでした。少量の接写リングなら倧䞈倫かず思いたす。

     たた、接写リングは党おに内面反射防止察策ずしおタヌナヌ色圩アクリルガッシュのゞェットブラックを筆でくたなく塗っおいたす。これをやらないずコントラストの䜎䞋や䞭心郚が癜く写るなどするため、接写リングの䜿甚を考えおる方は必ず察策をしおください。光陜オリ゚ントゞャパンのファむンシャット極を貌るのも良いようです。

     LAOWA 60mmは圓時初めお無限遠〜2倍たで撮圱可胜なレンズずしお発売され、その圓初から倧型〜5mm皋床たでの土壌動物撮圱で重宝しおいたす。倍率を倉えおもレンズ党長が倉わらないためラむティングがしやすいのず、ワヌキングディスタンスが4cm皋床ず土壌動物撮圱では個人的にもっずも撮りやすいず感じる距離であるためです。解像力も申し分なし。が、四隅がやや流れる傟向があるため接写リングを挟むず顕著に出る癖を理解した䞊で䜿甚するこずが望たしいです。

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    䜓長4mmほどのPararoncus sp.
    LAOWAで初めお販売された2倍マクロレンズであるLaowa60mm。解像力にはい぀も驚かされたす。今でも珟圹です。

    ゞヌクLAOWA 25mmは2.5〜5倍のマクロレンズで䌌たようなスペックのレンズも他瀟から出おいるものの、解像力が申し分なくワヌキングディスタンスも60mmず同様に4cm皋床ずちょうど良いこず、たたレンズが现く氎平方向からの撮圱もしやすいこずが特城です。ただし、倍率を䞊げる際はレンズを5倍にするのではなく、レンズを䌞ばさない状態で接写リングを重ねお䜿甚するこずがポむント面倒な時や接写リングを付け足す䜙裕がない時は䌞ばすこずもありたす。自分の組み合わせだず倍率を䞊げやすいテレコンバヌタヌを䜿うず色収差がよく出おしたうようになり解像感もなくなるため䜿いたせん。

     たた、本レンズは絞るず小絞りボケを起こしやすいため、レンズ単䜓〜少しの接写リングならF8、ある皋床の接写リング䜵甚なら5.6、かなりの量の接写リングならF4などず絞らずに䜿うこずが重芁。ボディずの盞性もあるはずなので詊し撮りしお自分の蚱容できる倀を調べおおくず良いず思いたす。
    他の高倍率レンズず比べるず被写界深床は深い方なのでそれでも慣れおなければ倍率が高すぎおかなり浅く感じるず思われる、高倍率撮圱時にはいかに面的に捉えるかが重芁です。

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    䜓長2mmほどのシママルトビムシの正面顔。歌舞䌎の隈取のようで栌奜良い。
    LAOWA25mmで撮圱。䜎倍率ではF8でも解像床は悪くありたせん。

    ゞヌクこれに枯草泥舟スペシャルmarkⅢを25mmのレンズ先に装着しお撮圱するず倍率を底䞊げできる䞊に色収差を抑えるこずが可胜になりたすが、ワヌキングディスタンスが2cm皋ずかなり近くなりラむティングがやや難しくなりたす。

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    ザラメニオりダニは䜓長1mmにも満たない小さなササラダニで、䞭郚ず四囜から蚘録のある皮。䜓の衚面にある顆粒が特城的で栌奜良い。
    倧量の接写リング+LAOWA25mm+枯草泥舟スペシャルmarkⅢで撮圱。

    ゞヌク10倍察物レンズは自宅で䜿甚しおいる顕埮鏡に぀いおいたものをそのたた流甚。別途M42に倉換するマりントアダプタヌやM42→M42の手動の絞り、M42→RMS倉換アダプタヌが必芁ずなりたすが、アリ゚クスプレスで揃えればそこたで高額にはなりたせん。

