
【エッセイ】台風通過直後の東洋のマチュピチュ
この週末、愛媛に行っておりました。
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる東平(とうなる)に行きたくて。
新居浜市の標高七五〇メートルの高地に大きな石垣やレンガの建物が残っており、それらが、どこぞの天空のなんちゃらとは違い、ほぼ手つかずなのです。
運が良いのか悪いのか、旅程と台風七号の接近が被ってしまいまして。
すべての道がどこかに繋がってる。
そう信じて、後退など一切考えずに進んできた我が人生。
こんな程度で、キャンセルなど考えない。
強行突破です。
私の信念が台風すらも動かしたのか、直撃ルートは回避できました。
それでも雨と風の中の移動で、松山に着いたときには疲れ果ててしまいました。
愛媛名物の土曜夜市の屋台でお好み焼きなどを買って、ホテルで食べて寝ることにしたのです。
ところが、この台風でホテルでは、宿泊客が全部キャンセルとなったそうで。
おかげで、めちゃくちゃ広い部屋が用意されておりました。子供たちと犬が大喜び。
次の日に、母恵夢の工場見学をしてから、東平に向かったのですが、車が一台通れるギリギリの細い山道をあがるしかなく、霧のために視界が悪い。
山肌を沿うように走る道から見える景色は、まさに絶景で。写真に収めたかったのですが、スマホカメラだと、ただ真っ白になるだけで。
こう言う景色に出会う度に、一眼レフが欲しくなります。
わすか五・五キロを三十分以上かけて、登った先にあったのは、絶景でした。

私たちが写っていますが、この広さが伝わりますでしょうか?
東洋のマチュピチュはまさに雲の中にあったのです。しかも、私たち以外に人がおらず、余計なものが視界に入らない。
マチュピチュ感が半端なかったです。

天空にいる気分になりました。
そして圧巻がこれです。

雲の中から浮かび上がる石垣。やっぱり良いカメラが欲しくなる。
とても幻想的な景色に出合えました。
私生活は見せないと決めていたのですが、この感動を伝えたい気持ちが収まらず。
一期一会があるから、旅は止められない。
ひらがなひめか