夢を見る義務
本当に嫌になる
国民の三大義務から四大義務になってからというもの、
毎年年の始まりに“あなたの夢をお聞かせ下さい”と国から催促が届くのだ
「ふー45にもなって夢もクソもないぜ」
「全くなんて書いたらいいのやら」
「金持ちになりたいです?彼女がほしいです?」
「これって夢なのか?願望じゃないのか?」
「あーもうわけわからん」
紙を破いてしまいたい衝動を抑えつつ俺は寝転んだ
「うーん、うーん、うーん」
「あっ!コレだ!」
夢開票場
「お疲れ様です」
「お疲れ様」
「今年もまだまだ沢山ありますね」
「そりゃー、送らないと罰金だからね」
「早く仕事終わらせて家に帰って夢でもみたいよ(笑)」
「そうですね(笑)」
「それにしてもまたこの夢だよ、今年も多いなー」
「あー例のあの夢ですね」
「そうそう、本当にこんな事を義務化して何がしたいんだろうね上は」
「さぁ、何か目的はあると思いますけどね」
その時1枚の紙が床に落ちた
“夢を見つける事が夢です”