     手動絞りの調敎は慣れないずかなり難しいですが、䜓長0.5mm前埌の皮などはこのレンズを䜿っお撮圱するこずも倚いです。ただし少しでも絞りの調敎を間違えるず画質が厳しくなるので鍛錬が必芁になりたす。ワヌキングディスタンスも1cmちょっずしかないのでラむティングもシビアですが、これはレンズによっお倉わっおきたす。

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    䜓長0.4mmに満たない埮小なマむコダニ。もの凄い倍率で撮圱しおもこのくらいのサむズでしか写せたせんが、背毛が団扇状になり䜓を芆っおおり、非垞に特殊な圢態をしおいるこずが分かりたす。
    倧量の接写リング+10倍察物レンズで撮圱。

    ゞヌクLAOWA 15mm F4は唯䞀無二の広角マクロレンズで、無限遠から等倍たで撮圱可胜。ず蚀い぀぀等倍はほがレンズに被写䜓が぀いおしたうくらいの近距離であるため珟実には1/2倍くらいたでが珟実的な倍率です。
     被写䜓にグッず近寄っお被写䜓を倧きく写し぀぀背景も写すこずができるので䜿甚しおいおずおも楜しいレンズです。シフト機胜も぀いおるので䟿利。フルマニュアルなためある皋床の慣れは必芁。解像床は申し分なし。

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    岩堎の隙間に生息するタワダモリ。LAOWA15mmで撮圱。

    ──詳现にありがずうございたす撮圱時に気を付けおいるこずっおありたすか。

    ゞヌク普通の倍率の撮圱ず比べるず非垞に被写界深床が浅いため、いかに面的に捉えるかを重芖しおいたす。たた物凄い小さなゎミ粒や倒朚に付着した根の先端、クモの糞など肉県では気づけないくらいのサむズのものが被写䜓ず被るこずが倚いので、そういったものに垞に泚意しながらの撮圱ずなりたす。

     それず構図の远い蟌みがかなりシビアになるため䟋えば1時間以䞊党く同じ姿勢で座り蟌んで撮圱するなど無理な姿勢で撮圱しおいるず䜓を痛めるので長時間同じ姿勢でも耐えられるよう座り蟌む堎所もこだわるようにしおいたす。定期的にゆっくりず立ち䞊がっおストレッチなどしお血流を良くしおおくこずも倧事です。

     たた撮圱ずは盎接は関係ないのですが、起こした石や倒朚などは必ず元に戻しおおくようにしおいたす。䞀床起こしただけでも也燥させおしたうので次に探すずきは数か月単䜍で時間をあけお湿床などが戻るたでそっずしおおきたす。たた起こす際は倒朚や朜ち朚などは偎面や衚面に冬虫倏草や粘菌など觊るずすぐに壊れおしたうような生き物もいたすので、そういったものがないかチェックしおからにしおいたす。

    ────光の回し方は皆さん悩みどころです。ストロボやディフュヌザヌの圓お方で意識しおいるこずは

    ゞヌク被写䜓がも぀特城がしっかり出るように垞に意識しおいたす。䟋えば䜓衚面が滑らか、ゎツゎツ、シワシワなど色々ありたすが、そういった特城が最倧限分かるようその郜床被写䜓の特性ごずに圓おる角床を調敎したす。党お説明するずキリがないのですが、緎習方法ずしおは人工物でもいいのでそういった特城のものがどういう角床からなら䞊手く衚珟できるかストロボを䜿う前にラむトを圓おお芋るず良いかなず思いたすディフュヌザヌ越しに圓おおみるず尚良い。お勧めは萜ち葉の質感をうたく衚珟できるようになるこずです。

     䟋えばですが、衚面がゎツゎツしおいるものの立䜓感を出そうず思ったら正面からだけ圓おおも陰圱がうたく出ず平面的な印象を䞎えおしたうので少し暪から圓おおみるなど。
     たた、盎接光を圓おないよう光が2回ディフュヌザヌを通るようにしおいたす。ただし立䜓感が残るようにシャドヌずハむラむトがちゃんず出る圓お方をしおいたす。

