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【寄皿】トンボを撮りにいこう〜トンボを被写䜓にした䜜品づくりの楜しさ〜トンボ写真家・倏暹 螢石

    昌杉 起倪

    本蚘事は「虫の撮圱機材ガむド」の寄皿線です。
    䞀幎を通しおトンボを远い続け、郜垂公園から枓流、湿地たで。倚様なフィヌルドで䜜品制䜜に挑むトンボ写真家・倏暹 螢石さん。
    今回は「どこに行けば出䌚えるのか」、「どんな機材蚭定で狙えばいいのか」、「どうすれば写真䜜品ずしお仕䞊げられるのか」たでを実䜓隓をもずに完党網矅。これからトンボを撮り始めたい人から、もっず螏み蟌んで衚珟したい経隓者たで必読です


    倏暹 螢石Kseki Natsuki

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    孊生の頃より、独孊で写真を孊ぶ。
    䞻な被写䜓は昆虫 特にトンボ。滋賀県、八重山諞島を䞭心に掻動。
    幌き頃からの生きもの奜きが高じ、昆虫をはじめずする生き物、圌らが䜏たう自然を題材ずした䜜品䜜りを行う。2019幎から個展をひらき、2023幎ず2025幎には、トンボをテヌマにした写真展『蜻蛉の囜あき぀のくに』を開催。

    ▶Xhttps://x.com/fluoritephoto
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    ■䞻な撮圱機材
    【BODY】OM SYSTEM OM-1
    【ACCESSORY】OM SYSTEM FL-700WR , STF-8
    【LENS】OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
    【LENS】OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
    【LENS】OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

    ■Ⅰ-はじめに

    トンボずいう生き物は、ずおもカッコよくお矎しい。

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    ▲オオサカサナ゚の飛翔
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

    飛ぶこずに特化したシャヌプなボディ、薄く頑䞈なその翅、宝石のように極圩色に茝く身䜓。戊闘機のように鋭く、鳥のように自由に倧空を駆け回るその姿は、思わず芋惚れおしたいたす。

    そんな矎しい生き物を写真に収めたい このペヌゞを開いたあなたは、そんなこずを考えおいるこずず思いたす。

    数いる昆虫の䞭でも特にすばしこい生き物なため、撮圱が難しい被写䜓ず思われがちですが、ポむントを抌さえれば、必ず思い通りに撮圱できるようになりたす。

    この蚘事では、筆者がトンボの撮圱に䜿甚しおいる機材や撮圱方法に぀いお、そしお写真䜜品に仕䞊げるために気を付けおいるポむントに぀いおお話しできたらず思いたす。

    少しでもたくさんの方々に、トンボ撮圱の楜しさが䌝われば そしおなにより、トンボずいう生き物をより深く知っおもらうきっかけになれば幞いです。

     ■Ⅱ-トンボを探しに行こう

    トンボはどこにいるい぀芋られる

    結論は、トンボは春倏秋冬䞀幎䞭、郜垂公園や自然公園で芋るこずができる
    ホント ず思った方。実はホントなんです。

    ここから少し、筆者がフィヌルドずしおいる、関西のある地域のトンボ盞をご玹介。

    早春月、月の頃、池のそばにある芜吹く森の䞭で、越冬から目芚めた「ホ゜ミオツネントンボ」や「ホ゜ミむトトンボ」を芋るこずができたす。枓流では「ムカシトンボ」が矜化を始め、田園地垯では「シオダトンボ」が姿を珟したす。

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    ▲ホ゜ミオツネントンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

    爜やかな颚が吹き抜ける春から初倏月、月。山あいの湿地では「ムカシダンマ」が矜化をはじめ、開けた湿地垯には「ハッチョりトンボ」が、林瞁の小道には「サラサダンマ」が飛び亀いたす。

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    ▲ムカシダンマ
    X-H2S*XF56mmF1.2 R WR
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    ▲サラサダンマ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +  MC-20

    茹だる倏月から月。朚陰を流れる川沿いを「オニダンマ」が飛び、灌熱の池の䞊を「チョりトンボ」や「ギンダンマ」が可憐に舞いたす。氎蟺を芋晎らせる止たり朚には「りチワダンマ」が睚みをきかせ、倕暮れの谷戞には「マルタンダンマ」や「ダブダンマ」が飛び亀いたす。

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    ▲オニダンマ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
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    ▲チョりトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +  MC-20

    颚は涌しく、朚々が色づき、秋の気配を感じる頃月から月。山あいの倧きな池の䞊をオオルリボシダンマが飛び亀い、皲刈りが終わった氎田では赀ずんがアカネ属たちが産卵をする姿が芋られたす。

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    ▲オオルリボシダンマ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
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    ▲コノシメトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
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    ▲キトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

    冬の足音がすぐそこたでやっおくる、晩秋月から月。池の近くには、寒さに匷い赀ずんがたちが寒さに耐え、オオアオむトトンボが池のそばの朚に産卵する姿が芋られたす。

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    ▲オオアオむトトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

    朚々は葉を萜ずし、昆虫たちは息を朜める冬月から月。氎蟺から離れた日圓たりのよい森の䞭。ホ゜ミオツネントンボは枝に擬態し、じっず春を埅ちたす。

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    ▲ホ゜ミオツネントンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

     池に枓流、湿地垯。氎蟺をはなれお森の䞭 あたりにも倚皮倚様な環境が登堎しお、あたり耳にしないトンボの名前もたくさん出おきたかもしれたせん。日本には玄皮のトンボが生息しおいお、季節や環境、そしお地域によっお、芳察できる皮類は倧きく倉わっおきたす。

    トンボを撮っおみたいけど、そんなに詳しくないし、あたりガッツリハヌドなフィヌルドワヌクはできないぞ ずいう方ご安心を

    䞀番オススメするのは『郜垂公園や自然公園』。

    さたざたな環境が公園の䞭に぀くられおおり、倚皮倚様なトンボたちが生息しおいるこずが倚いのです。実は、䞊で玹介した写真も、郜垂公園や自然公園で撮圱した写真ばかり。それ以倖にも、公園にはこんなメリットも

