
Claudeが"画像・動画スタジオ"に変わる。MCP連携7選と最短セットアップ【2026年最新】
はじめに|「Claudeって、文章しか作れないんでしょ?」
「AIで画像や動画を作りたいけど、ツールが多すぎて選べない」 「MidjourneyもKlingも気になるけど、登録して、覚えて、また別のツール…」
…そんなふうに感じたことはないでしょうか。
実は、多くの人がつまずくのは同じポイントです。 「ツールごとに操作を覚え直す」こと自体が、いちばんの時間泥棒なんです。
いま、この問題を解決する仕組みが急速に広がっています。 それが**MCP(=AIと外部ツールをつなぐ"共通コンセント")**です。
MCPを使うと、Claudeとの会話画面から一歩も出ずに、 画像生成も、動画生成も、背景削除も、指示ひとつで完了します。
この記事では、Claudeで使える画像・動画生成MCPを7つ、 公式情報をもとに整理して紹介します。
この記事で得られること
この記事を読むと、こんなことがわかります。
自分に合う画像・動画生成MCPが5分で選べるようになる
「設定したのに動かない」という初心者の典型的な失敗を回避できる
Runway・Imagineのセットアップ手順そのままで、今日からClaudeで生成を始められる
MCPとは?|AI界の「電源タップ」です
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropic社が2024年11月に公開した、 AIと外部ツールをつなぐための共通規格です。
むずかしく聞こえますが、たとえるなら電源タップ。
昔は、ツールごとに専用の接続方法(=専用コンセント)が必要でした。 MCPという共通タップが登場したことで、 どのツールも同じ差し込み口でClaudeにつながるようになったんです。
つまり、こういうことです。
今まで:Claudeで企画 → 別サイトを開いて生成 → ダウンロード → また戻る
これから:Claudeに「この商品の紹介動画を作って」→ 会話の中で完結
ちなみに、MCPは2026年3月時点で月間9,700万ダウンロードに達し、 OpenAIやGoogleも採用する事実上の標準になっています。

先に結論|あなたはどのタイプ?
7つ紹介しますが、先に結論だけ。
とにかく簡単に始めたい → Runway MCP か Imagine MCP(APIキー不要)
無料で試したい → Imagine MCP(1日100クレジット無料)
たくさんのモデルを触りたい → fal MCP(※Claude Code向け)
自分のPCのGPUで生成したい → ComfyUI MCP
なぜこの結論になるのか。 順番に見ていきましょう。
▼Claudeそのものの基本をまず知りたい方はこちら
🎬 ① Runway MCP|公式・いちばん簡単な"動画スタジオ"
動画生成AIの大手Runwayが2026年5月に公式リリースしたMCPです。
ここがすごい
ClaudeにURLを1本登録し、Runwayアカウントでサインインするだけ
APIキー(=開発者向けの暗証番号)の発行が不要
Gen-4.5、Seedance 2.0、Klingなど複数の最新モデルを1つの窓口から使える
商品ページのURLを渡して「宣伝動画を作って」と頼むだけで動画が届く
正直な注意点
生成にはRunwayのクレジット(有料)を消費します
使えるモデルはRunwayの契約プランによって変わります
生成物はRunwayのライブラリにも自動保存されます
「動画で副業を始めたいけど、設定でつまずきたくない」 という方には、現時点でいちばんの入り口です。 具体的な設定手順は、記事の後半でそのまま解説します。