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    アラメヒゲナガアリヅカムシ属かもず教えおいただいたアリヅカムシ。亜高山垯の石裏にお。郚䜍によっお衚面がゎツゎツしおいたり滑らかだったりする虫を䞁寧にラむティングした時に出おくる衚面の構造がたたらない。正面からの1灯だけでは衚珟しにくい。

    ゞヌクたた堎合によっおは被写䜓に透明感が出るよう背埌からもう1灯ストロボを圓おるこずもありたす。

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    通垞のラむティング
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    背埌から盎接䞀灯远加

    ──機材の改造や自䜜ずかもされおいるんですか 

    ゞヌク改造は特になく、自䜜しおるのはディフュヌザヌくらいでダむ゜ヌのPPシヌトを加工しおストロボの発光郚に付けおいたす。

    ────背景凊理のさじ加枛も聞かせおください。ラむティングや背景の凊理はどうしおいたすか

    ゞヌクマクロでは自分の堎合写る範囲が狭すぎおあたり気にしおいたせんが、倜間に広角レンズを䜿う際は背景も写るよう被写䜓の明るさよりやや暗くなる皋床の匷さで背景にもストロボを圓おおいたす。

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    沖瞄の石灰岩地に局所的に生息するヒメナリサワガニ。
    LAOWA15mmで撮圱。

    ゞヌク倜行性のため被写䜓だけにストロボを圓おるず背景は真っ暗に。そこで埌ろに芋える石灰岩も分かるようストロボを圓おおいたすが、この時被写䜓よりも明るくならないよう光量を調敎しおいたす。倜間はストロボで党おの光をコントロヌルできるので慣れれば比范的楜に撮圱可胜です。
     逆に昌間に暗い林内で広角撮圱する堎合はスロヌシャッタヌにせざるを埗ないので難しくなりたす。

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    山圢県で撮圱したオオタキマむマむ。非垞に矎しい皮で暹䞊でよく芋぀かった。

    ゞヌクこちらは枯草泥舟さんに教わっお組んだCマりントCCTVレンズを甚いた虫の目レンズで撮圱しおいたす。倕方近くのやや暗い林内だったので、ISO500、SS1/10ずいう手振れ、被写䜓ブレしやすい蚭定。連写しお数打ちゃ圓たる䜜戊。

     昌間の広角撮圱はたず背景の明るさをISO感床ずシャッタヌスピヌドで調敎した埌に被写䜓に圓おるストロボの光量を調敎するようにしおいたす。このようなシチュ゚ヌションではシャッタヌスピヌドがかなり遅いため、被写䜓にストロボを圓おお被写䜓ブレしないようにするのも倧事。

    ──ピント合わせやブレ察策にも工倫があればお願いしたす。

    ゞヌク基本的にフルマニュアルのレンズしか持っおいないので、被写䜓のサむズに応じお倍率を決めレンズを倉曎し、ピント合わせは指による埮調敎でカメラを前埌させおいたす。0.1mmのズレでもピンボケずなるうえ、被写䜓ごずに動き方が違うので、被写䜓がいる䜍眮ずその呚囲に䜕があるかを元に動きを予枬した䞊で前ピンの状態で埅機しお撮圱しおいたす。
     動きが速い堎合は予枬し぀぀流し撮りの芁領で远いかけながら撮圱したす。

     たた、高倍率マクロ撮圱で難しいのはなんず蚀っおもモニタヌで被写䜓を捉えるこず。初めお扱う時なんかは倍率が高すぎお被写䜓がいるずこにレンズを向けおもどこを芋おいるのか党然分からないず思いたす。僕はレンズ構える巊手を工倫するこずでスムヌズに捉えられるようにしおいたす。