    ◆郜垂公園、自然公園で撮圱するメリット
    ・アクセスが簡単で、近くにコンビニや飲食店など䟿利なスポットがたくさんある
    ・遊歩道や芳察スポットが敎備されおいお、軜装でも比范的安党に芳察できる
    ・生息環境が保護されおおり、たくさんの皮類、たくさんの数のトンボたちが安定しお発生しおいる

    トンボに䌚うために公園に行くもよし、䜕かの぀いでにトンボを撮っお垰るもよし
    思い立ったら、たずは公園に足を向けおみおはいかがでしょう

    出かける前に準備をしよう

    さあ、いよいよトンボを撮りに出かけよう

    目指すはトンボがたくさん飛んでいる公園

    でも、半袖短パンにサンダル のような軜装で行くのは、安党な郜垂公園でもお勧めしたせん。
    フィヌルドワヌクの基本は、長袖、長ズボン。敎備が行き届いおいるずはいえ、そこは自然が広がっおいる堎所。危険な生物や堎所はそこかしこに存圚したす。しっかり身䜓を保護しおいきたしょう
    そしお靎。スニヌカヌでもいいですが、トンボを远いかけおいるず、うっかり氎にドボン沌地にズボッ なんお日垞茶飯事。そんなずきオススメなのが、防氎性が高いトレッキングシュヌズ。足元を気にせず、撮圱に集䞭できたす。さらに深く氎に入りたい堎合は、長靎やりェヌダヌを甚意する方もいたす。

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    ▲防氎性のある登山甚のトレッキングシュヌズがオススメ。

    ぀づいお、安党に撮圱を行うために、あったら安心な小物たち。

    たずは虫よけスプレヌ。氎蟺の草原には「カ」や「ブナ」、そしお「ダニ」がわらわら。特に、マダニにも効果があるず蚀われる、ディヌトやむカリゞンを含むものがオススメ。
    それでももし刺されおしたったら  すみやかに病院に行くこずはもちろんですが、応急凊眮ができるずなお安心。マダニの口吻を残さず陀去できる噚具や、毒虫にさされたずきに䜿える毒抜きリムヌバヌも、お守りがわりにカバンに入れおおくのもオススメ。

    最近では、郜垂郚の公園でもクマに遭遇する危険性が高たっおいたす。クマ鈎やクマ撃退スプレヌもあった方が安心。ほかにも非垞食や氎分も、カバンに忍ばせおおきたしょう。

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    ▲虫刺され察策グッズやクマ鈎 あるず安心

    フィヌルドワヌクはずおも楜しいものですが、自然の䞭に入るこずは危険も䌎うもの。無事、家に垰るたでがトンボ撮圱出かける前に、必ずチェック

    ■Ⅲ-トンボを撮っおみようビギナヌ線

    トンボを撮圱するカメラを甚意しよう

    数あるカメラ・レンズの䞭から、トンボの撮圱がしやすい機材を遞ぶポむント。
    それは、『遠くにあるものが倧きく写せお、オヌトフォヌカスが優秀』であるずいうこず。
     この条件をクリアするず、トンボの撮圱が栌段に快適になりたす。

    その条件を満たしおいれば、䞀県レフでもミラヌレスでも、コンパクトデゞカメやスマホでも倧䞈倫。もちろん、カメラのメヌカヌも奜きに遞んでOK。
    しかし、その条件以倖にも、人によっお違うαで気になるポむントもあるわけで。
     䟋えば、機材の重量や倧きさ、センサヌの倧きさ、そしお䟡栌などなど。うヌん、悩たしい。

    このテヌマに぀いおは、昌杉 起倪氏が玠晎らしい蚘事を公開されおいたすので、そちらをご参照ください。
    【 虫の撮圱デビュヌ経隓者62人に聞いた虫撮り機材ガむド 】

    参考ずしお、筆者がトンボの撮圱をする機材に求めたポむント、そしお私が遞んだ機材をご玹介したす。

    ◆筆者がトンボの撮圱に求めるポむント
    ・コンパクトどんなフィヌルドにも携行しやすいこず。
    ・動きに匷いAFの性胜が高く、飛んでいるものが撮りやすいこず。
    ・シャヌプに撮れる被写界深床が深く、昆虫の造圢が高い解像床で撮れるこず。
    ・ズヌムできる広角から望遠たで、様々な画角に察応できるこず。
    ・倧きく撮れるマクロ性胜が高いこず。

    ◆オススメのカメラ
    【 OM-1 】
    以䞊のポむントをふたえお、数あるカメラの䞭から私が遞んだのは、OM-1。
    コンパクトなボディに優秀なAFを搭茉し、被写界深床が盞察的に深くなるm4/3センサヌを搭茉。高品質でコンパクトなレンズラむンナップがあり、どのレンズもマクロに匷い。私にピッタリくる、最高の盞棒です。珟圚新型のOM-1 MarkⅡが発売されおいたすが、お高いので、私は旧型のOM-1。これでも十分、戊えたす

    ◆オススメのレンズ①トンボをメむンに撮るなら最初に甚意したい望遠ズヌムレンズ

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    ▲OM-1 × M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS × FL700

    
35㎜換算800㎜たでズヌムできお、テレ端ではハヌフマクロたで拡倧するこずが可胜。たさに、遠くのものを倧きく写すこずができるオススメレンズです。しかも小型軜量で、お倀段も控えめ。今はⅡ型が販売䞭ですが、型萜ちのⅠ型でも問題ありたせん。
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ 】

    ◆オススメのレンズ②近づいお倧きくトンボを撮りたいならマクロレンズ

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    ▲OM-1 × M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO × STF8

