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20年間のブログ遍歴をその歴史と共に振り返る

    2025年現在40代前半の私が2005年頃にブログを始め、その後台頭したSNSに移行したり種々のブログサービスを行き来しながら現在に至った遍歴を振り返る。

    2000年代前〜中期 ブログの黄金期

    2000年代前半には数多くのブログサービスが誕生した。現在でも生き残ってるAmebaやはてな、Bloggerなどの他、Yahoo!ブログやマイクロソフトのMSN Space、Gooブログ、エキサイトブログ、ココログなどいろんなサイトがあった。

    芸能人/著名人も当時はブログをやっていた。真鍋かをりが「ブログの女王」と呼ばれたりブログを題材にした作品やサブカルチャーも生まれた。

    当時は今よりも規制が緩く、誹謗中傷や犯罪・自殺予告、自傷画像を載せるなどの行為が問題になっていた。 ユーザーの多くはネットの危険性や完全には匿名では無いという認知や、ネット上の人間関係の経験が欠けていた。違法行為に対する運営会社や警察等のシステムも発展途上だった。

    今でこそ世界の影の支配人として紳士的に生きている私であるが、当時は私もまだ世の中を舐めきった20代の若造であり構ってちゃんであった為、私自身も自殺予告をしたり挑発的な言動や暴言を吐き散らしており、警察から電話がかかってきたこともあった。

    当時はブログがSNSの役割を果たしており、DMなどの交流機能を持ったサービスが多かった。中でもAmebaとYahoo!が人気で、私もYahoo!ブログで交流したりアバターアイテムを贈りあったりしていた。Amebaは芸能人ブログのイメージがあり、芸能界嫌いの私は好きになれなかった。

    この頃からすでに独特の空気感の文章スタイルは確立されていた。音楽とは違い、特に試行錯誤せず自然と自分のスタイルが作られていった。中でもポエム調の記事は女子に人気があった。ネットにポエムを公開することは「痛い」とされることがあるがそんなことはどうでもよく、女子にモテればそれで良かった。おかげで20代半ばも過ぎてやっと銅貞を捨てることが出来た。

    当時私はフリーターをしながら夭折ミュージシャンを目指していたが、夢を叶えることなく発狂して仕事を辞めてクビを津ったが失敗に終わり、引きこもりニートになった。

    私は今、作品や言葉を残して早めに成仏することを目標にしているが、20年前のブログ全盛期から「何かを残していなくなりたい病」を患っており、必死にいろんなことをブログに書き込んでいた。

    当時は家に居たくなくて、詩に場所を探しながらふらふらと彷徨っていた。ネカフェに寝泊まりしたりしながらブログを投稿したりしていた。

    今では「ブログ = アフィリエイトで稼ぐ」みたいになり、くだらないブログばかりになってしまったが、当時はAdSenseやアフィリエイトはまだ少なかったり一般には浸透していなかった。SEOという言葉も企業向けなイメージがあり、個人ブロガーにはあまり縁のないものだった。(運営会社による広告は記事内に表示されていた)

    その為、多くのブログユーザーはSEOなど気にすることなく純粋に書くことや交流を楽しんだり、収益ではなく自己主張やアイデア・趣味の共有を主な目的としていた。そんなわけで数多くの面白いブログや興味深いブログが誕生した。それらの多くは今ではYouTubeに移っているが、やはり全盛期のブログと比べると収益化とSEOを意識した胡散臭いチャンネルが多いのは否めない。

    2000年代中〜後期 SNSとソーシャルゲームの台頭

    2000年代半ば頃にはmixiやMySpaceなどのSNSが誕生し、社会現象となった。ブログが日記など記事主体であるのに対し、プロフィールやつながりに重きを置いているのが特徴であった。写真や音楽などのエンターテイメント要素にも力を入れていた。

    米国などではMySpaceが大人気であったが日本ではあまり流行らず、国内ではmixiが圧倒的な人気であった。

    日記や文章を書くのが苦手、書くことがない、時間がないなどのユーザーの多くがこれらのサービスに流れていった。ブログも依然として人気で、文章を書くのが好き、不特定多数の人に読んでほしいユーザーまたは繋がりを求めないユーザーとの間である程度の棲み分けが進んだ。

    mixiをはじめ、SNSの投稿はGoogle検索には掛からないというのも特徴の一つであり、その点もブログとの間でユーザーを棲み分けた要因にもなったのだろう。またmixiの全盛期は招待制のシステムなどアカウント作成に制限があった。そこで、mixiでは書けないことをブログで書くなどの使い分けも行われた。

