目覚まし時計
あらすじ
目覚まし時計が鳴るたび、世界のどこかでランダムに一人だけが「ある人物の存在」を忘れてしまう――そんな噂を聞いた二人の学生。半信半疑で笑い合う中、いつものようにチャイムが鳴り、二人は一緒に帰る約束をする。しかしその関係には、本人たちも知らない秘密が隠されていた。
ジリリリリリ
a「目覚まし時計がなるたびに、世界からランダムで1人だけ自分の存在を忘れる?」
b「そう、最近の研究で分かったんだって」
a「へー、そんな事どうやって調べんだよ(笑)」
b「なんか偉い学者さんが1万人ぐらいを対象にして調べたらそういう結果がでたんだって」
a「ふーん、なんか信じられないなー」
b「でも、本当だったら面白いよねー(笑)」
a「確かに本当だったら面白いよな(笑)」
キーンコーンカーンコーン
b「あっ、帰りのチャイムだ」
a「ホントだね、bちゃんともっとたくさんお話したかったのになー、そうだ、ねぇ一緒に帰らない?」
b「いいねー、私も今言おうとしてたところ」
2人は仲良く帰っていく。
初めて会ったはずなのに、不思議と昔から知っているような。
それはまるで、10年来の親友のような雰囲気だった。