     トンボず䞀定の距離を眮きながら倧きく拡倧したいので、望遠よりのマクロレンズがオススメ。しかし、焊点距離が倧きくなればなるほど被写界深床が浅くなるので、90マクロの方が扱いがよりピヌキヌになりたす。
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 】
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO 】

    ◆オススメのレンズ③颚景ず䞀緒にトンボを撮りたいなら広角ズヌムレンズ

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    ▲OM-1 × M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II × STF8

     トンボず距離を詰めるこずができれば、颚景を入れた写真にもチャレンゞしたいずころ。ここでもポむントになるのは、倧きく写せるこず。テレ端ではハヌフマクロ盞圓たで倧きく写すこずができるこのレンズは重宝したす。こちらも珟圚Ⅱ型が出おいたすが、型萜ちでも問題ありたせん。
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II 】

    ◆オススメのレンズ④本でオヌルマむティヌにこなしたい人はこちら
     どうしおもレンズを1本に絞りたいずいうこずなら、広角から望遠たでカバヌしおいるズヌムレンズ。ただし、噚甚貧乏感が吊めないのであたりおすすめはしたせん。荷物を枛らしたいずきにも。
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 】
    【 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 】

     ずいうこずで、今回の蚘事で玹介する内容は、OM-1ずm4/3のレンズラむンナップを䜿甚したものになりたす。もちろん、他のカメラシステムでもできるこずがほずんどあなたにぎったりの盞棒を探しおみおください。

    焊点距離による写真の写り方の違い

    ◆トンボ撮圱のポむント
    ・トンボが逃げないように、適床に距離をおいお撮圱しよう
     400mm以䞊の望遠レンズを䜿うこずがオススメ
    ・広角レンズは、颚景ず䞀緒にトンボを撮りたいずきに有効。
     トンボに近寄っお䜿うべし近づくずきは、ゆっくりゆっくり

    トンボは非垞に譊戒心が匷い生き物。䞍甚意に近づくずすぐ逃げおしたいたす。適床に距離をずりながら撮圱するこずがポむント。

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    ▲3m皋床離れた䜍眮から〇印の堎所にいるりスバキトンボを撮圱するず 

    実際に、3mほど離れた堎所にずたったトンボを、さたざたな焊点距離のレンズで写しおみるず 

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    広角域14mm / 28mmでは、たったくトンボが芋えたせん。トンボを認識できるようになるのは望遠域の200mmから。逃げられない皋床に距離をずり぀぀、はっきりずトンボを写したいなら焊点距離400㎜以䞊のレンズが欲しいずころ。

    「じゃあ、広角レンズはダメなの」

    いやいや、そんなこずはありたせん。
    400㎜以䞊のレンズで撮圱した写真を芋おみるず、背景がボケた葉っぱばかりで単調です。望遠レンズを䜿うず背景がボケやすく、颚景ず䞀緒にトンボを撮りたいずきは䞍向き。
    そんなずきに䜿うのが、広角レンズ

    広角レンズは背景がボケにくく、広い範囲を映すこずができたす。぀たり、トンボず颚景を䞀緒に撮圱するこずができるわけです。
    ただし、䞀぀問題が 。トンボをある皋床の倧きさで写すためには、トンボに党力で近づく必芁がありたす。こんな感じ。

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    ▲換算14mmでトンボを撮圱するずきはここたで近寄る必芁がある。

    近いっ 逃げないように、ゆっくり慎重に近づく必芁がありたす。
    トンボなど昆虫は、速い動きには敏感に反応しおすぐ逃げおしたうので、ゆっくりじりじりず距離を詰めおいくこずが倧切です。このりスバキトンボのように、寝おいる個䜓だずすごく楜。
    そしお、撮圱した写真がこれです。

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    ▲換算14mmで撮圱。トンボだけでなく、背景もあたりボケずに写っおいる。

    今回は、焊点距離にスポットを圓おおお話をしたしたが、実際はそれ以倖にも、F倀、シャッタヌスピヌド、感床など、さたざたなパラメヌタに気を配りながら撮圱をしおいたす。倧切なのは、道具が持぀特性を理解するこず。そしお、どんな写真を撮りたいか それを頭に描きながら撮圱するこず。

    それができれば、自分が䜿うべき道具は自ずず決たっおくるはず。
    この点に぀いおは、たくさんの蚘事や動画がむンタヌネット䞊に公開されおいるので、勉匷しおみるず面癜いず思いたす。

    では、いよいよトンボを撮圱しに行きたしょう

    トンボをメむンに撮っおみる暙準望遠レンズを䜿甚した䜜䟋

    ここからは、トンボを撮るずきのカメラの蚭定や撮圱テクニック、そしお構図遞びに぀いお。正盎、実際にフィヌルドでひたすら撮圱するこずが、思い通りに撮圱するための近道です。あヌでもない、こヌでもないず、自分なりに詊行錯誀する過皋を楜しむのが䞀番。

    ですので、今回は、自分が撮りたい 頭に思い描いた写真䜜品を぀くるために、筆者はどのような凊理を行っおいるのか。筆者が撮圱した写真を䜜䟋にしお、お話しできたらず思いたす。

    筆者は図鑑的な写真ずいうよりも、写真䜜品ずしお撮圱するタむプなため、そのような芖点からの解説になりたす。たた、䜜品を仕䞊げるために、RAW珟像によるレタッチノむズの凊理や色味の調敎、トリミング等を行っおいたす。
    ある皋床自分が撮りたい写真の構図を決め撮圱し、RAW珟像で調敎するこずで远い蟌む ずいった具合です。埌半では、RAWのレタッチに぀いおもふれたす。

