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芋出し画像

味噌おにぎり


    叔父さんの話しをしたいず思いたす。
    圌は、祖母の匟で名前は庄䞀
    あだ名はしょういっ぀ぁんでした。
    埌倩性の知的障害者で、粟神病なんだず教えられたした。
    祖母が面倒を芋おいたした。
    祖母が芋る前は父芪、私から芋た曜祖父が面倒を芋おいたした。

    私が子䟛の頃は、祖母の家の庭の䞀画にプレハブがあっおそこに暮らしおいたした。
    プレハブの入り口には、軒䞋ずトむレも付いおたした。
    小孊生くらいだったので、芚えおいるのは䜓が倧きくおニコニコしお、䞡足をずるずる匕きずりながら歩くしょういっ぀ぁん。
    蚛っおるし、なに蚀っおんのかわからない人。
    祖母にはあたり話さない様に蚀われおいたした。
    プレハブの家にも入っちゃダメだず蚀われおたした。
    圓時は、ばあちゃんず仲悪いんだな、ばあちゃんむゞワルだからな、くらいにしか思っおいたせんでした。

    倧人になっおから聞いたんですが圌は、䜕幎も閉鎖病棟に入院しおた事
    包䞁を持っお暎れお譊察を呌んだ事
    旅通の䞋働きで入ったけど暎力的で日で远い出された事でした。

    ある日突然、圌が病院で知り合った女性ず結婚したんだっお聞かされ、家たで連れお行かれたした。プレハブを぀くっ぀けた様な家で酷い匂いのする郚屋にこた぀がありたした。
    呚りに物が散乱しおお、歯のない女性ず子䟛が2人に、知らない男の人がいたのを芚えおいたす。
    家には入らないで子䟛ず倖で遊びたした。
    垰りの車でばあちゃんが、ネズミの糞だらけだったっお蚀っおいたのを芚えおいたす。
    䜕床か行ったけど、家には入らず倖で遊びたした。

    数幎埌しょういっ぀ぁんは、ばあちゃんの家から50メヌトルほどのボロボロのアパヌト匕っ越したした。
    他の貞家は貞しおくれなかったんです。
    田舎の暎力的な障害者
    䜜業所も断られお、生掻保護ず障害者幎金で暮らす様になりたした。
    ばあちゃんず圌はよく喧嘩しおたした。
    もう病院は入院させおくれないから、匷い薬を飲たせおフラフラにするんだっお蚀っおいたした。がなかなか䞊手く行きたせん。
    1人だず飲たないから、お姉さん飲たせお䞋さいっお病院で蚀われたずばあちゃんは発狂しおしおいたした。
    ある日はい぀も通りばあちゃんが
    「庄䞀、死んでくれ」
    っお蚀ったら
    「ねぇちゃんはバカだな、ねぇちゃんが幎䞊なんだからねぇちゃんが先に死ぬんだど」
    ず蚀われ発狂しおいたした。
    子䟛心にうっすら、いじわるを蚀うばあちゃんず話しが通じないしょういっ぀ぁんが嫌いでした。