🎨 ② Imagine MCP|無料枠あり・画像も動画も音楽も
Imagine.Artの公式MCPです。 AIに不慣れな方の「最初の1個」として最有力です。
ここがすごい
こちらもAPIキー不要。コネクタ登録+サインインのみ
画像生成、動画生成(Seedance 2.0・最大10秒)、背景削除、4倍アップスケール、音楽生成、残高確認の6ツール
無料枠が1日100クレジット(クレジットカード登録も不要)
「画像を作る→背景を消す→動画にする」を1つの会話で連続実行できる
正直な注意点
無料枠を超える利用は有料プラン(年払いで月9ドル=約1,450円※)が必要です
🧰 ③ fal MCP|1,000種以上のモデルを1本で
fal.aiの公式MCP。FLUX、Kling、Lumaなど1,000種類以上のモデルにアクセスできます。
ここがすごい
モデル検索・実行・料金確認まで9つのツールで完結
「背景削除に最適なモデルは?」と聞けば、AIがモデル選びから提案してくれる
サーバー利用は無料。支払うのは生成した分だけ
正直な注意点(ここ重要です)
fal公式ドキュメントによると、Claude.aiとClaude Desktopのカスタムコネクタが要求するOAuth認証にfal側がまだ対応していません
つまり現状はClaude Code(開発者向けツール)などでの利用が前提です
「ふつうのClaudeアプリで使いたい」方は①②を選びましょう
🎥 ④ Kling MCP|リップシンクまでできる"編集スタジオ"(コミュニティ製)
高品質動画で人気のKling AIを、Claudeからフル操作できる非公式(コミュニティ製)MCPです。
ここがすごい
動画生成だけでなく、リップシンク(=音声に口の動きを合わせる機能)、バーチャル試着、エフェクト追加まで13以上のツール
生成物はPCに自動保存される
最新版はKling 3.0系など新しいモデルにも対応
正直な注意点
Kling APIのアクセスキーとシークレットキー(開発者向けのAPI契約)が必要です
通常のKlingアプリの課金とは別枠なので、契約前に必ず確認を
🖥️ ⑤ ComfyUI MCP|自分のGPUをClaudeが操縦(コミュニティ製)
画像生成の上級者に人気のComfyUI(=部品を線でつなぐ工作キットのような生成ツール)を、 Claudeが直接操作できるようにするMCPです。
ここがすごい
「Fluxで画像を作る流れを組んで」と日本語で頼むと、Claudeが部品の配置から実行までやってくれる
自分のPCのGPUを使うので、生成し放題(電気代以外は無料)
ローカルだけでなくクラウド版ComfyUIにも対応
正直な注意点
そもそもComfyUIが動くゲーミングPC級のマシンが前提
初心者向けではなく、「すでにComfyUIを触っている人」の強化パーツです
▼ComfyUIの基礎はこちらの記事でも解説しています
🖼️ ⑥ Stability AI MCP|"言葉で画像編集"に特化(コミュニティ製)
Stable Diffusionで有名なStability AIのAPIを使う非公式MCPです。
ここがすごい
「画像を作って→赤い車を青に替えて→背景を消して」のような連続編集が会話だけで完結
SD3.5での生成、アウトペイント(=画像の外側を描き足す機能)、部分置き換えに対応
料金が明朗:登録時に25クレジット無料、以降は1クレジット0.01ドル(約1.6円※)。高品質画像1枚あたり約3クレジット=約5円
正直な注意点
APIキーの発行が必要(Stability AIのサイトで数分)
コミュニティ製のため、公式サポートはありません
⚙️ ⑦ Replicate MCP|オープンソースモデルの実験場
数千のオープンソースモデルを試せるReplicateの公式MCPです。
ここがすごい
「最新の画像アップスケーラーを比較して」のようなモデル探し自体をAIに任せられる
推奨は接続が簡単なリモート版(mcp.replicate.com)
正直な注意点
話題の「Code mode(=AIがコードを書いて一気に処理する実験機能)」は、 現時点ではローカル版限定です
比較まとめ|7つを一覧で
Runway MCP(公式)
得意:プロ品質の動画生成
設定難易度:★☆☆(コネクタ登録のみ)
費用:Runwayクレジット(プランでモデルが変わる)
Imagine MCP(公式)
得意:画像・動画・音楽の入門セット
設定難易度:★☆☆(コネクタ登録のみ)
費用:無料枠1日100クレジット/有料は月9ドル(約1,450円※)〜
fal MCP(公式)
得意:1,000超モデルの使い分け
設定難易度:★★☆(Claude Code前提)
費用:生成分のみ従量課金
Kling MCP(コミュニティ)
得意:リップシンク・試着など動画演出
設定難易度:★★★(API契約+設定ファイル)
費用:Kling APIの従量課金
ComfyUI MCP(コミュニティ)
得意:ローカルGPUでの自由な生成
設定難易度:★★★(ComfyUI環境が前提)
費用:基本無料(自前マシン)
Stability AI MCP(コミュニティ)
得意:会話だけの連続画像編集
設定難易度:★★☆(APIキー+設定ファイル)
費用:1枚約5円※〜
Replicate MCP(公式)
得意:オープンソースモデルの発掘
設定難易度:★★☆
費用:生成分のみ従量課金