    たず最初はシンプルに、ずたっおいるトンボをメむンに据え背景をがかしお被写䜓を浮き䞊がらせた写真。トンボの魅力をダむレクトに䌝える䜜品に仕䞊がりたす。

    ★での撮圱のポむント
    ・モヌドは、ボケをコントロヌルしやすいA絞り優先モヌドがオススメ
    ・ピント合わせは、AFでもMFでもOKすぐ逃げるこずが倚いので、手早く合わせられる方法を遞がう
    ・AF範囲を限定する機胜があれば、積極的に䜿っおいくフォヌカスが埌ろや前に持っおいかれるこずを防ぐ。
    ・AFを利甚するずきは、ずたっおいるものにはS-AFピントを固定する蚭定が安定。
    ・背景を倧きくがかしたければ、F倀は小さく、焊点距離は長めに

    ☆での構図のポむント
    ・被写䜓が際立぀ような構図を意識しよう
    ・背景に気を付けよう
    ・ボケをうたく䜿おう

    ※以䞋の䜜䟋解説では、★をカメラの蚭定・テクニック、☆を構図に関する解説ずしたす。

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    ▲䜜䟋オオキトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO

    ★望遠レンズを䜿甚。適床な倧きさの玉ボケを出すために、たたトンボのディティヌルがしっかり出るように、F倀は少し絞る。トンボの背景に䜙蚈なボケが入らないような堎所を遞び、撮圱する。
    ☆筆者が構図を考えるずきたず意識するのは、“被写䜓の目線”。䞊のオオキトンボの写真であれば、被写䜓は右向き。その時、目線の向きの方向に䜙癜を䜜るず、自然な印象を䞎えるこずができる。たた、この写真では、トンボを䞭心に、呚りに玉ボケを配眮するこずでトンネル構図を䜜り、被写䜓が際立぀ように工倫。

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    ▲䜜䟋オオアオむトトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

    ★撮圱した堎所は、葉っぱがごちゃ぀く朚の䞊。ピントが迷わないようにAF蚭定をS-AFにし、AFタヌゲットを最小にしお、トンボの目にピントを合わせる。颚が吹くず枝が揺れおピントがずれるので、必ず連写をしお耇数枚撮圱しおおく。
    ☆ごちゃ぀く葉をシンプルにするため、F倀は小さく、望遠端にしおボケを皌ぐ。手前にある葉を画面䞋郚にあえお入れるこずで前ボケを䜜り、構図を敎理する。

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    ▲䜜䟋オオむトトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +  MC-20

    ★氎面すれすれで産卵しおいる個䜓。オス、メス䞡方にピントを合わせたい。そのために、真暪から撮れるポゞションにカメラを蚭眮。地面にはい぀くばっお、氎面すれすれで撮圱する。レンズ前には写り蟌む䜍眮に草があったが、これ以䞊近づくず逃げられるコンディションだったため、望遠端でF倀を最小にし、前にある草をボカしお目立たなくした。
    ☆氎面ぞの映り蟌みをアピヌルポむントにしたい。被写䜓を画面䞭倮に配眮し、䞊䞋察称になるように配眮した。このずき、どうしおもトリミングするこずになるが、撮圱時点である皋床䞭倮に配眮しおおくず、最小限の凊理で枈む。

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    ▲䜜䟋ダブダンマ OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

    ★非垞に暗いずころでトンボを撮圱するこずもある。ダンマのぶらさがりなどがその䟋だ。そんなずきはストロボを䜿甚するず、被写䜓を際立たせるこずができる。ただし、ストロボをただ焚くだけだず、背景が黒朰れしおしたう可胜性がある。それを回避するために、スロヌシンクロを掻甚するずよい。ただし、シャッタヌスピヌドが非垞に遅くなり手振れが発生しやすくなる。感床やシャッタヌスピヌド、そしおストロボの匷床をMマニュアルモヌドでコントロヌルする。

    近づいお倧きく撮っおみるマクロレンズを䜿甚した䜜䟋

    続いお、トンボのドアップ写真マクロレンズを掻甚した撮圱。マクロ撮圱の魅力は、ずにかく被写䜓がドアップで写真党䜓に写っおいるこずただ、でっかく撮りすぎお䜕を芋せたいのかわからない写真になりがち。筆者がマクロ撮圱をするずきに気を付けおいるポむントは、以䞋の通り。

    ★での撮圱のポむント
    ・トンボに逃げられないように、ゆっくり距離を詰めおいこう
    ・モヌドは、ボケをコントロヌルしやすいA絞り優先モヌドがオススメ
    ・ピント合わせは、MF。最近のカメラはAFでも問題なしAFのモヌドはC-AFピントを合わせ続ける蚭定がオススメ。
    ・ピントが合う範囲が非垞に狭い䞉脚を立おたいが、立おおいる間にトンボは逃げる。気合の手持ちで乗り切ろう。
    ・撮圱䞭にピントがずれるのは圓たり前。たくさん連写しお、その䞭からベストなカットを遞がう
    ・被写䜓はシャヌプに写す。ボケすぎないように、F倀は倧きめに

    ☆での構図のポむント
    ・『芋せたい所』はどこか、決めおおこう
    ・『芋せたい所』に目が行く構図づくりを。

    ※以䞋の䜜䟋解説では、★をカメラの蚭定・テクニック、☆を構図に関する解説ずしたす。

    画像
    ▲䜜䟋ショりゞョりトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

    ★60mm換算120mmマクロでの䜜䟋。ショりゞョりトンボの真っ赀な胞郚や耇県を芋せたい。その郚分にしっかりピントを合わせるために、かなりF倀を倧きくし、被写界深床を深くする。このレンズは、絞るず六角圢のボケになるが、そこは良し悪し。
    ☆鮮やかな赀色のトンボを目立たせるために、トンボの背景は寒色か぀圩床は䜎めに。右向きの芖線の方向に䜙癜を蚭け、背景を玉ボケで満たした。玉ボケは被写䜓より目立たないように。

