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Photo byhondashizumaru

お弁当と一緒に愛情も包んで

    ゆず 🌈noteお休み中🌈

    長男の大学入学共通テスト(いわゆるセンター試験:令和3年1月)の頃に書いたエッセイです。ほんの数か月前まで当たり前のように行っていた子供のお弁当作りがなくなり、出勤前の朝の時間を、夫婦二人でゆっくりと過ごせるようになりました。淹れたて珈琲は美味しいけれど、でも、なんとなく、寂しいような朝の風景を感じています。


    小、中学校は給食があるので、お弁当を作る日は何かいつもと違うことがあるとき。遠足だったり、記録会だったり、何かの行事の前日で準備をする日だったり。
    私は、いつもお弁当に小さな手紙をつけて、子供たちに持たせた。内容は、「楽しんできてね」とか「帰ったら、いっぱい話しを聞かせてね」「お天気で良かったね」と、本当に大したことがない一言。
    子供たちは、その手紙を読んでいるのか、読んでいないのか、話題にもならなかった。しかし、ある時、次女のお友達が、「〇○ちゃんのママ! 今度からお弁当の日は、私にも手紙書いて!」と言ってきた。小さなメモ用紙に同じような一言を書いて渡すと、とても喜んでくれた。
    高校生になると、お弁当持参は毎日になったのでさすがに手紙は書かなくなったけど、行事の時や、センター試験の日、高校最後の弁当の日は何か伝えたくて、やっぱり私は手紙を書いて弁当箱と一緒に包んだ。
    子供たちからは、とうとう、一度も、何も、コメントはなかったが、愛情は伝わったかな? 
    先日行われた、長男の大学入学共通テスト(いわゆるセンター試験)の日、弁当のおにぎりと一緒に「今日もいつも通り百点でいいよ(^▽^)/」の手紙を包んだ。
    帰宅した長男が、手紙はポケットに入れて、空の弁当箱だけ出したので、どうやら読むのは読んでくれたらしい。
    いつも一方通行だけど、手紙ってなんだか、気持ちを伝えるには有効かも。LINEやメールみたいに返事がなくてもモヤッとしないのが私に合っているみたい。
    皆さんも、今日は一言だけでも、自分に合った方法で気持ちを伝えてみませんか? 

     
     
     
    真面目な努力家の長女は夢を叶えて特別支援学校の教師。自由で幸せ探し名人の次女は留年し大学生生活を延長、甘えん坊の末っ子長男はゆるっとした東大生。子育てのことを中心とした、初めてのエッセイ本を幻冬舎さんから出版しました。

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