    日本ではほぼ同時期に、GREE(グリー)やMobage(モバゲー)など、ミニゲームを主体としたSNSも生まれた。日記機能などはほとんどおまけ程度であった。

    米国ではMySpaceに少し遅れて誕生したFacebookが徐々にシェアを増やし、2000年代終盤にはMySpaceを追い越したが、実名登録制ということもあり日本ではなかなか流行らず、依然としてmixiやブログが人気であった。

    mixiには当然のことながらSNS特有の問題がいろいろあったがWikipediaなどに載っているのでここでは省略する。

    私はご覧の通りの長文ライターである為、ブログが好きだった。当時は引きこもりニートをしながら時々単発バイトをするような生活をしており、mixiに招待してくれる友達もいなかったのでmixiの流れに乗ることは出来なかった。モバゲーなども少しはやっていたが、いわゆるクソゲーしかなく、コアゲーマーではないがゲーム好きでありクリエイターでもある私は気に入らなかった。特にグリーの社員による「オレら任天堂の倒し方知ってますよ」的なイキり発言には怒りを露わにした。(結局、グリーやモバゲーは廃れ、任天堂Switchは世界中で売れた)

    iPhoneは2007年に誕生したが、2000年代の間はスマホはまだ一般的ではなくPCからのネット閲覧がほとんどで、現在のようにデバイス間でブラウザのブックマークを同期したりするシステムも発展途上だったので、はてなブックマークなどのソーシャルブックマークも一定の人気を持っていた。

    2000年代後半頃だったか、一時期Googleの検索結果の上位がはてなブックマークだらけになってしまうという現象が起きていた。この辺りの時期がはてなブログとブックマークのピークだったのだろう。 私自身ははてな系サービスには特に縁がなく、それどころか上記のGoogle検索問題によって「はてな = うざい」という認識があり、嫌悪感すらあった。今でこそ幅広いユーザーが使っているはてなブログであるが、当時はオタク臭いイメージがあった。

    2006年頃から2010年まで私はYahoo!ブログを主に使っていた。

    米国では2007年にTumblr(タンブラー)という一風変わったミニブログ系サービスも生まれ、一定の人気を博したが日本ではあまり普及しなかった。(2010年代にブログ系サービスが次々と閉鎖しSNS時代になると、匿名性が薄かったり他者との距離が近すぎるSNSに馴染めないオタク系ユーザーがTumblrに流れるという現象も小規模ながら起きていた)

    2000年代終盤〜2010年代前半 スマホの普及とTwitterの全盛期

    2000年代終盤になるとTwitter(現X)が流行り始める。ブログが長続きしない、文章書くのが苦手なユーザーを筆頭に人気が高まっていった。スマホが一般化するまではPCがメインだったのでブログもまだ人気があった。ついつい文章が脱線して長文になってしまうADHDライターの私にはブログの方が向いていたし好きだったが、アイデアはしょっちゅう閃くもののそれを形に出来ないまま飽きてしまうという点ではTwitterは向いていたとも言える。

    Twitter人気に伴い、mixiやFacebook、ブログサービスはこぞって取ってつけたようなつぶやき機能を導入したが批判的な意見が多かったし私自身否定的だった。しかし今思えば、長文と単文を使い分けられるブログサービス自体は悪くないし需要は少なからずあると思っている(Twitterもその後長文機能を導入した)が、記事一覧とつぶやきを分けたりフォロワーに通知しない機能などは必要だ。noteも記事一覧がつぶやきで埋まってしまう。

    余談だがちょうどこの頃日本のケータイメーカー各社はiPhone人気を受けてガラケーににわか仕込みのタッチパネルを導入して非難されていた。物事を組み合わせるのはセンスと紆余曲折が必要だ。私もいまだに自分の思考やアイデアを上手くミックスダウン出来ずに苦心している。

    2010年代にはライトなブログユーザーは完全にSNSに流れた。特に日記、雑記系ブログはSNSに置き換わった。ブログはノウハウ系や考察系が主なものになった。他はほとんどエロや露骨なアフィリ目的などのゴミばかりになっていった。企業ブログさえもがSNSに置き換わった。

    私はこの時期はアル中うつ病の廃人になっていたのでブログもやめ、SNSの波に取り残されていた。友達もいなかったのでFacebookとは無縁だった。この頃から「リア充」という言葉が流行り出し、リア向けのFacebookと非リアなTwitterというある程度の住み分けが出来ていた。

    交流や日記ツールとしてのブログサービスは衰退したが、アフィリエイトが一般化し、以前とは違う形でのブログユーザーが増加した。コミュニティのあるサービスではAmebaとはてなだけが生き残った。特にはてなにはSNSとはまた違った独特の空気感があり、一定の人気を保ち続けていた。

    Amebaがなぜ生き延びたのかは謎だ。流行り物や芸能界が嫌いな私は芸能人ブログのイメージがあったAmebaを嫌っていたが、YouTubeやTikTokが台頭し個人ブログがGoogleに冷遇されている現在では1ブロガーとして「よくぞ生き延びてくれた」という、"昨日の敵は今日の友"的な感情も少し抱いている。