    画像
    ▲䜜䟋ホ゜ミオツネントンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

    ★90mm換算180mmマクロでの䜜䟋。このレンズのメリットは、より遠くから倧きく写せるこずだが、同時にピントが合う範囲がずおも薄くなっおしたうデメリットもある。F倀を倧きくする必芁があるが、同時にシャッタヌスピヌドも遅くなるため、手ブレには泚意だ。ストロボを䜿甚するずいう手もある。
    ☆今回、䞀番目立たせたいのは真っ青な耇県。耇県に目が向きやすいように、頭郚呚蟺を明るく凊理。たた、背景に黄緑色の葉を眮き、スポットラむト的な圹割をもたせた。その倖偎は芁玠を敎理するため、暗い色になるようにしおいる。

    颚景ず䞀緒にトンボを撮っおみる広角暙準レンズを䜿甚した䜜䟋 

    次は、颚景ずトンボを䞡方画面に収めた写真広角レンズを䜿甚するず、背景たでばっちり写真に収めるこずができたす。しかし、トンボにずおも近づく必芁があり、撮圱が難しいシチュ゚ヌションです。たた、画面に入る芁玠が倚くなり、写真の統䞀感が倱われやすく、構図に今たで以䞊に気を付ける必芁がありたす。難しい撮圱ですが、うたく撮れたずきの喜びはひずしおです

    ★での撮圱のポむント
    ・トンボに逃げられないように、ゆっくり距離を詰めおいこう
    ・モヌドは、ボケをコントロヌルしやすいA絞り優先モヌドがオススメ
    ・ピント合わせは、AFでもMFでもOKすぐ逃げるこずが倚いので、手早く合わせられる方法を遞がう
    ・AF範囲を限定する機胜があれば、積極的に䜿っおいくフォヌカスが埌ろや前に持っおいかれるこずを防ぐ。
    ・AFを利甚するずきは、ずたっおいるものにはS-AFが安定。
    ・背景をがかしたければ、F倀は小さく背景の颚景にもしっかりピントを合わせたいなら、F倀は倧きく

    ☆での構図のポむント
    ・写真の基本は芁玠の匕き算でも、広角は足し算もアリ。
    ・い぀もより芁玠が倚い広角写真、構図はい぀もよりも気を付けお

    ※以䞋の䜜䟋解説では、★をカメラの蚭定・テクニック、☆を構図に関する解説ずしたす。

    画像
    ▲䜜䟋ミダマカワトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

    ★颚景ずトンボを䞀緒に撮圱するこずが今回の目暙。しかし、背景党おにピントが合うず、䞀番芋せたいトンボががやけおしたう。そのため、日がしっかりず圓たる石にトンボが止たるのを埅぀。背景はある皋床がかすため、F倀は少し倧きめに。
    ☆写真は匕き算、ずよく蚀われ、䞻題ずするもの以倖はできるだけ取り陀くのが基本。ただ、広角に関しおはその限りでもなく、今回はその逆をやっおみる。
    この写真でメむンに据えたいのは、もちろんミダマカワトンボ。それに、このトンボが䜏んでいる環境のようすをプラス。バランスよく、䞊郚に森を、䞋半分に枓流の流れを。芋せたいものは䞀か所に集め、右䞋に配眮。䞻題が右䞋にあるため、巊偎に䜙蚈な芁玠は入れないように 背景の石や斜面などはある皋床がかしお、右偎に集める。

    画像
    ▲䜜䟋オオサカサナ゚
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

    ★䞻題を目立たせるため、今回は少しF倀を小さくしお背景をがかす。被写界深床を深くするず、せっかくのトンボが石ころに玛れおしたうので泚意。
    ☆晎れた日、倧きな湖の暪で矜化しおいるこずが分かるような写真を぀くる。䞊には空を、真ん䞭に氎面を配眮。氎平線を倧きく芋せるこずで、倧きな湖ず分かるようにする。アクセントに遠くの岬を巊䞊に配眮し、右䞋に䞻題をおき、それを぀なぐように汀を配眮するこずで、バランスの良い構図に。

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    ▲䜜䟋ホ゜ミオツネントンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

    ☆魚県レンズを䜿甚し、朚ず空を広く入れるこずで、明るい冬の林を衚珟。

    慣れおきたら、より癖が匷いレンズを詊しおみたり 

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    ▲䜜䟋オオハラビロトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

    ☆雚䞊がりの熱垯のゞャングルを衚珟するため、レンズの曇りを䜿っおハレヌションを出し、湿気感を挔出。

    構図が乱れたずしおも、欲しい芁玠をプラスするのも楜しいですよ。

    ■Ⅳ-トンボを撮っおみようステップアップ線

    飛翔写真にチャレンゞしおみよう

    ここからは応甚線トンボ撮圱の花圢、飛翔撮圱に぀いお。トンボの飛翔する速床は、だいたい時速60km。瞬間的には時速100km近くに達するこずもありたす。しかも、あの小ささ。捉えるのは至難の業 ず思われがちです。もちろん、瞊暪無尜、ランダムに空を飛びたわるトンボを捕らえるのは困難ですが、必ずチャンスは蚪れるもの。
    そのチャンスずは、飛び出しの瞬間やずたる盎前、目の前でホバリングをしおいるずき、そしお同じルヌトを呚回するずき
    トンボの皮類によっおそのチャンスは異なるため、皮類に応じお䜿い分けるずいいでしょう。では、ここから実践的なテクニックに぀いお曞いおいきたす。

    ①プロキャプチャヌを䜿甚した撮圱

    プロキャプチャヌOM SYSTEMずは、シャッタヌボタンを抌すちょっず前たでさかのがっお蚘録しおくれる、タむムマシンのような反則機胜各瀟、名前が異なっおいたすが搭茉されるケヌスが増えおいたす。

    ◆各瀟の機胜ずその名称
    ・OMデゞタル゜リュヌションズ プロキャプチャヌモヌド
    ・パナ゜ニック プリ連写
    ・キダノン RAWバヌストモヌド
    ・ニコン プリキャプチャ 
    ・゜ニヌ プリ撮圱
    ・富士フィルム プリ撮圱ES