     どういうこずかずいうず、あらかじめワヌキングディスタンスを元に「被写䜓がここにいるならこの蟺に巊手を眮く」ずいうずころにセットするんですがカメラを構える前に、その際にダヌツを持぀ような手の圢にしおおきたす。人差し指ず芪指の真ん䞭芋通しで被写䜓が芋えるようにしおその䞊にレンズをそっず茉せれば理屈䞊は巊右の䜍眮は合っおいるはず。埌はカメラを前埌させるだけになりたす。さらにこの時に重芁なのが被写䜓の近くに䜕があるか、です。䟋えば小さな癜い粒があるずか、菌糞の先端が近くにあるずか、现い枝のようなものの近くにいる、ずか。そしおそれらを目印にしお蟿るずモニタヌで捉えやすくなりたす。やっおみないず想像しにくいかもしれたせん笑

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    苔の䞊に茉っおいる朚片を被写䜓ずするずこのような圢で構えお、この䞊にレンズ先をセットする。指の先ず朚片たでを䜿甚しおいるレンズのワヌキングディスタンスくらいの長さにしおおけばモニタヌでスムヌズに被写䜓を捉えやすい。

    ゞヌクブレ察策はストロボを䜿甚する際シャッタヌスピヌドを同調速床䞊限たで䞊げるため90Dだず1/320基本的にブレるこずはありたせん。が、もちろんカメラをホヌルドする手や腕が倧きく動いおしたうず倚少のブレずいうか解像感が䜎䞋するので手や腕などはあちこちに固定しお安定したホヌルドにしお滑らかに远い続けられるようにしおいたす。被写䜓が極めお小さいこずが倚いため1mm未満など、安定したホヌルドがないこずにはカメラのモニタヌで探すこずも远い続けるこずもできたせん。

     そのためには筋肉ず䜓の柔軟性がものをいいたす。あず倚少の虫の襲撃には動じないメンタルも必芁です。

    ──しっかり画を䜜り蟌んでから撮圱をする印象です。RAW珟像や写真の線集はしおいたすか

    ゞヌクしおいたすが、基本的には撮圱時にほが完結するようにしおいおそこたで線集はしおいたせん。シャドヌずハむラむト、トヌンの調敎をしおホワむトバランスの色味の埮調敎をするくらいです。
     被写䜓がいるずころの背景によっお党䜓の色が少し倉わっおくるので色の埮調敎は必須です。

    ──他の人があたりやっおいないような撮り方や道具はありたすか。

    ゞヌク倍率10〜35倍くらいの超高倍率撮圱をしおいたす。道具ずしお特殊なものはあたりありたせんが、接写リングを最倧で226mm䜿っおいたす。35倍フルサむズ換算だず画面暪幅が1mmいっぱいずなりたす。定芏で芋おみおください笑

     あずバリアングルモニタヌであるこずを掻かしお倉わった角床で撮圱するこずも倚いです。超高倍率撮圱では被写䜓をモニタヌで捉えるのが難しいうえ、被写䜓が頻繁にお尻をこっちに向けたり埮劙に撮りたい角床で撮れなかったりするこずが倚々ありたす。そんな時はモニタヌで被写䜓を入れ続けたたたカメラの角床だけ䜓が向いおいる姿勢に察しお90床倉えたりするこずもありたす。通垞は自分-カメラ-被写䜓が䞀盎線になっおいる状態で撮圱するこずがほずんどだず思うので、他の人ずは違う撮り方かなず。慣れればなんおこずはありたせん。

    ──車䞭泊でフィヌルドを回っおいるずお聞きしたしたが、車内での過ごし方も気になりたす。

    ゞヌク車䞭泊遠埁時はきちんず睡眠をずれないず翌日のフィヌルドワヌクに支障が出るため特に幎を重ねるず、快眠できるようにマットはむンフレヌタヌマットを䜿甚しおいたす。䞭にりレタンフォヌムが内蔵されおいるためバルブを開くこずで自動的に空気を吞い蟌んで膚らむタむプです。朝になっおも空気が抜けづらく、自宅で寝るのずそこたで倧差ない寝心地です。その代わりそこたでコンパクトにはならないためやや嵩匵かさばりたす。
     倏はその䞊にニトリのNクヌル敷パッド、冬は連結できるシュラフや電気毛垃を䜿甚したす。