    2010年代後半 ブログの動画化と有料化

    2010年代後半はテキストメディアから写真・動画メディアへの移行が進んだ。これにはスマホで簡単に画像や動画の編集と投稿が出来るようになったことが大きく貢献していた。Instagramが流行り出し、馬鹿みたいな奴らが「うへっへぇ〜インスタ映え〜」と言いながら調子こいて、ついでに屁ぇこいてた。

    この時期私は恋炭による時差2を試みたが未遂に終わり、浮遊霊となって再び活動をはじめ、Facebookやインスタグラムのアカウントを作った。Twitterは炎上や中傷が怖く、もうネット上でいきがる勢いもなかったので避けた。日本と韓国のネットは世界でもトップクラスの陰湿さ(敬語文化、建前社会に対する反動)があるので主に海外の人々と交流していた。

    Facebookは機能を追加しすぎてバグだらけで迷走していた。さらにはInstagramとの差別化も曖昧で、未だにそうだが双方のアカウントシステムもややこしかった。私を含め多くの人が両方に同じコンテンツを投稿していた。

    それでもFacebookの人気は特に海外では一定数あり、Facebookグループもそれなりに連日盛り上がっていた。私も海外の人々と交流してそれなりに楽しんではいたが英部位を見ながらG行為をしまくってるのを隠しながら交流することに罪悪感や虚無感を感じていた。Facebookは老人ホーム化しつつあったが、いきったガキが少ない分むしろ落ち着けた。

    Instagramは仕様をコロコロ変え、その度にそれに合わせて動画の寸法を変えたりしなくてはいけなかったが、2021年前半くらいまではハッシュタグがちゃんと機能していて、それなりに視聴者数を増やせた。ストーリーでは年甲斐もなく「タヒにたい」系のイタい投稿をし、心配してもらうことが出来た。今はもうすでに亡くなっていることもあり、そういうのはやめた。

    TikTokが頭角を表し、ショート動画ブームが到来し、Instagramと YouTubeも真似をした。私も一時期ショート動画を投稿していたが今はもう馬鹿らしくなってやめた。

    ますますシンプルなTwitterの人気が高まりそうだが、TwitterはTwitterで相次ぐ炎上ニュース等によってユーザー離れを起こし始めていた。Twitterに限らずSNS特有の問題が浮き彫りになり、"SNS離れ" "デジタルデトックス"という言葉が流行した。

    「裏垢」や出合い系の日記やつぶやきで普段言えないことをつぶやくという使い分けが蔓延した。私自身は多面的な哲学者であることを人々に理解してほしかったし、複数のアカウントを使い分けるのが面倒だったのでそういうことはあまりしなかったが、時々noteやTwitterに暴言を吐いては消すということを何度か繰り返していた。

    ブログに戻るユーザーも一定数いたがブログ再評価の動きが高まったわけでもなく、結局はブログをメインにしつつSNSでシェアするという二度手間プランが現在に至るまで世界各地ではびこっている。

    そのブログもYouTubeに置き換わっていった。私も音楽配信用のチャンネルとは別に、この世のシステムに対する意見とアイデアを語るチャンネルを作ったが、動画を作るのが面倒だったし、文章を書くのが好きだったし、チャンネルを二つも管理するのが手間だったのでなるべく音楽を通じて言いたいことを表現して、補助的にブログを使おうと考えた。

    時代は少し遡り、2010年代半ば頃からブログとSNSの中間的なメディアである米国のMediumがライターたちの間で人気を博しはじめ、やや遅れて日本のnoteが誕生し、アフィリエイトに取って代わる収益手段や「検索にかかるマイクロブログ(実際には長文も多い)」として注目を集めた。

    SNSでは投稿してもすぐに流れてしまうため、何度も再投稿やリツイートする必要があることにうんざりしていた私はnoteのようなメディアにも関心が映ったが、SNSそのものに嫌気がさしていたのでSNS的な要素のあるnoteは避け、老舗のBloggerやはてなブログを使ってきた。はてなもSNS要素が少しはあるが許容範囲だった。

    2020年代 老齢化するSNSとGoogle

    2020年代になると私はオヤジくさくなっていた。それに伴ってSNSのアルゴリズムもオヤジ化し、有料投稿や著名アカウントの投稿ばかりプッシュするようになった。少し前、Facebookが老人ホームだと揶揄されていたが、SNSというもの自体が時代遅れなものになってしまった。

    Google検索もまた老化の一途を辿り、SEOに最適化しすぎた内容の薄いゴミ記事やAI記事や企業系ばかりが表示され、まともな個人ブログは追いやられていったが、noteだけは例外だった。AI検索が台頭し、Googleは時代に取り残されつつある。そして私もついに観念して独自ドメインブログからnoteに移行したのである。

    本格的なAI時代に突入し、コンテンツ配信と検索エンジンはこの先どうなっていくのか、それは未来からやって来た私だけが知っているのかもしれない。

    ZZZ...

    そして、A

     
     
    氷河期世代のシンガーソングライター、夢想家。浮き沈みが激しくて常にこの世とあの世を往来してます。AIには出来ない表現をご堪能あれ。

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