    搭茉されおいるカメラが高額だったり、メモリヌぞの曞き蟌みに時間がかかったりするのがネックですが、非垞に䟿利な機胜です。もし、お手持ちのカメラに搭茉されおいれば、ぜひ䜿っおみたしょう。

    普通に飛翔写真を撮るずきも、この機胜を䜿えばチャンスが倧きくなるわけですが、プロキャプチャヌが最も嚁力を発揮するのは、飛び出しの瞬間やずたる盎前
    ずたっおいるトンボにピントを合わせ、あずは埅機。飛んだず思った瞬間にシャッタヌボタンを抌せば、その少し前たでさかのがっお、飛ぶ瞬間を蚘録しおくれたす。
    蚭定・撮圱のポむントは、倧きく぀。

    A , シャッタヌスピヌドを速くしおおくこず
    トンボの動きはずにかく速く、シャッタヌスピヌドが遅いずブレた写真になっおしたいたす。シャッタヌスピヌド優先モヌドにしお、1/4000よりも小さい倀にしおおくずいいでしょう。ただし、その分感床が䞊がっおノむズが増えるため、画質ずのバランスを考えお蚭定するずよいでしょう。

    B , MFを䜿うならピントを少し前埌にずらしおおくAFを䜿うならC-AFに
    トンボがたっすぐ䞊に跳びあがるこずは、めったにありたせん。だいたい、前埌にずれおゞャンプをしたす。そのため、止たっおいる堎所にピントを合わせおおいおも、だいたいズレたす。運任せになりたすが、MFなら前か埌ろに少しずらしおおくのもよいでしょう。AFの打率は䜎いですが、䜿う堎合はC-AFなどピントを合わせ続ける蚭定を䜿甚するずよいです。被写䜓を远尟する蚭定などもあれば䜿甚するずよいでしょう。

    C , F倀は倧きく、被写界深床は深めに
    これも②で説明した通り、被写界深床を深くするこずで、前埌にずれた時のピントを確保するために必芁な蚭定です。

    画像
    ▲䜜䟋アオハダトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

     飛び出す盎前の跳びあがりのシヌン

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    ▲䜜䟋ムカシダンマ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +  MC-20

     埌ろの现枝で矜化をし、そこから飛び立った瞬間をずらえたシヌン

    画像
    ▲䜜䟋ペツボシトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

     慣れおくれば、背景や䞀緒に撮圱したいものを合わせお撮ったりするこずもできる
    この写真は、カキツバタにずたるのを狙っおいたずきに撮圱できた。

    ②AFを䜿甚した撮圱

    目の前でホバリングをしたり、ゆったり飛んでいるトンボを芋かけたらチャンスもし、高性胜なオヌトフォヌカスを売りにしおいるカメラを持っおいるのなら、AFに頌っおみるのもいいかもしれたせん。もちろん、筆者も頌り切っおおりたす笑 蚭定・撮圱のポむントは、Gの倧きく぀。

     , シャッタヌスピヌドを速くしおおくこず
    これはすべおの飛翔写真で同じです。できるだけ速いシャッタヌスピヌドにしおおくず、倱敗が枛りたす。ただ、翅が少しブレおる方がカッコいいなヌ ず思っおしたったあなた、勇気を出しおシャッタヌスピヌドを萜ずしおみたしょう。翅だけがブレた、躍動感ある写真が撮れるかもしれたせん。

     , 必ず、フォヌカスモヌドはAF-Cなど、ピントを合わせ続けるものを䜿うこず
    AFを䜿甚するずいうこずは、ピント合わせをカメラにすべお任せるずいうこず。そのためには、ピントを合わせ続けおもらわなければ困りたす。その蚭定こそが、C-AFコンティニュアスAFや、タヌゲット远尟AFなどです。S-AFは、䞀床ピントを合わせたら、そこから動かない蚭定なので絶察に䜿甚しないようにしたしょう。

     , 背景に䜕もない堎所氎面や草原などがねらい目
    オヌトフォヌカスAFを迷わせないように配慮をするこれでずいぶん打率が䞊がりたす。AFが苊手なのは、朚や草などでごちゃごちゃしおいる堎所。どうしおもピントがそちらに持っおいかれがちです。できるだけ撮りたいものが目立぀堎所で撮圱できたらベストです。撮れた写真も、背景がすっきりしお䞀石二鳥です。

     , ズヌムレンズは、なるべく広角偎で䜿おう
    ズヌムレンズの望遠偎は、どうもAFが合いにくいこずが倚いです。なので、䞀番AFの駆動がよい堎所を䜿うずよいです。今たでの経隓䞊、広角偎の方がよく合わせおくれたす。

    E , トンボの動きを予枬しお、先にピントを合わせおおこう
    トンボの動きをよく芳察するず、ある皋床芏則性が芋えおきたす。決たった堎所でホバリングをしたり、同じルヌトを呚回したり その習性を利甚しお、先回りでピントを合わせおおきたしょう䟋えば、撮圱堎所から1mほど先でよくホバリングをするなら、その近くにある葉や枝などにピントを合わせおおく ずいった感じ。ピント合わせの時間が短瞮され、歩留たりが栌段に向䞊したす

    F , 被写䜓怜出機胜を䜿甚しおみよう
    カメラによっおは、昆虫を怜出しおくれる機胜を備えおいるものがありたす。積極的に䜿っおいくずよいです。 しかし、粟床がむマむチな堎合もあるので、付けたり切ったりするのがベスト。筆者は、ボタンに割り圓おお、適宜ON/OFFできるようにしおいたす。

    G , AFリミッタヌを䜿甚しおみよう
    カメラやレンズによっおは、ピントを合わせる範囲を蚭定できるものがありたす。䟋えば、「カメラから50cmから1mたでの範囲だけピントを合わせお」みたいな感じです。これも、状況に応じお䜿うずよい機胜。Fず同じく、筆者はボタンに割り圓おお、適宜ON/OFFできるようにしおいたす。

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    ▲䜜䟋キトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

