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AIは答えをくれるより、"やりたいこと"を引き出してくれる

    前回、大垣市の空手教室でInstagram集客を一緒に考えた話を書きました。 その講座の中では、Instagramだけでなく、AI(人工知能)も一緒に活用しました。今回はその時のお話を書いてみようと思います。

    最初はInstagramのプロフィール画像(アイコン)です。
    事前に「アイコン用の画像を持ってきてくださいね」と事前にお願いしていたのですが、なかなか思い浮かばず、素材もなかったとのことでした。

    そこで、今はAIで作ることもできますよ。とお伝えして、その場で一緒に試してみることにしました。
    私がChatGPTに「大垣市で空手教室をやっているInstagramのアイコンを作って」と入力してみると、それらしい画像がすぐに画面に出てきました。
    真ん中には空手着を着た子どもたちがいて、大垣城のようなお城があって、背景には旭日旗のような雰囲気もあるアイコンでした。
    そのアイコンを見せると、数秒でアイコンが作れたことにとてもびっくりされていました。

    また、たたき台が見えたことで、旭日旗じゃなくて、青空がいい。道着に入っている文字は消したい。と具体的な要望が次々出てきました。

    私は、この流れがとても印象に残っています。
    最初は画像はない。なんでもいい。から始まりましたが、
    実際に形が見えてくると「こうしたい」「ここは変えたい」という自分のイメージがどんどん湧いてくる。
    AIは、何かを勝手に完成させるというより、頭の中にぼんやりあったイメージを言葉にするきっかけにもなるのだなと感じました。

    途中、「こんなん、プロのデザイナーさん怒るでー(笑)」「長生きするもんやねー」と、と笑ってみえたのも印象的でした。

    アイコンの次はチラシです。
    もともと教室のチラシはすでにあったのですが、稽古時間の情報が同じように重なって出てしまっているところを消したいとか、もっと子どもたちが来たくなるような雰囲気にしたいという要望がありました。
    そこで今度は、私がAIを使って見せるだけではなく、実際に触ってもらいながら進めてみることにしました。

    最初はどんな雰囲気にしたいか、どんな子に来てほしいか、どんな言葉を入れたいか。そうしたことを一つずつ確認しながら、ChatGPTに入力する言葉も一緒に考えていきました。

    すると、ただ眺めているだけだったときとは違って、また少しずつ要望が出てくるようになりました。
    「もう少しこうしたい」
    「この部分は変えたい」
    「こっちの方がいいかな」

    最終的にはご本人が自分でプロンプトを打って、内容を変えながら作れるようになっていきました。
    出来上がったチラシは、作られていたチラシよりも情報が整理され、さらにわかりやすいチラシとなりました。

    そして次の講座の時に一枚のチラシを見せてくださいました。
    なんと、お家に帰ってから、「女の子向けの募集チラシ」を新しく作ってこられたんです。
    全体のイメージカラーはピンク系。登場するイラストも女の子に差し替え、「女の子も大歓迎」という言葉も入っていました。
    ちゃんと次のターゲットを意識した、本当に素敵なチラシでした。

    AIは「便利」「一瞬でできる」「すごいものが出てくる」とうイメージがあるかもしれません。
    もちろんそれも魅力ですが、今回この講座で私が感じたAIの本当の良さは、それだけではありません。
    何もないところから、いきなり完璧なものを作るのは誰でも難しい。
    しかし、たたき台がひとつ見えると「ここは変えたい」「こっちの方がいい」と考えやすくなる。さらに、自分で言葉を入れて試してみることで、「自分でもできるかもしれない」に変わっていく。
    AIが代わりに全部やってくれるのではなく、その人の中にある「こうしたい」を引き出してくれる。私は、そういう寄り添い方がとても好きです。

    今回の講座でも、私がしていたのは、単にAIの使い方を説明することではなかったように思います。

    どんな人に来てほしいのか。
    どんな雰囲気を伝えたいのか。
    どこを変えたいのか。
    そうしたことを一緒に整理しながら、その人が使いやすい形にしていくこだったのかなと思います。

    AIは難しそう、使いこなせる気がしない、何を入力したらいいかわからない。そんな声を聞くことも多いです。
    でも実際には、今回のように、まずは一緒にやってみることで見えてくることがたくさんあります。

    「アイコンを作りたい」
    「チラシを少し変えたい」
    「自分の活動をもう少し伝わる形にしたい」

    そんなときに、AIを使いながら一緒に考えていくこともできるのだと、改めて感じた講座でした。

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