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    ──機材の汚れや結露の察策はどうしおたすか。

    ゞヌク機材管理は特別なこずは党くしおいたせんが、毎日その日の終わりにはザック内にい぀もの堎所に機材をそれぞれちゃんず戻しおおくのず、カメラのセンサヌにホコリが付いた堎合超高倍率マクロだずどんな小さなゎミでも党郚写真に出おしたうはその日のうちにセンサヌスワブを䜿っお自分でセンサヌ枅掃をしおいたす。
     結露察策は吞氎性の高いタオルで拭いお゚アコンで湿床をずりたす。

    ──ちなみに車内での電源っお 

    ゞヌク電源はシガヌ゜ケットでタむプB、Cのコヌドを䜕本も甚意し移動䞭はヘッドラむトや補助光を少しでも充電できるようにしおポヌタブルバッテリヌの枛りを少なくしおいたす。ポヌタブルバッテリヌは2぀あっお䞀぀は小型の144000mAh、もう䞀぀は倧型の160938mAhのものです。単䞉充電池を倧量に䜿うのず䞊蚘ラむト類やスマホの充電をしたり、炊飯噚でご飯を焚いたり小型の氎筒型の湯沞し噚を䜿っおいたす。たた倏は扇颚機、冬は電気毛垃を䜿甚するため1週間ほどの遠埁ずもなるず2台は必芁になっおきたす。

    ──数々のフィヌルドを枡り歩いお来たず思いたすが、特に印象に残っおいる虫撮圱の゚ピ゜ヌドをお願いしたす。

    ゞヌク日本産土壌動物第二版のマメザトりムシの図を芋おあたりの倉な芋た目に衝撃を受け、なんずしおも芋おみたいず思っお地域を遞んで環境を遞んで先茩に案内しお貰いたした。なかなか芋぀からず3日目に蚪れたずころで䜕かを無蚀で撮圱しおいる劻の様子を芋に行ったらモニタヌにマメザトりムシが写っおいお膝から厩れ萜ちそうになりたした。圓時(2013幎)はただ少なくずもネット䞊には囜内で撮圱された本皮の写真はなく、北米に隔離分垃しおいる個䜓の写真が数枚ある皋床だったので、なんずしおも自分で先に芋぀けたかった...

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    マメザトりムシ

    ──同行者がいるずきのあるあるですね。芋るこずができた喜びはもちろんあるけども (笑) 初心者におすすめの機材や構成はありたすか

    ゞヌク自分に合ったものを賌入しおください。僕の機材は重すぎる䞊、被写䜓を芋おすぐにサむズを目枬で怜蚎し0.5mmなのか1mmなのか1.5mmなのかなど、毎回接写リングを倉えたり艶の有無で枯草泥舟スペシャルmarkⅢを付けるかどうかを考えるので物凄く倧倉です。党くお勧めしたせん。

     手軜に高倍率を楜しむのであればマむクロフォヌサヌズ機に75-300mm+レむノックスのMSN202が倍率倉曎が容易で明るくお軜くおそれなりに写りたすが、ピント合わせに癖があるのでそれなりの緎習が必芁です。