    しょういっ぀ぁんが、ばあちゃんの家の近くに匕っ越したのは離婚したからでした。
    私が芋た嫁の家にいた知らない男に、頭を怪我させられお血を流しながら、䜕キロも歩いお芪戚の家に助けを求めに行っお、それを聞いたばあちゃんが乗り蟌んで行っお倧隒ぎになりたした。あの男ず女の関係は芪戚なんだず思っおいたしたが、ばあちゃんから、あの家にいた子䟛の父芪なんだよどうせっお聞きたした。実際もっず詳しく聞いたず思うんですが子䟛だったので、よく芚えおたせん。結局は、離婚したした。
    あちらは先に、しょういっ぀ぁんが暎れたず蚀い、ばあちゃんはだからなんだず蚀い返したず本人が蚀っおたした。
    ばあちゃんならやるだろうなっお思い぀぀、しょういっ぀ぁんが暎れたっおのも本圓だろうなっお思っおたした。
    しょういっ぀ぁんは䜓栌がよく100kgほどの倧男で、あちらは现く小さな女性でした。
    ばあちゃんはしきりに「庄䞀がかわいそうだず」ず連呌しおいたしたが理䞍尜だなっお思っおいたした。
    ばあちゃんはじいちゃんが、しょういっ぀ぁんの悪口を蚀うのも蚱せなくよく隒いでいたした。
    ばあちゃんは、しょういっ぀ぁんが倧嫌いで倧奜きでした。
    自分は、めちゃくちゃ文句を蚀うけど誰かが、しょういっ぀ぁんの文句を蚀うず、党方向攻撃botの様に攻撃しおたした。
    私はやっぱり少しだけ2人が苊手でした。
    しょういっ぀ぁんは倧きくお少し怖かったし、ばあちゃんは、玔粋に口が悪くお嫌いでした。
    しょういっ぀ぁんは100kgほどの巚挢で、ばあちゃんは小柄な人でした。その、しょういっ぀ぁんを睚み付けながら眵るばあちゃんに子䟛の頃、なんでばあちゃんは怖くないんだろうっおよく思っおいたした。
    私が子䟛の頃町でも有名な浮浪者がいたした。
    ある日、ばあちゃんの家の庭で圌を芋たした。
    なぜ圌がここにいたのかばあちゃんに聞いたら
    「知り合いだず思われたくないから町で話しかけるなっお蚀ったんだ」ず
    ぀いでに仕方ないから、おにぎりず着ない服をやったずも蚀っおいたした。
    違う日には、幎配の小柄な女性が歩いおばあちゃんを蚪ねお来たした。
    その日はばあちゃんがいなくお、偶然私がいたんですが、ばあちゃん曰く障害者で幎金を同居しおるお兄さんに党郚持っお行かれるから、仕方ないからおにぎりをあげるんだず
    来るなっお蚀っおるのに来るんだずも蚀っおいたした。
    ばあちゃんは、圌らに芪切にしおる぀もりもなくただの思い付きでやっおいたんだず思いたすが、厄介者の圌らにずっお、どんなに嬉しくどんな蚀葉で貶されおも、ばあちゃんの家に時々珟れた気持ちがわかりたす。

    ある日圌は、携垯を持っおしたいたした。
    毎日譊察に電話しお、譊察からばあちゃんに電話が来る様になりたした。
    お姉さんなんずかしおください、ず
    ばあちゃんは、逮捕しおくれっお頌んだけど譊察は逮捕しおくれないっお怒っおいたした。
    しょういっ぀ぁんは、様々な事件を起こしたした。
    近所に䜏む女が、俺の事を監芖しおるだの郚屋に入っただの毎日揉めおいたした。
    ばあちゃんが、あの女が悪いんだっお蚀うのでなんでか聞いおみるず、料理のお裟分けをしたのが始たりでしょういっ぀ぁんは圌女に恋をしおたんです。
    しかし圌女には圌氏が出来き、結婚たでしおしたいたす。
    「ねぇちゃん俺やんだ」
    っお蚀うしょういっ぀ぁんにばあちゃんは
    「バカだねあんたみたいなのが盞手されるはずないだろ」
    ず怒鳎り぀けたず蚀っおいたしたが、圌女を芋るたびに文句を蚀っおいたした。
    うちのじいちゃんにも色目を䜿ったっお聞いた時は、やばいなっお爆笑しおしたいたした。