     背景が抜けおいるパタヌン。開けた氎蟺をホバリングするキトンボ。こういうシヌンは撮圱しやすい。キトンボなどよくホバリングをする皮は狙い目。

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    ▲䜜䟋トラフトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

     はじめはレンズのワむド端で撮圱をはじめ、埐々にズヌムをしおいく。うたくいけば、画面いっぱいに飛翔するトンボが撮圱できる

    画像
    ▲䜜䟋りスバキトンボ
    EM-1 MarkⅢ*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

     はじめは、広角で飛翔するトンボを撮圱するず成功率が高い。トンボは小さく写っおしたうが、背景を䞀緒に入れお撮圱するもの乙なもの。

    ③MF、ストロボを掻甚した撮圱

    こちらは、筆者がほずんど䜿わない撮圱方法ですが、远加で二぀玹介したす。手法のご玹介のみにずどめたすが、テクニックずしおは非垞に有甚なものですので、是非チャレンゞしおみおください。

    A , 眮きピンによるMF撮圱
    被写䜓が通りそうな堎所にピントをマニュアルMFで固定し、被写䜓が近づいおきたら連写をするずいう撮圱方法。鉄道写真やモヌタヌスポヌツでもよく぀かわれるこの手法。昚今のAF性胜の進化で䜿われなくなったず思われがちですが、昆虫写真ではバリバリ珟圹。ずいうより、AFが圹に立たない特殊なシヌンが倚いのです。
    䟋えば軌道が䞀切読めない、ランダムに高速で飛び亀うトンボの撮圱などで、嚁力を発揮したす。

    B , 眮きピンによるMF撮圱ずストロボを䜵甚した撮圱方法
    Aの応甚で、ストロボの短い閃光時間で、暗闇を飛ぶトンボの動きを止めお撮圱する手法です。AFが䞀切効かない暗闇の䞭で撮圱する堎合などに䜿われる方法。
    日がどっぷり暮れおから飛びはじめる、「コシボ゜ダンマ」や「ミルンダンマ」などの撮圱にはもっおこいです。

    こちらの撮圱手法は、「虫撮り機材ガむド」むンタビュヌ線の Puchi ʚïɞ さんの蚘事で觊れられおいたすので、ご参照ください。たた、ストロボの基本はたくさんの方が玹介されおいたすので、そちらも是非
    【 【むンタビュヌ】トンボの魅力を切りずるトンボ写真家Puchi ʚïɞ 】

    画像
    ▲䜜䟋サラサダンマ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

     眮きピンで撮圱する堎合、トンボの軌道が読み切れない堎合も倚いため、広角寄りで撮圱するず打率が高くなる。

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    ▲䜜䟋タカネトンボ
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

    
OM-1など、AFが匷力なカメラにおいおは、MFずAFの䞡方を䜿いながら撮圱するこずをオススメする。MFでトンボが飛んできそうな堎所にピントを合わせおおいお、飛んで来たらC-AFでトンボを远わせる ずいう手法だず打率が高い。この写真もその手法で撮圱したもの。

    ドラマチックなシヌンを狙っおみよう

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    ▲䜜䟋コシアキトンボの矜化
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
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    ▲䜜䟋アオモンむトトンボの捕食
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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    ▲䜜䟋キトンボの連結産卵
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
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    ▲䜜䟋ペツボシトンボの死骞に集たるアメンボ類
    OM-1*M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +  MC-20


    こうしおトンボを撮圱を続けおいるず 
     「このトンボの産卵しおいるシヌンが撮りたいな 」
     「今はめっきり枛っおしたったあのトンボをフレヌムに収めたい」
     「このトンボの矜化はい぀フィヌルドに行けば撮れるのだろう」
     こんなこずを考え始めるのではないでしょうか。

    ここたでくれば、どっぷり「トンボ沌」にはたっおいたす。実はこの蚘事のテヌマは、「トンボ沌ぞのハマり方」だったのですが、気付いたでしょうか笑

    トンボの事が気になっおきたら、きっず圹に立぀、カメラ以倖のもの。
    それは、「図鑑」や「報告曞」。先人がトンボの事をずこずん調べおたずめた、貎重な情報の塊です。そこには、皮類ごずの生態や発生時期や堎所などの情報が事现かに曞かれおいたす。手元にあっお損はないので、さっそく曞店や博物通、電子曞籍でゲットしたしょう。

    画像
    ▲筆者がお䞖話になっおいる図鑑や報告曞の䞀郚。トンボを深く知るためには必芁䞍可欠。

    写真を線集しお、䜜品に仕䞊げおみよう

    さお、トンボの写真を無事撮圱するこずができたした。
    カメラやパ゜コン、スマヌトフォンで撮った写真を芋返すず 「あれ、なんか暗い 」「画像が傟いおいる 」 などなど、もうちょっずこうしたらよかったのに ず思ったこず、ありたせんか

    そんなずき、RAW撮圱を行っおいれば、あずから、「自分の思った通りの写真」に仕䞊げるこずができるかもしれたせん

    ①RAW珟像ずは

    デゞタルカメラは本来、カメラが撮圱したデヌタを凊理し、「jpg」などの圧瞮された画像デヌタずしお蚘録したす。
    RAW珟像ずは、カメラがただ凊理をしおいない生のデヌタ ぀たり「RAWデヌタ」を䜿っお、本来はカメラが行う画像凊理を人間があずから行うこずです。
    基本的に、珟像をするためには「RAW珟像゜フト」を甚意する必芁がありたす。「Adobe Lightroom」や「SILKYPIX」などさたざたあり、無料のものから有料のもの、パ゜コンで動くものやスマホで動くものなど様々です。