     倍率に慣れおきたり、被写䜓が小さくお倍率が物足りないずなったらもっず高倍率な撮圱ずしおlaowa25mmや10倍察物レンズも芖野に入れるず良いず思いたす。

    ──今埌挑戊したい撮圱や、気になっおいる機材は

    ゞヌクLaowaのAurogonシリヌズが気になっおいたす。どなたかプレれントしおください。

    ──最埌に、これから虫撮圱を始める方ぞお願いしたす

    ゞヌク撮圱に関しおは高倍率マクロ撮圱は技術よりたずずにかく慣れが必芁なので䜎倍率25倍あたりから始めるず良いかず思いたす。野倖でいきなり撮圱するより宀内で45mmほどの䜕か䜕でもよいですをすぐにモニタヌで捉えられる蚓緎をするのがお勧めです。そうしないずいくら野倖で小さな生き物を芋぀けおも撮圱できずに終わりたす。僕も土壌動物撮圱のため高倍率システムを組んだ圓初は家の䞭で盞圓蚓緎を積みたしたこれはあくたで高倍率マクロ撮圱の話で通垞の撮圱は実際に撮っおこそだず思いたす。

     䞊蚘スキルを習埗するず、肉県では芋えない䞖界を野倖で生きた状態でそのたた芳察するこずが可胜になりたす。生態的な知芋を埗るのが難しい小ささなので、どなたでも新発芋をする可胜性が高いのは倧きな魅力の䞀぀でしょう。

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    ニリン゜りの花粉を食べにきおいるナミマルトビムシ。春にしか芋られない光景。
    接写リング+LAOWA 25mm F2.8 2.5-5×ULTRA MACROで撮圱。
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    マメホコリ属の䞀皮粘菌を食べおいるキスゞアオむボトビムシ。
    粘菌を食べにくるトビムシを芳察するのは土壌動物を探すうえで倧きな楜しみの䞀぀。 LAOWA 25mm F2.8 2.5-5×ULTRA MACRO単䜓での撮圱

    ゞヌクたた、健康第䞀なので食事を芋盎し、筋トレ、ストレッチ、運動を適宜行いたしょう。土壌動物は長い期間ずっずやっおいおも倚様な分類矀を含んでいるためなかなか極めるこずはできたせん。生涯ずっず楜しむためにも是非。撮圱ず芳察のための安定したホヌルドのためにも非垞に重芁です。

     そしお土壌動物は也燥に非垞に匱い生き物なので、ひっくり返した石や朜朚などは必ず元に戻すようにしたしょう。

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    いかにも腰に悪そうな姿勢で撮圱する筆者。マむコダニを撮圱䞭。1時間はずっずこの姿勢。すぐに立ち䞊がるず立ち眩みが酷いのでゆっくりず䜓を起こす。

    ──ありがずうございたした


    ゞヌク

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    土壌動物写真家
    カニムシずザトりムシずトビムシずササラダニが特に奜きです。
    「土の䞭の矎しい生き物たち」(朝倉曞店)など。
    HP : https://cagilis.jimdofree.com
    Blog : http://bufoninus.blog47.fc2.com
    Twitter : https://x.com/bufoninus
    Instagram : https://www.instagram.com/bufoninus22

    䜜品はBASEずSUZURIで販売しおいたす。

    曞籍

    ○『季刊奇蟲』
    毎回様々な土壌動物ずの出䌚いに぀いお連茉を曞いおいたす。

    ○『はたらく土の虫』
    口絵の写真23枚を提䟛したした。
    土壌動物が土の䞭でどういうこずをしおいるのか初孊者の方にも分かりやすく曞かれおおりお勧め。各分類矀ごずの解説もありたす。

    ○偕成瀟 『がろあむし』
    写真提䟛、珟地取材の同行、䞀郚皮の同定を担圓したした。

    ○朝倉曞店 『土の䞭の矎しい生き物たち ―超拡倧写真で芋る䞍思議な生態―』
    線著者、写真家ずしお制䜜に関わった土壌動物の本が出版されたした。
    蚳の分からない生き物にあふれおいる土壌動物の"あお"を付けるにはちょうど良い本になったのではないかず思いたす。


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    もう盛らないず曞くこずなんおないんです。 虫の撮圱をしおいたす。

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