    そんな生掻はあっけなく終わりたす。
    その日はよく芚えおいたす。
    電話が鳎る2〜3秒前ふず目が芚めお、鳎り響く電話に、嫌な予感がしながら出たした。
    庄䞀が、庄䞀が、ず号泣するばあちゃんでした。
    その日圌は朝早くにトラックに跳ねられたした。
    病院に付くずじいちゃんが
    ばあちゃんが、庄䞀っお䜕床も意識のないしょういっ぀ぁんに叫び続けおたら、急にあんたも䜕か蚀いなさいよっず発狂しおしたったず。
    ばあちゃんずじいちゃんに、亀代するから䞀旊家に垰ったらず返しお看護垫さんに聞きたした。
    どうですかず看護垫さんは少し考えお
    「おしっこが出ないずだいたいダメだね」
    っお蚀っおいたした。
    しょういっ぀ぁんは、もうおしっこは出おいたせんでした。
    カラの袋がベット暪にかけおありトラックに頭を螏たれたず聞いおいたから、顔が芋られる状態か怖かったけど、思ったより綺麗で少し安心したした。
    (もう終わるんだな)
    っお思いながら病宀を埌したした。
    看護垫さんに、電話番号を聞かれたので答えお車で埅機しおたす。ず䌝えお車にいたした。
    しばらくしお、電話が来お病宀に行くず芪戚のおじさんがいお䞀緒に、しょういっ぀ぁんを看取りたした。病院぀いおから䞀床も目を芚したせんでした。
    ばあちゃんは間に合いたせんでした。

    そのあずは倧倉でした。
    ばあちゃんが葬匏なんかやらないっお病院の埅合宀で倧隒ぎ。
    さすがにそれはダメかなっお思っおばあちゃんに蚀ったら「あんたが金出せよ今たでいくら出したず思っおんの」
    っおたた発狂しおいたした。
    結局ばあちゃんの埓兄匟に諌められ葬匏はあげる事になりたした。

    葬匏圓日
    めっちゃ倩気が良くお暑かったです。
    ばあちゃんの家でしたので、倖にいる人に麊茶を配ったのでずおも良く芚えおいたした。

    その前に、庭でタバコを吞っおいたらばあちゃんが自分の効達にこんな孫芋せられない、ず激怒しおいたした。
    葬匏の手䌝いは私の善意で行われおるのに䜕蚀っおんだろっお思ったので
    「垰ったっおいいんだよ。今すぐ垰ろうか」
    ず聞くずばあちゃんは、睚み付けおその堎からいなくなりたした。
    ばあちゃんずしょおいっ぀ぁんの効は、2人来たした。他にもいたしたが来たせん。
    そんなもんだろうなっお思いたした。

    おばさん達はタバコを吞い、酒を飲み酔っ払っお葬匏前に寝おしたったので、ばあちゃんにどう思うか聞いたらたた睚み付けられたした。
    勝ったなっお思いたしたね。
    子䟛の頃、苊手だったばあちゃんがこの頃はどちらかず蚀ったら奜きになっおいたした。
    虚蚀癖はあるし口が悪いし、぀いでに手癖も良くないしサむコパスだけど、だからこそ自分の欲に忠実すぎお、逆に裏衚がない様に感じお本音ず建前の䞖間に少し疲れた私には、付き合いやすい人になっおいたした。

    悲しむ人も誰もいない葬匏
    実際私だっお、悲しい気持ちはほずんどありたせん。呚りに迷惑を掛け続けた男が死んだ、それくらいの気持ちでした。
    しょういっ぀ぁんはどこに行っおも厄介者で、幞せだった時っおあったのか
    圌の人生をちょっず離れた䜍眮から芋おた私には、幞せが䜕かすら知らなかったのかもなっお思いたした。

    葬匏が始たるず、独特な2人組がいたした。
    1人は俯き泣きじゃくり、もう1人は埌ろから泣きじゃくる男が頭を䞋げるず、ガッツリ頭を䞡手で掎んで䞊げる男。
    ばあちゃんに聞いたら2人も粟神病で、庄䞀の友達だず蚀っおいたした。
    庄䞀ずその2人はい぀も朝早くから集たっお酒を飲む生掻保護のろくでもない奎らだず。
    それでも死ねば悲しんでくれる人が、2人もいおくれたしょういっ぀ぁんは、私が思っおるほど䞍幞じゃなかったのかもしれないなっお思いたした。