始める前に知っておくべき3つの注意点
① MCP自体は無料でも、生成には各サービスの課金が必要です 「つないだら無料で作り放題」ではありません。 どのサービスも、生成のたびにクレジットやAPI料金を消費します。
② カスタムコネクタは無料プランでも使えます(ただし1個まで) Claudeのカスタムコネクタ機能は、無料プランを含む全プランで利用できます。 無料プランは登録できるコネクタが1個までなので、まずは①か②を1つだけ試すのがおすすめです。
③ 設定ファイル方式はClaude Desktop限定です claude_desktop_config.jsonを編集するローカル方式は、 パソコン版のClaude Desktopでのみ使えます。ブラウザ版では使えません。

実践編①:Runway MCPをつなぐ(所要5分)
ここからは、実際の手順です。 迷いやすいポイントに絞って解説します。
手順
Runwayの公式サイトでアカウントを作成する(プランは後から変更可能)
Claudeを開き、**「Customize(カスタマイズ)→ Connectors(コネクタ)」**へ進む
カスタムコネクタの追加画面で、URL欄に次を入力 https://mcp.runwayml.com/mcp
「Add(追加)→ Connect(接続)」を押し、Runwayアカウントでサインイン
チャットに戻り、テスト指示を送る
最初のテスト指示(コピペOK)
Runwayを使って、5秒の短い動画を作ってください。
内容:朝の光が差し込むカフェで、湯気の立つコーヒーカップのアップ。動画が会話内に返ってきたら接続成功です。
なお、生成のたびにRunwayのクレジットを消費します。 残高はRunwayのアカウント画面でいつでも確認できます。
実践編②:Imagine MCPをつなぐ(所要3分・無料で試せる)
手順
imagine.artで無料アカウントを作成(クレジットカード不要)
Claudeの**「Settings(設定)→ Connectors → Add custom connector」**を開く
名前を「Imagine MCP」とし、URL欄に次を入力 https://mcp.imagine.art
「Add → Connect」を押し、imagine.artアカウントでサインイン
まず残高を聞いてみましょう
最初のテスト指示(コピペOK)
Imagineのクレジット残高を教えてください。
そのあと、白い背景に置かれたガラスの香水瓶の商品写真を1枚生成してください。さらに続けて、こんな連続指示もできます。
いま作った画像の背景を削除して、
その画像をもとに5秒の動画にしてください。生成 → 背景削除 → 動画化が、1つの会話で完結します。 これがMCPのいちばんの気持ちよさです。

動かないときのチェックリスト
つまずいたら、この順番で確認してください。
接続まわり
URLの打ち間違いがないか(末尾のスラッシュや余分な空白に注意)
チャット画面左下の「+」→ Connectorsで、コネクタがオンになっているか
認証まわり
サインイン画面が途中で閉じた場合は、コネクタを一度削除して再追加
それでもダメなら、ブラウザのCookieを削除してやり直し
課金まわり
クレジット残高が切れていないか(Claudeに「残高を教えて」と聞けます)
Runwayの場合、プランによって使えるモデルが違う点も確認
まとめ|まず1つだけ試してみてください
7つ全部を触る必要はありません。
今日やるのは、Imagine MCPを1個つなぐだけ。 無料枠の範囲で、Claudeに画像を1枚作らせてみてください。
「会話の中で画像が届く」体験をした瞬間、 ツールを行き来していた時間が、ぜんぶ制作時間に変わります。
※本記事の情報は2026年7月4日時点の各社公式ドキュメント・公式発表に基づいています。料金・機能は変更される場合があるため、利用前に必ず公式サイトをご確認ください。
※記事内のドル金額は1ドル=約161円(2026年7月3日時点・日経電子版の為替レート)で換算しています。
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