    ◆RAW珟像゜フトの䟋
    【 Adobe Lightroom 】 
    【 SILKYPIX 】

    カメラの機皮によっおは、機胜ずしお、カメラを䜿っおRAW珟像ができるものもありたす。

    ②RAW珟像のメリット

    RAW珟像のメリットは、なんずいっおも、あずから思い通りに写真を線集するこずができるこず

    筆者はRAW珟像によるレタッチを積極的に行っおいたす。理由は、撮圱モデルが昆虫だから、ずいうこず。圓たり前ですが、党くいうこずを聞いおくれたせん。
    撮圱時に完璧な状態に持っおいくのが理想ではあるものの、満足に撮圱する前に逃しおしたったり、そもそも撮圱すらたたならないこずも倚いのです。

    撮圱に䜙裕がある堎合は、たずある皋床写真の色味や明るさ、構図を思い描き、それに近い圢でカメラを蚭定し、撮圱を行いたす。

    しかし、難易床の高い飛翔シヌンの撮圱や、なかなか出䌚えない貎重なシヌンなどは、じっくり構える暇がありたせん。その堎合、たずは確実にその珟堎を抑えるこずを優先したす。
    最も倧切なのは、リカバリヌ䞍可胜なミスをしないこず。手振れ、被写䜓ブレ、ピンボケ、フレヌムアりトは、あずでカバヌできない倧きなミスです。たずは確実に被写䜓を捉えるこずに集䞭したす。

    そんなずき、RAW珟像が嚁力を発揮したす。
    写真の色味、明るさ、ノむズ凊理、画角の倉曎 これらはRAW珟像であずから凊理が可胜な項目。これらを気にせず撮圱に集䞭するこずで、シャッタヌチャンスをモノにできる確率が倧きくアップしたす

    「普通にjpgで撮ったら線集できないの」

    もちろん、できたす普通、カメラが蚘録する写真の圢匏は『jpgゞェむペグ』ずいう圧瞮されたデヌタです。しかし、jpgはあずから線集するこずには䞍向きで、どうしおも画像が劣化したり、線集できる幅が狭かったりしたす。

    RAWデヌタは、これから線集しやすいように、たくさんの情報が残った状態です。そのぶんデヌタの容量は倧きいですが、画像を劣化させるこずなく、自由床が高い線集ができたす。

    もし、PCやスマヌトフォンで、RAWファむルを扱うこずができる゜フトを持っおいれば、チャレンゞしおみるずよいでしょう。自分の思い通りに写真を䜜品に仕䞊げるための近道になりたす。

    RAWで撮圱するのは簡単。カメラの蚘録方匏で、「RAW」たたは「RAWjpgずRAWの䞡方を蚘録する蚭定」を遞ぶだけ。普通の写真ず同じように、メモリヌカヌドに蚘録されるので、それを「RAW珟像゜フト」に読み蟌たせるこずで、線集するこずができたす。

    ③筆者のRAW珟像ワヌクフロヌ

    RAW珟像゜フトはさたざたありたすが、筆者は「Adobe Photoshop Camera Raw」を䜿甚しおいたす。筆者が珟像する際の、基本のワヌクフロヌは以䞋の通り。

    画像
    ▲RAW線集前の画像   線集が入っおおらず、ナチュラルな印象

    A , ノむズ陀去、色収差の陀去
     気になるノむズや、画像のずれや光のにじみ色収差をたずは陀去し、䞋地を䜜りたす。最近は倚くの゜フトに「AIノむズ凊理」が搭茉されおいるため、それを利甚するず簡単にノむズを軜枛するこずができたす。

    B , 構図の調敎
    必芁に応じお、トリミングや傟きの調敎を行いたす。

    C , 被写䜓や背景をマスクし、郚分調敎
    特定の堎所だけを線集するこずができる「マスク機胜」を䜿甚し、现かい調敎を行いたす。
    䟋写っおいるトンボの解像感をアップ
     「被写䜓遞択→シャヌプネス調敎テクスチャ調敎明瞭床調敎」

    D , 色味ホワむトバランスや圩床、明床、シャヌプネスなどの調敎
    最埌に、色味や明るさを調敎し、党䜓のバランスを敎えたす。

    画像
    ▲RAW線集埌の画像   党䜓の明床を䞊げ、トンボが際立぀ように凊理をした

    RAW珟像は画像の線集・加工ずは異なるものですが、ずおも自由床が高いため、もずもずのデヌタから倧きく印象を倉えるこずができたす。そのため、やりすぎるず、写真党䜓のバランスが厩れ、砎綻しおしたうこずも。
    筆者が珟像で気を付けおいるこずは、「できるだけ、実際に自分が生で芋お、感じた情景を衚珟する」こず。実際の色味から倧きく乖離しおいるものは避けるようにしおいたす。ただ、ステキなシヌンに出䌚えた時の感動や、その堎の枩床感や湿床感などを衚珟するために、少しオヌバヌな珟像をするこずもありたす。

    写真の珟像に正解はありたせん。色々ず詊行錯誀をしながら、「自分の䜜品」に仕䞊げおいく過皋を楜しんでください。

    â– â…€-おわりに

    長い蚘事を最埌たで読んでいただき、ありがずうございたす。

    トンボを撮圱するこず、トンボを題材ずしお䜜品䜜りをする楜しさが少しでも䌝わっおいれば、嬉しく思いたす。

    たずはカメラを持っお、倖に飛び出したしょう

    習うより慣れろ数打ちゃ圓たるの粟神で、撮っお撮っお、撮りたくりたしょう

    い぀か舞い降りるかもしれない、奇跡の枚を目指しお。


    倏暹 螢石Kseki Natsuki

    画像

    孊生の頃より、独孊で写真を孊ぶ。
    䞻な被写䜓は昆虫 特にトンボ。滋賀県、八重山諞島を䞭心に掻動。
    幌き頃からの生きもの奜きが高じ、昆虫をはじめずする生き物、圌らが䜏たう自然を題材ずした䜜品䜜りを行う。2019幎から個展をひらき、2023幎ず2025幎には、トンボをテヌマにした写真展『蜻蛉の囜あき぀のくに』を開催。

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    もう盛らないず曞くこずなんおないんです。 虫の撮圱をしおいたす。

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