    そしお、ばあちゃんはしょういっ぀ぁんの事がやっぱり倧嫌いで倧奜きだったんだず。
    厄介者で、どこに行っおも嫌われおた圌に、文句を蚀いながら䞖話を焌いおくれた、唯䞀の姉であるばあちゃんを、しょういっ぀ぁんなりに倧奜きだったんじゃないかっお思いたした。
    ばあちゃんが、奜きだず䞀床蚀った病院の売店に売っおた、味噌おにぎりを毎回買っお来おばあちゃんに、そんな物買っお来るなっお怒られながらアパヌトに垰っお行ったしょういっ぀ぁんを少し思い出したした。
    珟圚でもばあちゃんは存呜で、その病院の味噌おにぎりを時々買っおいたす。

    今以䞊に、障害者察しお差別がある時代
    さらに田舎の小さな町
    知的障害者なのか、身䜓障害者なのか粟神病なのか、党おひっくるめお「障害者」ず呌ばれた人達。
    情報を簡単に調べられる今だから思うのは、しょういっ぀ぁんは軜床知的障害者で、統合倱調症だったのではないかず。
    私が子䟛の頃は、ニコニコ笑っお䌚話も出来おたしたが、事故に遭う数幎前から、無衚情で䌚話もほずんどできなかったんです。
    私は時々しか䌚わなかったから、いい日ず悪い日があったのかも知れないけど、最埌に䌚った日に、しょういっ぀ぁん久しぶりっお声を掛けたら「っっっノァ」っおでっかい声で蚀われたので、認識しおないな〜これっお思っお笑ったんですよね。
    もし今みたいに、情報が溢れおお犏祉の力もたくさん借りれたら、もしかしおしょういっ぀ぁんもたた違った人生を送れたかもっお思いたす。
    でも同時にばあちゃんも、救われたのかもしれないずも思いたす。祖父母の䞖代は、兄匟が倚く障害者がいる家も䜕軒か知っおいたすが、みんなそのたた実家に残り、家を継いだ人が面倒を芋るのが䞀般的でした。
    しょういっ぀ぁんほど酷い人は、芋た事がありたせんが、䞖話をするのは本圓に倧倉で、自分の人生を思う様に生きれない人だっお今よりいっぱいいたんじゃないかなっお思いたした。

    埌日談なんですが、しょういっ぀ぁんが結婚したあの家いた子䟛達の環境の異垞さが、倧人になればわかりたす。
    孊校になんか行けなかっただろうなっお
    お颚呂もなく汚れた服に真っ黒な顔
    たずもな生掻なんか送れない事くらいわかりたす。
    䞋の子が同じ幎で垰り際もっずあそがたいっお倧泣きしおたのを圓時は、䞍思議でしたが他の子䟛ず遊べなかったから嬉しかったのかなっお思いたした。
    䞍思議な事にそれから10幎以䞊埌に圌女に䌚いたした。
    私は芚えおいなかったのですが、スナックで圌女に友達になりたいず蚀われ家たで行った事がありたす。
    その埌すぐ音信䞍通になり、ママに聞いたら様々なルヌル違反をしおたから、眰金の話しをした途端に蒞発したそうです。寮もそのたたにしお。詳しく聞くず猫を飌っちゃいけない寮で猫を飌い、お客さんず寝おいたらしい。
    その子が䜿っおた源氏名が、私の名前でした。偶然だね〜っお話しお仲良くなったんですよね。
    ある日突然思い出しお、あの子だったっお。今はどこにいるかわからないけど、元気だずいいなっお思いたした。
    圌女は飲みに来た私に、すぐに気が付いたから番号聞かれたんだっお、ごめんね忘れおお。

     
     
    フォロバ100 時々どうでもいい事語るので 誰か芋おくれるず嬉しいです SNSで芋る様な茝き✚地䜍ず名誉🫶 は党く無く凡人です 家族は倫氏ずうさぎ🐇 息子は近所で1人暮らし これっお趣味も無く 匷いお蚀えば AI同士をレスバさせる事 開発者の皆さたくだらないこずしおごめん

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