鉄と色覚
光の3原色を調べていると、人間を含む一部の霊長類は、赤センサーから緑センサーを生み出し、それは顔色を見るためだったと。顔色というのは、顔の表面に分岐する毛細血管のことをいうようで、つまり、血液の色を見分けるために、今の色覚に至ったようだ。
血液の赤は、酸素を運ぶヘモグロビンの赤のことだそう。ヘム(鉄を取り囲む金属構造)+グロビン(タンパク質)という構成で、ヘムが呼吸色素と呼ばれ、赤色になるのだとか。これが、銅を中心とすると、青い血となるようだ(タコ、イカなど)
呼吸色素は、赤:ヘモグロビン、青:銅を中心としたヘモシアニン、緑:鉄を中心としているが形状が異なるクロロクルオリンがあるそう。植物の持つ緑のクロロフィルは光合成色素と呼ばれるようだ。
酸素を運ぶ力は、ぶっちぎりで鉄が強く、酸素のキャッチ&リリースが非常にスムーズなのだそう。まとめると、
1.酸素でエネルギーを生むことにした生物
2.その中から、酸素を使うなら鉄が最適 → 赤い血液を持つ生物
3.さらに、生きるなら集団が重要 → 顔色を見分ける色覚を持つ生物
となってきたのだとか。つまり、鉄の存在が光の3原色を生んだと言えるのかも。これが銅を使っていたら、光の3原色は、赤、シアン、青とかになっていた?