
Today'sOne.vol.63たどりついたらいつも雨降り
土砂降りだ。明日はもっと土砂降りだろう。ヨロンは台風の中になりそうだ。ここ数年は台風が来なくて海水温が上がり、珊瑚は白化するわ海の生き物の生態系は変わるわで心配だった。「雨たぼり」と願う十五夜の儀式があるくらい干魃と闘ってきた島だ。農業に雨不足は深刻な問題だ。ただ降りすぎても困る。高潮と大雨が重なって役場が浸水したこともあるらしい(だから今、町役場は山の上に移動している)。
台風で一番恐ろしいのは暴風だ。基本的に台風の最中は家を出ないのが島の常識だが、その家が飛ばされることもある。体育館などが避難場所となるが、避難のタイミングが難しい。私は一度車に閉じ込められてしぬのかと思った。風圧でドアが開かないのだ。しかも力士の張り手を両脇から受けるように車が浮く。無人の軽が転がるのを見たことがあるので、意味もなく下半身に力を入れて踏ん張ってみる。
ほんの少しの止み間を狙ってエイサ‼︎っとドアを開ける。建物に転がり込んで床に倒れ込んだ。死ぬかと思った…。ずぶぬれで天井を見上げる。島の暮らしは大変なことも多いが「生きている」という実感を覚えることが多い。都会ではずぶ濡れになっても、よっぽどじゃない限り死なないからな。
こんな天気の日に何でわざわざ出かけたかというと、植木鉢が欲しかったのである。横須賀のおばちゃんにもらったサンセベリアがニョキニョキと根を伸ばして「狭いんですけど!」と訴えてくる。最近、カーメン君という園芸系YouTuberにハマってしまい、すっかり園芸貧乏となっている。打ち捨てられた庭はこの世の終わりみたいになっているがベランダと室内がえらいことになっている。サッカーくじで当てたぶんも(ありがとうオランダ!)ブルーベリーを買った。もう一株違う種類を買わないと結実しないから、また当てないとな…。たぶんサッカーよりWINNERが好きな私。
「たどりついたらいつも雨降り」は吉田拓郎の曲だが、私はこのモップスのだるい感じが好きだ。明日は雨降り。
あさっても雨降り。しあさってはどうかな。あちこちで台風の被害があまりでないように祈っている。